令和6年4月日(日月火水木金土)

 

 おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。

 

 きょうから4月! 4月は出発の月。多くの人がいろいろな場所で今までとは違う 一歩を踏み出します。そんな時嬉しいのがこぼれんばかりに咲き誇る桜です。一輪はささやかですが、いっせいに開けばわき起こる華やかさ。明るさとやさしさが私たちをどんな時も応援してくれ、戸惑う心も励ましてくれます。

 気がついたら桜の花に背中を押されていたんだな、と思うこともしばしばです。まだまだ自由に動き回ることができない春ですが、1年に1度だけ、自然から贈られる華やぎの時を穏やかな心で満喫していきましょう。

 

         

 

 4月は、だれもが心に残る思い出を持っているのではないでしょうか?

学校では新学期、会社では新入社員を迎え人事異動もあって生活の節目に期待と緊張の中で、気分を一新して取り組む時期です。

 3月の別れとはひと味違う喜びと不安を感じることでしょう。心に残る思い出は揺れ動く気持ちの中で作られるのかもしれません。

 

 

 そして、きょう4月1日は、「エイプリルフール(April Fools' Day)」です。

 

 「エイプリルフール」とは " 毎年4月1日にはうそをついてもよいという風習がある記念日 " です。 諸説ありますが、イングランドの王政復古の記念祭である「オークアップルデー」に由来があるとされています。

年に1回嘘をついてもよい日とされている「エイプリルフール」には、いくつかのルールが存在するといわれています。国によってルールの内容もさまざまです。

 

 「エイプリルフール」のはっきりとした起源は分かっておらず、複数の説が由来として挙げられています。

 最も有力なものは、フランスを起源とする説です。かつてのヨーロッパでは3月25日から4月1日まで新年を祝っていましたが、16世紀にフランスで1月1日が新年と定められました。このことに怒った民衆が、4月1日を『嘘の新年』として抗議のお祭りを始め、多くの人が処刑されてしまいました。その後も嘘の新年として祝い続けたことが由来とされています。

 他にも、インドの修行僧が修行から俗世に戻る日であったという説や、キリストの命日である4月1日を忘れないために信者が作ったという説など、いくつかの由来があります。

 

 「エイプリルフール」は、日本でどのような風習となっているのでしょうか?

 

かつての日本には、4月1日を『不義理の日』とする、中国伝来の風習がありました。なかなか会えず義理を欠いているような相手に対し、手紙などで失礼をわびるための日です。

日本で「エイプリルフール」の風習が欧米から伝わったのは大正時代です。直訳の 「4月馬鹿」として、江戸時代から続いていた不義理の日に代わり、全国に広まっていきました。

 現在の日本でも、欧米ほどではありませんが、大手企業などが「エイプリルフール」に合わせて架空の商品紹介やニュースなどを発信しています。

近年は、SNSなどを利用して「エイプリルフール」に合わせた嘘の情報が出回るなど、若者を中心に再注目されています。

 

         

 

 「エイプリルフール」に関しては、「人を傷つけるような嘘をついてはいけない」「嘘をつき返してはいけない」という、各国に共通しているルールがあります。

本来、「エイプリルフール」は、「嘘をついてみんなで笑い合う」というコンセプトが、各国の共通認識です。嘘をつくことで誰かが傷つくような状況は望まれていません。 また、つかれた嘘に対し、嘘を重ねて返すこともよくないとされています。

あくまでもジョークを楽しむ風習であり、嘘を真に受けてしまうと社会が混乱する可能性もあります。

 

 「エイプリルフールに嘘をついていい時間帯は午前中だけ」というルールも、近年各国の間で広がっています。日本でも、SNSなどで話題となっているルールです。

 

 午前中ルールの由来で有力なのが、イギリスを発祥とする説です。イギリスには、『オークアップルデー』という、1660年に始まった王政復古の記念日があります。

国王に対する中世の証として、この日の午前中だけ『オークアップル(オークの実)』を身に着ける風習があり、これが「エイプリルフール」の午前中ルールとしてイギリス国内に広まった後、各国へ伝わっていったといわれています。

 午前中ルールにおいては、「午後にネタばらしをしよう」というコンセプトがあります。笑って終わろうという意識の高まりが、午前中ルールの広まりにつながっているともいえるでしょう。

 

 

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 きょうの1枚は?

       " 神代植物公園「さくらまつり」" 

 

      

        さまざまな桜を楽しめる「さくら園」(昨年の画像) 

 

 先月の3月24日、都立神代植物公園(調布市深大寺元町5)で桜の花が最盛期を迎えるのに合わせて「さくらまつり」が始まりました。

 「さくら園」を中心にした園内各所では、早咲きの大寒桜から遅咲きのサトザクラ類まで約60種類750本の桜が順次、開花します。

その中には同園で見いだされて「神代」の名を冠した品種もあります。神代曙は、「はぎ園」西側に原木があり、ソメイヨシノに似た淡紅色で一重の花が咲きます。

開花時期も近く小ぶりで病気にかかりづらいため、代替種として日本各地で広がり始めています。

 

 

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 「超新星爆発」間近か?

     オリオン座のベテルギウス 再び異変

配信

 

 一等星ベテルギウスは太陽系ほどの大きさの巨大なガスのプルーム(噴流)を持ち、表面に巨大な泡ができています。

 北半球の冬の夜空に見える代表的な星座の1つ、オリオン座の「肩」の位置で輝く 一等星ベテルギウスは、太陽系の最も近くにある赤色超巨星です。

 

        

            赤色超巨星ベテルギウスの姿(想像図)

 

 ベテルギウスは、全天で10番目に明るい恒星と考えられているが、天文情報サイトのEarthSkyやSky&Telescopeが伝えている最新の研究結果によると、ベテルギウスの明るさが1月下旬頃から0.5等低下しています。 超新星爆発が間近に迫っているのだろうか? 

 

 

胸躍る展望 

 

 ベテルギウスは、今すぐ爆発する可能性は低いですが、今後10万年以内には間違いなく「超新星爆発」を起こすことがわかっています。

 恒星の一生の中で、「超新星爆発」は本当に間近に迫っているが、天文学者らは今後の展望に胸を躍らせています。

なぜなら天の川銀河(銀河系)内では17世紀以降、「超新星爆発」は観測されていないからです。  2023年に発表された論文の予測では、ベテルギウスのコア(核)は、300年足らずで燃料の炭素を使い果たし「超新星爆発につながるコアの崩壊が、数十年以内に起こると予想される」と言われています。

 明るさのわずかな変化でも大きな話題になるのは、こういう訳があるからです。 

 

           

              オリオン座のべテルギウス     

 

大 減 光 

 

 ベテルギウスは質量が太陽の20倍、大きさが太陽の1400倍で、太陽系から650光年の距離にあります。

つまり現在ベテルギウスで起きていることは、実際は650年前に起きたことで、地球では今まさにその光、あるいは減光が見えているにすぎないのです。

それでも、ベテルギウスは「超新星の危険地帯」とされる50光年よりもずっと先にあるので、心配する必要はないのです。 

 

 2019年末から2020年初めにかけて、ベテルギウスの突然の「大減光」がメディアをにぎわせました。この間、明るさが通常の40%まで低下した後、徐々に元に戻り、形状も変化しました。この恒星は、 約400日周期と6年周期で明るさが変動する「変光星」であることはすでに知られていましたが「大減光」ほどの劇的な変動は観測史上初めてでした。 

 

 

質量放出 

 

 ベテルギウスの「大減光」に関しては、次のような複数の説が提唱されています。 

 

 〇.対流により南半球に形成されたコールドスポット(低温の領域)による見かけ

   の減光 

 〇.脈動や他の恒星との相互作用によって引き起こされる通常の明るさの変化 

 〇.赤色超巨星から大量に放出される塵(固体微粒子) 

 

しかしながら、ベテルギウスの内部から「げっぷ」のように噴出した物質(質量放出)で形成された塵の雲が、地球から見えるベテルギウスの光の一部を遮っていたことが、ハッブル宇宙望遠鏡(HST)の画像から確認されました。

 

        

               ベテルギウス  

            

ため息が出るほど見事な光景 

 

 いつかベテルギウスは、II-P型超新星として爆発して非常に明るくなり、中性子星を後に残します。

爆発から数カ月間は満月ほどの明るさで輝いた後、実質的に肉眼では見えなくなります。

 日中でも観測できるかもしれないですが、夜間はため息が出るほど見事な光景になると考えられます。

 

シミュレーションの結果では、ベテルギウスは爆発後、短くても3か月間は、とても強い光を発することになり、その明るさは半月と同じくらいに達するだろうと計算されています。

その光景を見るには、ベテルギウスの「超新星爆発」が冬の期間に起こる必要があります。何故なら、ベテルギウスは冬の夜空でしか見ることができないからです。

 

 ベテルギウスがもうすぐ爆発するなら、照りつける太陽が昇る夏の前に「超新星爆発」が起こることを、期待したいですね?

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より