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春日小学校

春日町

木版画同好会「ばれんの会」

駒井峯子

 

昭和32年4月仮称守口市立第7小学校として創立したが、守口小学校、滝井小学校の教室を利用しての授業であった。昭和32年8月、校名を守口市立春日小学校と決定し、同年9月、当時の守口市立京阪高等学校があった現在の地に開校した。

 

今年で創立41年の我が母校は、今も当時の面影を残しながら堂々として時を刻んでいる。今、改めて門の前に立つと、あの時堂々と見えた門が少し小ぶりに見える。私の子供達も今、この学校に通っているが、当時の私のように感じただろうか。この門の左横に桜の木が一本あるが、4月の入学式の頃には満開になる。そして、入学式には、花びらの舞うなか、新1年生が門をくぐる。その向こうには、うっそうと繁る楠(くすのき)と銀杏(いちょう)の木が体育館を包み込むかのように立っている。うすら覚えではあるが、この木々達の下にある小山を在校当時に土を運んで作った事がある。その時にこの木々達は植えられたのだと思う。樹齢は40年以上だろう。学校の右横には、守口市立第3中学校がある。校舎と給食室が塀の役目を果たしてると言える。また、門を出て右へ、100メートルも歩かない所に京阪電鉄土居駅がある。この立地条件の良さは守ロー番ではないかと思う。

上山正幸

(小春町)

転載:守口守口市民憲章制定25周年記念木版画集『守口百景』
作成:守口市木版画同好会ばれんの会1998年
テキスト入力:元市民憲章副会長 はまがみ