キャトルレーヴ宣伝部長・望海風斗 | 百花繚乱

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駆け出し東宝組。宙から花のように降る雪多めに鑑賞。

2017年お正月スペシャルでの「キャトルdeデート」の 惨状がまだ記憶に新しいキャトル・コーナー。

大きな声じゃ言えないが、あのとき、あまりの娘役さんの扱いのまずさに 

 

「だいもん・・・誰が嫁にくるわからないが夫婦仲大丈夫か・・」 

 

と仲人のおっさんのようないらぬ心配をしたほどだ。

 

 

しかし、今回のキャトルレーヴ宣伝部長・望海部長の、いきいきした仕事っぷりったらなかった。

まさしく適材適所。

なんたって、おすすめする商品、ほぼほぼ、自分で使ってますからね。

そして宣伝が、超・具体的

 

コースター→楽屋の化粧前で使ってる

マスキングテープ付箋がはがれやすいときに、マスキングテープでダメ押しする (そうまでしても付箋使う)

公演バッグ→下に置いても  「立つの!!」 (大声)、 全国ツアー移動時にガラガラ(スーツケース)の上に置ける

レザーコインケース→最近小さい財布が流行ってるから、もう一つコインケース必要。

 

まさに 実用性一辺倒 。

傘にいたっては、「凱旋門ごっこできる」 「持って踊れる」 という、ヅカごっこのための実用性までコメント。

 

 

ハッピーでキュートなイメージ戦略なぞせず、ひたすら実用性と必要性の強調

「その商品を買ったら、自分の生活がどのように豊かになるのか」 という使用感の具体的なレポ

これ、ジャパネットタカタと全く同じ宣伝手口

やばい、これ、売れまくるやつ。

 

デザインの可愛さに触れたのは、トータル5秒なかったからね?

時計と革ケースのメンズものなんかの時に、「おしゃれ」 とつぶやいていたが、はしゃぎ感ゼロ

せっかく白レースシャツに紺のスカート、緑のイヤリングに美しい編みこみ、という満点娘役スタイルのひらめちゃんが横に待機してるっていうのに、ほぼ飼い殺し。

娘役の伝統芸 「かわいいーードキドキ」「素敵――キラキラ」 というコーラスをちっともいれさせず、ひたすら利便性を強調したプレゼンを続ける望海部長。

 

あまりに真剣にプレゼンしすぎて、思わず寄る眉間のしわ

 

コインケースって、必要だなって思ったの」 (←しわ)  

 

ちよっとトップさん、男役の必殺技 ・「眉間のしわ」の使いどころ、大幅に間違ってますよ?!

 

 

望海部長の、商品を持つときのしぐさが超・綺麗

公演バッグの扱い慣れすぎてて、もはやエルメス店員さんの白い手袋を思い出した。アパレルいける。

タオルをプレゼンするときも、絵柄をきっちり正面に、タオルの柔らかさを強調するしなやかな手つきよ・・  (多分指が長い)

ベルベットのように丁寧に優雅に扱われて、コットンタオルもさぞうれしかろう

  

 

 それにしても今回、すんばらしく段取りがよかったんだけど、誰、脚本書いたの。 (きゃびさま疑惑)

 

・だいもんのコースタ- →乗せるものが必要→ 夏場の水分補給・ボトル 

公演バッグ→ プログラム →傘  「パララ」鼻歌尽き (ソフト美声)  →からの、雨にぬれたら 「タオル!」 

 

と、まるで無駄がない。

 

部下の人選もよかった。

はちゃめちゃ女子力高いであろうに、部長にあわせてすぐ、落ち着いたアシスタントポジをとったひらめちゃんはできる子

 

そして、たっちー(橘幸)アジリティ、ハンパない。  

「素晴らしい!!」「さすがですっ」  という絶妙の合いの手、キレのあるよいしょ拍手。

年末大売出しの時とかハッピ着てがんがん客キャッチしてくれるんでしょ? 知ってる。

確かこないだまで有明製薬にいたよね?

 

なんと言っても質問力の高さ、コメント力の高さ!!  P.S いつか スカイレポーターズよろしく。

実はとてつもなく美人さんなのにどの作品でも振り切った役者ぶり、いつもありがとう。(誰)

 

 

新企画・キャトルレーヴの商品を選んで、ディスプレーをつくるというのはいい企画だなー。

ていうか、これ、自宅でもできることに気づいてしまった。

多分seriaとかにアクリルディスプレイとか売ってる。

そして具材は当然たんとたんと家にある。

 

 

ディスプレーのPOPを書くとき、巷で噂の望海画伯がたっちーとひらめちゃんの似顔絵を描いていたのだが

え、だいもん・・・・むしろ、 うまくなった。

(相当失礼)

 

あんなにモデルを凝視した成果がどこに発揮されているのかはいまひとつわからないが、絵に一抹のあたたみが出てきたというか、かわいげがでてきたというか、本当に似顔絵かなり描いたことがうかがえる。

 

 

 

2016年、「(天海さんの日記のこと雪組のみんなは) 知らないと思うけど」 なんて言っていた初回キャトルレーヴから、今や自分の記念グッズダイアリーも販売され 、NHKBSで「天海さんに語りかける日記を書いていた」 とドキュメンタリータッチで真面目なナレーションを入れられ

 

 「そんなことあるっ??」 (カメラ目線どアップ) (顔圧)  

 

のセルフパロディまできっちり入れ込んでくるだいもん。

 

「だいもんwww」のヲタネタが、いまやほとんど美談化

そのうちNHKラジオ深夜便とかに乗せられそうな勢い。

時が経ったんだねえ・・・

 

 

 

LOCK ONでご自身でも言っていたけど、琥珀やひかりふるの時と比べると、今は明らかにいい意味で力が抜けているように見える。

組子達と楽しそうにしている自然なたたずまいを見ると、よかったなあ、としみじみ思う。

自然体になって目減りしなくなった力は、舞台にそのまま、いやそれ以上に上乗せされるはずだから。

だって、だいもんだから。

「宝塚の歴史に刻まれる作品を、今の雪組でつくりたい」 という言葉が真実になる日の末席に、居合わせたい。

 

 

 

しかし、コースター、日比谷キャトルではあっという間になくなり、再入荷の知らせを受けて行っても、またすでになかったんだけど、この放送で確実に入手は不可能になりましたね・・・

 

 

次のだいもんグッズは、付箋希望です。

 

 

 

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