令和6年6月3日(月)

 

 おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。

 

 きょう6月3日の記念日は「世界自転車デー」。 2018年(平成30年)4月の国連総会で制定されました。

 

          

 

 この国際デーは、アメリカの社会学教授であるレシェク・シビルスキー(Leszek Sibilski)による草の根運動から始まりました。 そして、最終的にはトルクメニスタンなど56ヵ国の支援を得て、国連総会において決議が採択され、この日が「世界自転車デー」として宣言されました。

 自転車は単純で、手頃な価格で、信頼性が高く、清潔で、環境に優しい持続可能な交通手段です。 また、自転車は発展のための道具であり、単なる交通手段だけでなく教育・健康・スポーツにも役立ちます。

自転車と利用者の間に生まれる相乗効果は、創造性と社会性を促進し、利用者に地域環境への意識を促します。 自転車は持続可能な交通手段の象徴であり、持続可能な消費と生産を促進するという前向きなメッセージを伝え、気候にも良い影響を与えています。

                                                

 このような特徴を持つ自転車の普及を促進するため、この国際デーは祝われています。 まだ制定されて間もない記念日でありますが、上の画像のようなロゴマークやハッシュタグ「#June3WorldBicycleDay」が使用されていることを確認できます。

 

 

 きょう6月3日には、6つの惑星が並びます。今日の早朝に、水星、火星、木星、土星、天王星、海王星の6つの惑星が空に並びます。 これを「惑星直列」と言います。

水星、火星、木星、土星は肉眼で見えますが、海王星と天王星は望遠鏡や高倍率双眼鏡が必要です。

夜明け頃には東の空から西の空にかけて6つの惑星が並んで見えます。

 

            

 

 このブログが更新される頃には既に終わっておりますが、今朝の早朝に「惑星直列」を観た方はいらっしゃりますか? 見た方はラッキー!ですよ! 6月は何か良い事があるかもしれませんね?

 

① 黄色がかった土星は、1.1等級で深夜から夜明けにかけて〈水がめ座〉の位置で輝き、肉眼で見ることができます。

⓶ 海王星は、7.9等級で〈うお座〉にありますが、見るには高倍率双眼鏡が必要です。

③ その後、1.0等級の赤みがかった火星が昇ってきます。〈うお座〉に位置し、肉眼で見ることができます。

④ さらに夜明け頃には、5.8等級の天王星、-2.0等級の木星、そして-1.4等級の水星が東の地平線に現れます。

 

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誕生日占い

   【6月3日生まれ】

                              

性格・特徴

 思い込んだら一直線で、何事にもとことん没頭することができるタイプだと言えます。 行動力があるだけではなく、チャンスを逃さないようにスピーディーに動くことができるでしょう。
 高い理想を持っていて、理想の自分に近づくためには努力を惜しまないです。
大きな夢物語を描くのではなく、リアリストなので確実に達成できるような目標を設定し、真面目に勤勉に理想を叶えていきます。
 感情が顔に出やすいので、周囲からは分かりやすい人だと思われることが多いです。 語気が強くなってしまうこともありますが、周囲にはあなたの気持ちが良く伝わっているため、トラブルになることも少ないと言えます。
根っからの仕事人間であり、工夫や努力を惜しまずに働くはずです。
 仕事はもちろんですが、恋愛や家庭でもリーダーシップをとり、率先して様々なことを進めていこうとします。
亭主関白やかかあ天下、独りよがりなどにならないように意識しておくと上手くいくでしょう。

 

恋愛・結婚

 恋愛では素直さをストレートに出すことができます。 惚れっぽくて熱しやすいところがあり、かなりの恋愛体質だと言えるでしょう。
好きになった人がいれば、相手に向かって真っすぐに突っ走りやすいですが、強引になることが多いので注意が必要です。
 

 交際でも結婚でも、自分の意見を押し通そうとしないことが大切だと言えます。
相手の気持ちを汲み取る力はあるのですが、自分の考えを通したいという思いが強いので、相手を蔑ろにしてしまうと別れなどに繋がる可能性もあると理解しておきましょう。
パートナーのことを知りたいと思うあまり距離感を間違ってしまう可能性もあるので、束縛しすぎないように気をつけておくことも非常に大切だと言えます。

 

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きょうの1枚

            "「宝の山」磐梯山山開き " 

 

            

 

 猪苗代、磐梯、北塩原の3町村にまたがる磐梯山(標高1816m)の山開きが5月26日に行われました。 福島県内外から訪れた登山者が晴れ渡った空の下、「宝の山」の頂を目指しました。 

 今年は雪解けが早く、登山路に残雪はほとんどない状態でした。登山者は猪苗代や八方台などの各登山口から入山し、岩肌を越え、高山植物を眺めながら歩みを進めました。 山頂に到着した登山者は、猪苗代湖や桧原湖などを見下ろす絶景をスマートフォンなどで撮影し、充実感に浸っていました。 

 

 磐梯山は初登頂という新潟市の看護師神田さんは「急斜面の登山道が多くてつらかったが、その分登頂した達成感が大きかった。山頂からの絶景に感激し、登山道に咲く花もきれいだった」と声を弾ませていました。

 

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平安時代は

 一夫多妻制?それとも一夫一妻制?

             婿入り婚の真実

 

 

 大河ドラマといえば時代は、戦国、江戸、幕末、テーマも武将や智将の「合戦」が中心でした。 今年の大河ドラマ「光る君へ」で注目を集めるのは、平安時代 ‼

なぜ今、平安時代なのでしょうか ⁈  

 「光る君へ」の時代考証を務める倉本一宏氏は「平安時代はもっと注目されてほしいし、されていい時代。人間の本質を知ることができます」と語っています。 

 その倉本氏は5月21日に、平安京に生きた面白い人々の実像を綴った『平安貴族列伝』を上梓、日本の正史である六国史に載せられた個人の伝記「薨卒伝」の人々や、藤原氏などの有名貴族、あまり知られていない人物までのその生涯を紹介しています。 

 

 今回はその著者の倉本氏の、「平安時代とはどんな時代だったのか?」という記事を見つけたので、ご紹介します。

 

         

     

 

■「一夫多妻制」という誤解  

 

〈 平安貴族のコネを作るにあたり、出世には婚姻、誰と結婚するか、その関係性は非常に人生を左右するんだろうと思いますが、平安時代は「一夫多妻制」だったというのは、本当でしょうか? 〉

 

 これは本当に何度も主張しているのですが、いまだに誤解している人が多いようですが、平安時代は「一夫一妻制」です。 

古文の時間などに、当時は「一夫多妻制」だったとか平気で言う人がいるんですが、これはもうはっきりしています。 

 しかも婿取り婚といいまして、男性が女性の家に婿に入る。

例えば藤原道長が源雅信の家に婿に入ります。 妻は源倫子で、夫は藤原道長、生まれた子供は藤原彰子、藤原頼通で、その子供たちは妻の家が育ててくれて、夫の食事や装束、牛車は妻の家が用意してくる。完璧に婿入りですが、姓は変えません。  

 

 「一夫多妻制」という誤解を生んでしまったのは、おそらく文学作品を読んだ人が、女性のところに男が通って来る、また帰っていくというのを見て、当時の結婚は通い婚なんだな、あるいは他にも女がいるみたいだから「一夫多妻制」なんだと単純に思ってしまったのを、全員がそうだと思ってしまったからでしょう。 これはからくりがわかっていまして、文学を書く女性はほとんどすべてではなく(しょう)だからです。

 

 というのは要するに男を婿にとった人です。それだけがなんです。 例えば『源氏物語』の中でも、光源氏のというのは二人しかいない。 一人は葵の上、もうひとりは女三ノ宮で、紫の上は妻でも妾でもない、同居人です。だから紫式部は賢いので、紫の上に子供を作らせなかった。子供がいると物語がちょっと面倒なことになると。 

 和泉式部にしても蜻蛉日記の作者にしても、相手の男には嫡妻がいて、自分のところへ通って来て…とありますが、そのほうが面白いわけです。 同居する夫との物語を書いても面白くないでしょう。 現代の夫婦と同じなわけです。 身分も安定していますからね。の方はものすごく不安定…あの人は長いこと来てくれないとか、来ないから捨てられたのかしらとか、でも読む人にはそれが楽しいんです。 物語はまず女房が読みますが、女房にも嫡妻の人はあまりいないので、同じ身分の同じ立場の人の「恋バナ」がうけたのでしょう。

 

               

 

 

■『源氏物語』がヒットした理由 

 

 さらに、『源氏物語』がなぜあんなにうけたかというと、光が付き合った人、藤壺や紫の上、明石の君ではない末端の女性、空蝉や夕顔がポイントになります。 空蝉や夕顔は多分、他の人のなんですけど、読んでいる人と登場人物の女性が同じ身分だとすると、感情移入できる。 自分にも光のような人が来てくれるというのが、読者にとっては最大のファンタジーなんだと思うんですね。 いつか自分にも王子様が…という感じで、読んでいたんじゃないかと想像しています。

 

 あくまで『源氏物語』の中心は藤壺や女三ノ宮とか、そういう立派な人たちとの物語で、なおかつ藤壺が産んだ皇子が天皇になっていくという、恋愛小説ではなくて王権小説だと私は思っています。 

 藤原実資の『小右記』や藤原行成の『権記』を読むと、は一時期に一人しかいないんです。 二人ともが死んで、次のと結婚するんですが、それでもいろんな女性と付き合っている感じがしない。の家に婿入りして、そこに養ってもらって、今日はあの女のところへ行くわって、車と衣装を喜んで出すがいるとは思えないんです。  

 

〈 そうなると婿に入れるということが非常に重要な戦略であり、一族が生き残るためにとても大事になりますが、これはどういうふうに決めるんでしょうか? 〉  

 

 親同士が決めることが多いです。 女性の方の親は、あの男を婿にとったらこの家は繁栄するだろう、生まれた子供も偉くなるだろうと。 男の方は裕福な受領の婿になる場合と、権力のある人の婿になる場合があります。 兼家は受領の娘と結婚したので、お金がすごくある。道長は倫子、明子二人とも源氏の立派な血筋の人と結婚して、権力を優先したことになります。 

 当時は、書いている女性も読んでいる女性も政務や儀式の場には立ち入らないので、政治や儀式の話は知らないわけです。 書く方も読む方も恋バナが好き。 僕は古記録を研究していますが、古記録を読んでもらえばいかに当時の貴族が大変だったかとわかるんですけど、なかなか読んでもらえません。なるべく多くの方に古記録を読んでもらえるように、書き下し文をデータベースで公開したり、現代語訳や解説本を出版したりしているんですが、いかんせん、あまり売れないので。 

 

                    

 

 今の大河ドラマ「光る君へ」も、視聴者は政治のあり方よりもやっぱり恋愛ストーリーを喜んでいるようです。 よく考えたら、平安時代の女性と同じじゃないかと思ったりしています。 

 せめてもと思い、NHKの大河ドラマのWEBサイトでこの場面はこの古記録をもとにして…と、なるべく古記録をもとにした粗筋を毎週流してるんですけど、あんまり見てもらえないようなので、今後は史実の部分にも注目してもらえたら嬉しいです。

 

                        ーー 以上、倉本氏談より ーー

 

それではまた!

自称 アルピニスト より