令和6年3月23日(土)

 

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 きょう3月23日は、「世界気象デー」です。

英語表記は「World Meteorological Day」。日本語では「世界気象の日」です。

   

           

 

 世界気象機関(World Meteorological Organization:WMO)が、発足10周年を記念して1960年(昭和35年)に制定。 国際デーの一つです。

 

 1950年(昭和25年)のこの日、WMOが発足。翌年、気象学(気象と気候)およびオペレーショナル水文学など、これらに関連する地球物理学の分野における国際連合の専門機関として登録されました。

           

 WMOの本部はスイスのジュネーヴにあります。 2020年(令和2年)3月の時点で、世界の186ヵ国と6地域が参加しています。

日本は1953年(昭和28年)に加盟したそうです。日本の気象庁は、WMOや各国の気象機関と協力しながら、気候変動対策などの課題に取り組んでいるそう。

 

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 きょうの1枚は?

       " 感動‼ ウユニ塩湖の「天空の鏡」"

 

     

 

 いつか見てみたいと昔から憧れていた「ウユニ塩湖」! 見渡す限り広がる「天空 の鏡」に空が映し出され、自分の足元から遥かかなたまで、空と地面が一体化した ような景色が広がる様子を目の当たりにした時は、感激のあまり言葉を失ってしま います。

「ウユニ塩湖」は標高約3,700mと富士山と同じくらいの高地にあります。

 

 「ウユニ塩湖」は南米ボリビアにある世界最大の塩湖で、季節は大きく2つ、雨季と乾季に分かれています。 雨季の1~4月は塩原の表面に水が張って「天空の鏡」と呼ばれる美しい水面が現れ、空や景色が映りこむ幻想的な写真を撮影することができます。 一方乾季は天気が良く、乾いた真っ白な塩の大地が広がります。

 

 世界一大きな平面とされる「ウユニ塩湖」の広さは約1万500~1万2000㎢で、東京都の5倍ほど! 遠近感がないため、青空をバックに「トリックアート写真」として人気を集める不思議な写真を撮影することができます。

 

 ベストシーズンは「天空の鏡」が見られる雨季と言われており、特に3月末ごろがおすすめなのだとか。まだ水も残っているけれど、雨も少なくなり晴れの日が増えるため良い条件で写真を撮れる可能性が高いそうです。

  1~4月は日本からも1万6千人以上が訪れるそうです。びっくりですね!

現地では南米周遊ツアーに参加されている方やバックパッカーなど、若者グループから70代くらいまでのたくさんの日本人に出会えるそうですよ!

 

 

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 奥多摩の人気の低山:「御岳山」

 

 

 2月初旬に関東地方を襲った警報級の大雪は記憶に新しいですよね? 首都高速は全線で通行止めとなり、都心でも積雪が記録されたのは近年では珍しいですね?

 そうなると気になるのは山の状況です。普段は積雪が滅多にない山にも雪が降り、登山に出かけるには登山道がどうなっているのか気になるところです。

 

              

                      御岳山頂&武蔵御嶽神社  

 

 今日は大雪の後の「御岳山」の積雪情報なども併せてご紹介します。

奥多摩で登りやすい人気の山が、積雪でどのようになるのかを参考にしていただければ幸いです。

 


1.関東屈指の人気の山「御岳山」

 

 「御岳山」は、東京都青梅市にある標高929mの山です。「武蔵御岳山」とも呼ばれ、古くから山岳信仰の対象となっており、山頂には「武蔵御嶽神社」が鎮座しています。

 登山アプリ「YAMAP」によれば「2023年に登られた山」で、「御岳山」は関東エリアで第5位に入るほど人気の山です。 

 

 今回のスタート地点となる御岳登山鉄道「滝本駅」は、ケーブルカーの山麓駅です。ケーブルカーを利用すれば山頂駅までわずか6分で行くことができ、そこから「御岳山」山頂までのアクセスが容易なことも人気の秘密です。シーズン中には多くの観光客やハイカーで賑わいますが、冬は人が少なめでゆっくりと散策を楽しむことができます 。

 

 

2.今回の登山ルート

 御岳登山鉄道滝本駅 ⇒ 武蔵御嶽神社 ⇒ 天狗岩 ⇒ 綾広の滝 ⇒ 天狗の腰掛け杉 ⇒長尾平展望台 ⇒ 御岳山駅 

 

3.御岳登山鉄道滝本駅までのアクセス

 マイカー:圏央道・日の出ICから吉野街道/都道45号経由で34分(18.3km) 

 JR・バス:JR青梅線「御岳駅」前から御岳登山鉄道滝本駅行きバスで約10分

 

4.滝本駅から表参道を通って御岳山へ

 さて、麓からケーブルカーで一気に山頂を目指すのも良いですが、今回は山歩きを優先させて滝本駅から歩きました。 

 

 麓の滝本駅からは舗装された林道(参道)を行きます。この林道は、山頂付近の集落の人たちが利用するので、指定車両の往来が時々あるので、気をつけながら歩きましょう。ただし、一般車は通行不可です。 

 道中、両サイドに大雪による積雪が残っているものの、林道は除雪されており、安心して歩くことができました。

地元の人によれば、御岳山山頂付近では50cmほどの積雪があったというから驚きです。 

 

 麓の滝本駅から山頂付近の集落までは50分ほどです。そこから山頂まではさらに20分ほど歩きます。

 

5.樹齢1000年!「御岳の神代ケヤキ」

 武蔵御嶽神社を目指す道中には、樹齢1000年、高さ30m、幹囲8.2mの巨木「神代ケヤキ」が鎮座しています。この木はその昔、日本武尊が東征の際に植えたとされている伝説が残っています。

 

 

6.山頂に鎮座する武蔵御嶽神社へ

  麓から拝殿までの所要時間は歩いて1時間10分です。道の脇には多くの雪が残るものの、除雪してあり、凍結箇所もないので髄身門までは難なく来ることができました。が、山頂エリア付近の本殿や御岳山山頂へと続く道は落雪の危険があるとのことで、立ち入りできませんでした。 

 

     

                武蔵御嶽神社の随身門     

 

 ですが、大雪から1か月後の3月初旬の時点では、「御岳山」周辺の登山道の融雪は進んでいるものの、季節外れの降雪があれば、山頂エリアへの立ち入りが制限される可能性があります。

 

 「武蔵御嶽神社」からは積雪が残っていますが、「御岳山」周辺のハイキングルートがいくつもあり、また大岳山や日の出山など、近くの山への縦走もできることからバリエーションは豊かです。 

 本日はハイキングルートは行けそうなので、「天狗岩」を経由して、「ロックガーデン」を周回するコースを歩きます。

 

 ここからは登山道となります。本格的な山歩きを楽しむことができますが、日陰や樹林帯などは凍結や雪もあるので、チェーンスパイクや軽アイゼンの携行が必須です。

 

7.天狗岩と綾広の滝

 武蔵御嶽神社から約20分で天狗岩に到着しました。日の当たる場所では雪のない箇所もありますが、樹林帯の中は雪は溶けていませんでした。 

 

        

              天 狗 岩   

 

 天狗岩の頂点には天狗の像が鎮座しています。この天狗岩には鎖が設置されているので登ることはできますが、雪があり足場が悪いので登るのは控えた方が無難です。

 

      

              御岳山 ロックガーデン  

 

 「天狗岩」から「ロックガーデン」内には大雪の後も登山者が多く入っていたようで、雪は踏み固められているので、滑ることはないですが、心配な人は無理はせずに引き返すことをおすすめします。 

 

 さらに進むと「綾広の滝」が現れます。ここが「ロックガーデン」の最深部になります。雪が最も多いのはこのエリアでした。

「綾広の滝」からは、日の当たる箇所も多くなり、雪のない道も多くなりますが、「武蔵御嶽神社」までに戻るまでは、念のため滑り止めのアイゼンを装着しました。

 

 

8.天狗の腰掛け杉と長尾平展望台

 「綾広の滝」から「武蔵御嶽神社」へ戻る道中、面白い巨木がありました。

「天狗の腰掛け」と呼ばれる杉の大木ですが、本当に腰掛けができそうな枝が伸びていました。 

 

 「天狗の腰掛け杉」から「武蔵御嶽神社」へと戻る際、もう1か所おすすめの場所があります。

それは、週末営業の長尾茶屋から5分ほど歩いたところにある「長尾平展望台」です。ここからは、関東平野の街並みや、隣の日の出山等が見え、東屋もあるので休憩するのにぴったりの場所です。

 

 大雪から1週間くらい後だったので、融雪は進んでいましたが、日陰のベンチにはまだ雪が残り、普段の光景とは違っていました。

 

9.下山はケーブルカーで!

 登ってきたルートで下山してもいいのですが、ケーブルカーを利用するのもいい。ケーブルカーは18時台まで運行しているので、山頂エリアの散策をゆっくりと楽しむことができます。 

 

     

        急勾配を下るケーブルカー

 

 御岳山のケーブルカーは御岳山駅(831m)から麓の滝本駅(407m)まで標高差424mあります。所要時間はわずか6分です。

平均斜度は22度で、最大斜度は25度で、関東一となっているそうです。 

 

 

 都心を混乱させた大雪ですが、いつもとは違った「御岳山」の景色に出会えました。

3月に入り、異例の暖かさになる日もありますが、本格的な春が来るまではまだまだ 寒の戻りもありそうです。

 

 天気予報には注意をしつつ、冬の雪の

          ハイキングにでかけてみては如何でしょうか? 

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より