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滝井小学校
文園町
木版画同好会「ばれんの会」
種池博
昭和6年、守口尋常高等小学校より分離。北河内郡守口第2尋常小学校として開校、昭和9年の室戸台風により校舎が全壊したが、昭和11年鉄筋3階建の現校舎が完成。
滝井小学校は、大正12年守口尋常高等小学校の分教場として開設され、昭和6年守口尋常高等小学校から分離、大阪府北河内郡守口第2尋常小学校となりました。昭和9年の室戸台風で校舎は全壊。児童、職員に被害はなく、一時期、私立守口幼稚園を仮校舎として、二部授業が行われました。昭和11年鉄筋コンクリート3階建の新校舎の完成と同時に、私はピカピカの1年生。胸をふくらませて先生の後ろから校舎の見学。一人も犠牲者をださなかったご褒美にこの校舎をいち早く建ててくださったとのこと。水洗便所、理科室の上下に動く黒板、音楽室の防音装置、3階までのスロープ、何もかも目新しく誇らしい物でした。60数年を経た今、子供、孫と三代がこの伝統ある学校にお世話になり、いつまでも母校に愛着と誇りをもっています。
宮本美知子
(滝井元町３丁目)
転載：守口市民憲章制定２５周年記念木版画集『守口百景』
作成：守口市木版画同好会ばれんの会1998年
テキスト入力：元市民憲章副会長 はまがみ
（滝井元町3丁目）