令和6年3月28日(木)

 

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 きょう3月28日は、「ヤマブキ」です。

「ヤマブキ」は、北海道から九州までの低山で自生している落葉低木です。

春には黄金色の花をたくさん咲かせ、その鮮やかな黄色は山吹色の名前の由来になったことでも有名です。美しい色は万葉集や源氏物語にも登場し、古くから日本人に愛されてきました。

日本原産種なので、日本の気候によく合い栽培が簡単です。また、秋には葉が美しく紅葉し、四季折々の姿を楽しむことができます。

 

        

 

 ヤマブキの花言葉には、「気品」、「崇高」、「金運」といったポジティブなメッセージが込められています。

これらの花言葉は、ヤマブキの輝くような黄金色の花色を受けてつけられたもので、相手を尊敬し魅力的だと思う気持ちを表現するのに適しています。

 

 そのヤマブキの花言葉は、山吹色の由来になるほど魅力的な花色に由来しています。この色は気品のある色として、昔から貴族の衣服や装束に用いられてきました。

谷底に落ちた金貨がヤマブキに変わったとの言い伝えから、「金運」の花言葉がついたと言われています。

 

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 きょうの1枚は?

       " チューリップと桜のコラボが美しい "

 

      

 

 「なばなの里」の春は、色とりどりのチューリップと桜のコラボレーションが美しい。1万3000坪の花ひろばをはじめ、四季折々の花々が楽しめます。イルミネーションスポットとしても人気です。

 

 「なばなの里」は、三重県桑名市にあり、「花と緑と食」のテーマパークです。

約30万㎡の広大な敷地には、春には桜やチューリップ、ネモフィラが、夏はあじさいにホタル、秋にはコスモスやダリア、冬にはイルミネーションと、四季を通じて楽しむことができます。

 1万2千株の花々が1年を通して色鮮やかに咲き誇る「アンデスの花園 べゴニアガーデン」や天然温泉が楽しめる「長島温泉 里の湯」、3種類の地ビールが味わえる「長島ビール園」をはじめ和・洋・中と8つのレストランが揃っています。

 

 

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 今年こそ見たい!「日本三大桜」

 

 日本にはたくさんの「日本三大●●」がありますよね?

山関係でいえば、日本三大急登」とか、「日本三大岩場」「日本三大雪渓」「日本三大キレット」「日本三大峠」「日本三大峡谷」等々、挙げればきりはないですね?

 

          

 

 ところで、「日本三大桜」を聞いたことがある方も多いと思います。

桜が大好きな私も、日本人が大好きな桜の中でも、トップ3として認められる桜って、いったいどんな桜なのか?と、見て回りました。どこの桜も納得の、素晴らしい桜でしたので、最近の情報や資料もあわせて、ご紹介します。

 

 

1.三春滝桜(福島)

 

所在地:福島県田村郡三春町大字滝字桜久保296

例年の見頃:4月上旬頃

 

 「三春滝桜」はエドヒガン系ベニシダレザクラの古木。樹齢は1000年を越えているといわれ、高さ約13.5m、根回りは約11.3mという貫禄の大きさです。四方に広く大きく枝を広げて、地面に届きそうな枝が優雅に揺れています。

 小さな薄紅色の花の1つ1つはとても愛らしいですが、たくさんの花をまとって立つ姿はまるで女王の風格があります。

 

     

 

 観桜期間の夜間にはライトアップされ、優雅なだけでなく妖艶ささえ漂います。

滝桜の周囲には遊歩道が設けられていて近くを一周することができるので、全方向から滝桜を眺めることができます。

 

 周囲にも様々な桜があり、滝桜だけでなく、たくさんの美しい桜を楽しむことができます。

なお、開花の翌日から葉桜までの観桜期間は、観桜料(500円/中学生以下無料)が必要です。

滝桜大駐車場券売所や臨時バス「滝桜号」の三春駅停留所などで販売されるほか、インターネットでの事前購入も可能です。

 

アクセス

①.車の場合は、磐越自動車道の郡山東IC利用が推奨されています。

 公式サイトに「滝桜周辺ルートマップ」が掲載されていますので、周辺道路の規制図や、駐車場について確認されることをお勧めします。

⓶.公共交通機関の場合は、JR三春駅から臨時バス「滝桜号」利用か、タクシーの利用となります。

 「滝桜号」は本数は多くないですが、三春駅を発着する便に接続しています。

臨時バスは途中のバス停にも停車するので、途中下車して街なかの散策ができます。

街なかにはたくさんの桜が植えられていて、ぶらぶら歩いていると思いがけず見事な桜に出会うことがあります。

 

 

2.山高神代桜(山梨)

 

所在地:山梨県北杜市武川町山高2763

例年の見頃:3月下旬~4月上旬

 

       

 

 樹齢2000年ともいわれるエドヒガンザクラで、日本最古ともいわれる桜です。

樹高約10.3m、根元・根回りは約11.8mという大きさも日本最大級です。「古事記」や「日本書紀」にその名が見られるヤマトタケルノミコトが植えたと伝わっており、まさに日本の歴史と共に生きてきた桜です。

 長い歴史をもつだけに、これまでに幹が折損するなどたくさんの災害にもあっているため、一般的な桜のイメージとは違う形をしています。

かつては13mを越える高さがあったそうですが、たくさんの支柱の支えを受けながら枝を伸ばし、こぼれんばかりの花を咲かせる姿は、圧倒的な迫力と貫禄を感じます。2000年を超えた桜がこれほどの花を咲かせることは容易なことではなく、たくさんの人の手により大切に大切に護られていることがわかります。

 

 境内には、山高神代桜だけでなく、さまざまな桜が植えられています。スペースシャトルに乗って宇宙を旅してきた神代桜の種子が発芽した「神代桜の宇宙桜」や、全国の桜の名木の子孫が植えられており、見ごたえがあります。

満開の水仙と桜、そして背景にそびえる山々の眺めは圧巻です!

 

アクセス

①.車の場合は、中央自動車道 須玉ICから約15分、または韮崎ICから約20分。

⓶.公共交通機関の場合は、近くまで行くバスなどはなく、JR日野春駅からタクシー(約15分)です。

 またJR韮崎駅から下教来石行きバスにて「牧の原」バス停下車、徒歩約30分です。

バスは本数も少ないので、少々不便です。3~4人で一緒にタクシーを利用するか、旅行会社のバスツアーを利用するなどがおすすめです。

 

 

3.根尾谷淡墨桜(岐阜)

 

所在地:岐阜県本巣市根尾板所字上段995

例年の見頃:4月初旬頃

 

      

 

 樹齢1500年を超えるヒガンザクラです。蕾の時は薄いピンク色をしているのに、開花し満開になると白色になり、散り際には淡い墨色を帯びることから、「淡墨(うすずみ)桜」の名がついたそうです。

樹高は約17.3m、幹回り約9.4m。東西に20m超、南北に24m超の大きな枝を広げた迫力のある樹形ですが、満開時の白い花をまとった姿はどこか静謐で端正な印象です。淡墨桜の奥には「淡墨二世」と名札のついた桜があり、こちらも巨木です。

 

 周辺は「淡墨公園」として整備されていて、枝垂れ桜などほかの桜も植えられています。豊かな自然に包まれて穏やかに桜を眺められるスポットです。

 

アクセス

①.車の場合は、東海環状自動車道 大野神戸ICまたは山県ICから約40分です。

⓶.公共交通機関の場合は、樽見鉄道の終点・樽見駅から徒歩約15分です。

「日本三大桜」では唯一、駅から徒歩で行ける桜です。

 なお、樽見駅までは、大垣駅から樽見鉄道で1時間ほどですが、大垣駅発は本巣駅や神海駅どまりのものも多く、樽見駅までいくのは1時間に1本程度ですので、あらかじめ時刻表をしっかり確認しておきましょう。

 

 

 美しい桜を見ていると、日本に生まれた幸せをしみじみと感じます。

それぞれに美しく、異なる佇まいをみせる「日本三大桜」はみごとです。

 

 この春に時間と機会がありましたら、

            ぜひ訪れてみては如何でしょうか?

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より