令和6年7月1日(月)

 

 おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。

 

 きょうから7月ですね?  今月もまた、様々な行事や記念日などがあり、忙しくなりそうです。 

 

 きょう7月1日は「半夏生」です。 「雑節」の一つで、「半夏」という生薬のもとになるサトイモ科のカラスビシャク(烏柄杓)が生える頃。また、カタシログサ(片白草)とも呼ばれるドクダミ科の「ハンゲショウ(半化粧)」という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているように見える頃ともされています。


                     

         ハンゲショウ(半化粧)        カラスビシャク(烏柄杓)    

 

 「半夏生」は、七十二候の一つ「半夏生」から作られた暦日で、かつては「夏至」から数えて11日目としていましたが、現行暦では太陽黄経が100度のときを言います。 近年では7月1日または7月2日と年によって異なり、2024年(令和6年)はきょうの7月1日(月)にあたります。

 

 この頃に降る雨のことを「半夏雨(はんげあめ)」と言い、大雨になることが多いです。 農家にとっては大切な節目の日で、この日までに「畑仕事を終える」「水稲の田植えを終える」目安で、この日から7月7日の「七夕」までの5日間は休みとする地方もあります。

また、この日は天から毒気が降るとも言われ、井戸や泉に蓋をして毒気を防いだり、この日に採った野菜は食べてはいけないとされています。

 

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誕生日占い

   【7月1日生まれ】

                                                        

性格・特徴

 性格に表裏がなく誰に対しても同じように接することができます。 一見八方美人に見えがちなのですが所作や言葉選びに独特のセンスがあり、周囲にいる人を不快にさせることはありません。
礼儀正しく常識人という特徴もありますが、そこは年下の人や後輩の人にも決して差異はありません。 よって尊敬の念を持たれやすく、信頼度の高い人間関係を築くことができます。 また好奇心が強く、直感的に行動してしまうことがあります。
一度興味や知識欲が湧くととことん追い求め、どんどんと自分の中でそれが蓄積されていきます。 センスやユーモアが豊かなのは、そういった一面も影響しているのでしょう。
 しかし他者からの評価が気になったり、他者から評価をしてほしいという願望も強く持っています。 所謂承認欲求が強いため、話し相手からのちょっとしたリアクションにも神経を尖らせてしまいます。 結果としてそれを気にし過ぎて落ち込んでしまうこともあるなど、意外と繊細な部分を持っているのも大きな特徴かもしれません。

 

恋愛・結婚

 一途に同じ人と長く付き合える傾向にあります。 誰に対してでも優しく楽しい接し方ができるという点で、嫉妬深いパートナーを選ぶと苦労するかもしれません。
自分ではそんなつもりはなくてもパートナーには浮ついているように見られてしまうことがあり、そこが難点と言えます。
 しかし真面目で常識的な性格は恋愛や結婚の中でも好材料で、惚れるよりも惚れられる経験の方が豊かになるでしょう。
注意したいのは、恋人や配偶者の気持ちをついついしつこく確認してしまうことです。 ちゃんと好かれているかどうかや魅力的に見えているかどうかなど、定期的に確かめたくなる願望に襲われます。 そのやり取りを何も言わずに付き合ってくれる人と出会えれば、きっと幸せな時間を過ごせるはずです。

 

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きょうの1枚

     "「映画の世界みたい」"

 

              

 

 人は、夜景やイルミネーションといった、暗闇でキラキラと輝く光に惹かれてしまうものです。 美しい光景を目の当たりにすると、日常の小さな悩み事なども吹き飛ぶでしょう。 そんなキラキラとした景色は、人工的な光だけでなく、自然の神秘が見せてくれることもあります。

 

 2024年6月、写真家の Yuji Shibasaki さんはある光景をカメラに収めるため、山林に向かいました。 そこで奇跡的に撮影できた1枚に、「感動」の声が多数上がっています。

Yujiさんが添えたコメントとともに、上の写真をご覧ください!

「無数のヒメボタルが飛び回り、『黄金の絨毯』になっているではありませんか!

奥まで黄金の光が広がっていて、幻想的な景色にうっとりとしますね」。

 

 Yujiさんによると、この写真は2~3時間ほどカメラを回しっぱなしにして撮影し、比較明合成して完成した1枚だといいます。

カメラの技術と奇跡的なタイミングによって撮影できた、美しい1枚の『作品』には、絶賛のコメントが多く寄せられました。

 

 物語の中に出てきそうな、幻想的なヒメボタルの写真ですね?

眺めているだけで心が浄化されていくような感覚になります。

 

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   日本百名山

    「八経ヶ岳」テント泊コース」

             

 関西の山へ登るのはあまりないのですが、その中でテント泊をしながら縦走できる場所は限られています。なので、どこの山に登ろうかといつも悩んでしまいます。 

テント場はできれば山小屋の近くにあれば、安全で、水の調達もしやすいのですが、なかなか見つかりません。  

 奈良県の「八経ヶ岳」は、関西で数少ないテント泊のできる山です。 山小屋があり、売店も利用できます。

 そんな八経ヶ岳をロングトレイル気分で味わえる穴場ルートをご紹介します。

 

      

       八経ヶ岳山頂       

 

 「八経ヶ岳」は、奈良県天川村にある標高1915mの山です。 日本百名山のひとつに数えられています。 7月頃には国の天然記念物「オオヤマレンゲ」が咲くことでも知られている有名な山です。 

 週末は県内外から多くの登山者が訪れ、「行者環トンネル西口」にある駐車場は、朝早くから満車になってしまうほど、人気の山です。 

「行者環トンネル西口」から「八経ヶ岳」へのルートは日帰りが可能です。

            

          

 

■登山ルート


 きょうご紹介する「川合八経ヶ岳ルート」は、往復距離が約23.8kmで、所要時間は登り約6時間、下り約5時間のロングルートです。しかも、テント泊装備での登山となると、相当な体力が必要となります。 

ですが、このルートは距離が長い割に登山道はゆるやかな道が多く、ロングトレイル気分で樹林帯の中を鳥のさえずりを聞きながら歩けます。

 

                

 

 川合登山口から八経ヶ岳に登り、弥山小屋前にてテント泊。下りは八経ヶ岳~明星ヶ岳を経由して川合登山口に戻ります。 

1日目:約6時間

 川合登山口→3:00→栃尾辻→2:00→狼平→1:00→弥山小屋

2日目:約5時間

 弥山小屋→0:30→八経ヶ岳→0:20→明星ヶ岳→2:00→栃尾辻→2:00川合登山口 

 

⑴.川合登山口から栃尾辻へ 

 5月下旬の午前6時、標高約600mの川合登山口から登山開始です。

登山口から避難小屋のある「栃尾辻」までは約3時間です。針葉樹林帯の中をひたすら登っていきます。 早朝の涼しい時間帯で、暑くなる前に登り切りたい場所です。 

 栃尾辻に着くとそこには、扉のない土の地面がむき出しの避難小屋があります。

中は薄暗いので、小屋の外でしばらく休憩。「弥山小屋」までは、残り約半分の3時間ほどです。そして、ここからは緩やかな樹林帯の中をロングトレイル気分で歩ける、ルートです。

 

     

      新緑の樹林帯の中を歩く

 

⑵.栃尾辻から狼平を経て弥山小屋へ 

 栃尾辻から先は多少のアップダウンはありますが、広葉樹林の平らでゆるやかな登山道をのんびりと歩きます。「高崎横手出合」で登山道は二手に分かれますが、どちらからでも弥山小屋にたどり着けますが、今日は距離の短い「狼平避難小屋」経由のルートを行く事にしました。 

 高崎横手出合から約20分ほど下り、橋を渡ると狼平へ到着します。避難小屋のまわりにはベンチがあり、すぐ横手には川が流れています。河原へ下りて汗ばんだ手や顔を冷たい水で洗うと、熱った体が冷やされ気持ち良い! 小屋のまわりはテント場にもなっているようです。

 

 休憩の後、弥山小屋までの最後の登りを開始しました。 終わりの見えない長い階段が続き、心が折れそうになる。それでも弥山小屋で買える缶ビールを楽しみに、一歩一歩ゆっくりと足を前に進めます。 

 長い木製の階段を上り切った後、しばらく歩くと右手に八経ヶ岳が見えてきます。 ここまでくれば、あと少し。狼平から1時間ほどで弥山小屋に到着しました。

 

           

            弥 山 小 屋

 

⑶.弥山小屋のテント場

 「弥山小屋」の受付で番号札と引き換えにテント代1,000円(1人分)を支払います。札はテントの目立つ位置に貼っておきます。 水は量り売りで1L100円。屋外にトイレも完備され、下は草地でやわらかくペグも打ちやすいです。

 

      

        テント場

 

 弥山小屋から上り5分の場所にある弥山山頂(1,895m)からは日の入り(夕日)が見え、また小屋の東側からは日の出が見えます。 テント泊としては最高の場所です。

 

 《弥山小屋》情報

  住所:〒638-0303 奈良県吉野郡天川村北角158 

  電話:090-2223-1332

  (4月下旬~11月中旬まで営業)

 

 弥山小屋から八経ヶ岳までは、ここから往復約50分、一旦下って登り返さなければなりません。軽い装備で往復するのもよし、八経ヶ岳を経由して、高崎横手出合まで戻るのもよい。

 今回は、翌日に八経ヶ岳~明星ヶ岳経由で下山するため、テント設営後は自由時間。 売店で買った缶ビールを飲みながら山メシを作り、日の入りまでのんびり過ごしました。天気がよく、日の入りと日の出の両方が見られ、最高のテント泊となりました。

 

⑷.2日目(下り)弥山小屋~川合登山口

 2日目の早朝、朝食を食べ、テントをたたんで、下山を開始です。まずは「八経ヶ岳」を目指します。弥山小屋から一旦下って登り返します。 途中、天然記念物「オオヤマレンゲ」の保全のための囲繞地に入ります。 最後の急な鎖場を登りきり「八経ヶ岳」山頂に到着です。 この日も晴れで周囲の山々もよく見えました。

さらに明星ヶ岳、そして栃尾辻を通り川合登山口まで無事に下りきりました。

 

それではまた!

自称 アルピニスト より