抗がん剤治療が始まる直前の7月1日、乳房MRI検査を受けました。
6月18日の診察の際、主治医による事前の抗がん剤治療についての説明の中で、このMRI検査は治療前の現在のがんの大きさを把握するのに必要であると言われました。
その後の抗がん剤投与でどれくらい効果があるのか把握できる、と。
そして問診票・同意書に記入。
喘息があると検査を受けられないこともあるとか。
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6月24日。
外来化学療法センターの看護師さんによる化学療法の説明を聞いていて、自分の大きな間違いに気がつきました。
このMRI、以前PET-CTを受けたクリニックに行くものだと思い込んでいました。
危うくかなり離れたクリニックまで行ってしまうところでした。
看護師さんに
「3時半の予約なのでその15分前に外来受付で受付を済ませてください」
と言われ、
「〇〇クリニックじゃないんですか?」とお聞きすると、予約票を確認の上、
「ここですね」
と一言。
最近こういったうっかりがわりとあります。
もともと早合点しがちなのですが、輪をかけて…。
もしかしてコレって、コロナの後遺症・ブレインフォグ?
とにかく場所と日時を再確認できたのでヨシ!
当日。
特に食事制限などはなく、午後3時過ぎということもあり、外来受付も人はまばら。
そのまま放射線科へ。
予約時間より少し早かったので待合室でしばらく待っていたら、何人か来られました。
ようやく名前を呼ばれて中に入ると、上半身は全部脱いで検査着に着替えるようにという指示。
荷物はロッカーに入れ、金属のものは一切身に付けないようにとのこと。
今までこの病院で実際に検査室に持ち込ませたものとして、メガネや時計、磁気カードなどが挙げられていました。
私は昨年暮れに大腸内視鏡手術で体内クリップが入っていて、それが排出されたかどうか不明ですが、今回は乳房のみなのでセーフ!
意外なところでは、ヒートテックがアウトだそうです。
といった説明イラストを見ていたら、検査技師さんとは別に看護師さんがいらして、造影剤注入。
その時つけていたマスク、鼻のところにワイヤーが入っていたので、それも外すことになりました。
MRIは放射線でなく、磁気で調べるので被曝の心配はないのですが、金属によるダメージはかなり大変そう。
増毛パウダーだと頭皮に火傷の可能性もあるとか。
ということは、ウィッグをクリップで止めていたらそれも外さなくてはいけないということですね。
いよいよ検査室の中へ。
入口すぐの壁にロッカーの鍵をかけ、検査台に乗りました。
ここから検査技師さんが男性から女性に交代。
検査着の紐をほどいて前をはだけ、検査台の中の左右に穴の空いたところに乳房を入れます。
技師さんが「高さを調整します」と言って何かしていました。
これって、その厚みの分よりふくらみの足りない場合はどうなるのでしょうね。
なんて事を考える余裕がまだありました。
両手を上げてあとはもうなすがまま。
うつ伏せなので何をされているのか全然わかりません。
噂に聞く「大きな音が聞こえますのでヘッドフォンを付けますね」と、ヘッドフォンを装着。
「30分ほどかかりますが、絶対動かないで下さい」
との注意。
うつ伏せといっても、顔と台の間にはかなり距離があるので、呼吸は普通にできるし楽勝✌と思ってました、この時は。
そして技師さんが再び男性に代わり、検査が始まりました。
噂通りの轟音。
一体何の工事ですか?
でもPETほどは行ったり来たりはしませんでした。
が!!
左右の乳房は穴の中に収まっているけれど、間にある胸骨が当たる部分にはなんのクッションもない!
めちゃ痛い!
だれ?MRIが痛くないって言ったのは!!
これ、骨が痛いヤツ!
動くなと言われても少しでも楽な方に動かしたい!
もう音なんか聞こえない、ひたすら痛い!!
と思ってたのに。
なぜかウトウトしてたようです。
痛さにも轟音にも勝つ眠気って…
長いような短いような時間が終わり、終わりました、と声をかけられ起きようとしたところで待ったをかけられました。
再び技師さん交代。
女性技師さんがいらして、検査着を着るように言われて、紐を結びなおし、そして外へ。
ロッカーの鍵をあけ、着替えたところで精算書を渡され終了。
精算受付に渡して、あとはポイ活。
カードで支払っておしまい。
今回は検査のみだったのでサクサクと進みました。
おそらく今後も何回か受けることになるだろう、乳房MRI。
予習ができました。
ウィッグ、インナーキャップとも金属の使われていないものにする。
胸骨が痛いのは覚悟しておく。
自費診療だとかなり高いのですが、今回は保険診療なので8450円でした。
さぁ、いよいよ始まる抗がん剤治療!
初回は入院、帰って入院準備やで!