令和6年3月19日(火)

 

 おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。

 

 きょう3月19日は「カメラ発明記念日」です。

                      

 1839年3月19日、フランスのルイ・マンデ・ダゲールが「ダゲレオタイプ」と呼 ばれる写真機を発明。このダゲレオタイプは、銀メッキを施した金属板などを感光 材料として使う世界初の実用的写真技法でした。

 

 当時は長時間露光させるため、写真機の前で8時間も動かずにじっとしていなけれ ばならなかったようですが、当時から写真は大人気だったそうです。

 

 それから始まった写真機(カメラ)も時代とともに進化し、今ではデジカメやス マートフォンで簡単に撮れるから、咲き始めた春のお花を撮るのもバッチリですね?

 

 

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 きょうの1枚は? 

      " 名勝 天龍峡 " 

 

     

 

 天龍峡は、天竜川が切り開いた絶景が続く峡谷で、季節ごとの景色を楽しむこと ができます。

その天龍峡に架けられた橋が、長野県飯田市にある三遠南信自動車道の「天龍峡大橋」です。天龍峡インターチェンジと千代インターチェンジの間にあり、天竜川と JR東海飯田線を跨いでいます。

 

 橋桁の下部には天竜川の水面から80 mの高さの「そらさんぽ天龍峡」という遊歩 道が整備されていて、そこからの眺めは最高で、四季を感じる大人旅にオススメのスポットです。

 

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 ユネスコ世界遺産で

      春のお花見登山を愉しむ 

 

 

 日本屈指の桜の名所といえば、奈良県の「吉野山」です。通称 “千本桜” ですが、 実際には約3万本の桜が山稜一帯をピンクに染めあげます。

 

あまりメジャーではないマイナーな登山道が以前から気になっていましたが、意 を決して、もう十数年歩きました。

 

 きょうはその思い出の山をご紹介します。

 

                           

                    吉野山千本桜  

 

吉野山の魅力

 

(1)素晴らしい桜の花園
 とにかく桜が素晴らしい。千本桜といわれるほど吉野山の山稜各所でシーズンと もなれば桜がこれでもかというほど花を咲かせます。

最盛期には山肌一面が桜の淡いピンク色で染まった景観はまるで天上の楽園あるい は桃源郷のような眺めといっても過言ではないかもしれません。


(2)散策感覚で歩きやすい道
 吉野駅から奥千本までの道は、ほぼ舗装されて整備されているのでとても歩きや すいです。坂道ではありますが、いわゆる登山道ではありません。

メインストリートから外れると土の道もありますが里山の田舎道といった感覚です のでのんびりと歩ける雰囲気です。

 

 

吉野山の概要

  山岳名 : 吉野山
  所在地 : 奈良県吉野郡吉野町
  標 高 : 約765m(金峯神社)
 吉野山は金峯山寺や金峯神社を中心とした山稜一帯の総称です。桜の名所として 知られ、とくに桜の多い場所を麓から下千本、中千本、上千本、奥千本と呼んでい ます。

 

 

吉野山ハイキング

 

 吉野千本桜はあまりにも有名であり、ハイキングコースとしては、けしてマイナ ーなどではありませんが、関東在住者からすれば、なかなか訪れる機会のない場所 ではないでしょうか?


 今回はふもとの近鉄吉野線「吉野」駅を起点にして、登りは舗装されたメインス トリートを下千本、中千本、上千本、奥千本へと上がり、下りは途中から「ささやきの小径」と呼ばれるハイキング道を通って「吉野」駅に戻るルートをご紹介します。

 

①.行 程

 吉野駅 → ロープウェイ吉野山駅 →(ロープウェイ)→ 金峯山寺 → 竹林院→

花矢倉展望台 → 高城山展望台 → 金峯神社 → 中千本分岐 → 五郎平園地 → 吉野駅
 

⓶.コースタイム:5時間程度
③.標高差:550m程度 

 

   

              中千本の周辺地図    

 

 近鉄吉野線「吉野」駅からスタートです。最も低い場所の下千本は駅から直ぐに 七曲りと呼ばれる道に入ります。訪れた時期は下千本の桜の盛りを過ぎていたので ロープウェイに乗り、総門(黒門)手前まで上がって、そこから歩き始めます。

 

 総門を抜けて舗装道路の坂を上がっていきます。道の両脇や各所に桜が花を咲か せています。やがて右手に金峯山寺が見えてきます。

 

 金峯山寺からが中千本になるのでしょうか。谷を挟んで左手の向かい側の山肌に 桜の斜面が大きく広がっているのが目に飛び込んできます。

道をさらに上がって竹林院のあたりにも桜の森ともいえるような一面桜のスポット が見えています。

 

             

 

 竹林院を通り越してさらに登り、上千本を目指します。上千本の看板が立つ道を 外れた斜面に入ると桜で埋め尽くされたような桜の園がありました。

360度ぐるりと振り返っても桜まみれです。

 

 上千本をさらに上がっていくと、歌舞伎の「義経千本桜」で取り上げられた花矢 倉展望台や、吉野水分神社が見えてきます。そのあたりまでが上千本になるのでしょうか?

 そこから上は奥千本に至るルートで、いったん桜は姿を消して杉林の道となります。

せっかくなので奥千本にあたる金峯神社まで登ってみました。途中の高城山展望台 に上がると東側の眺めがキレイに見えました。遠くに見える山並みは、恐らく葛城 山や金剛山に連なる稜線でしょうか!

 

 高城山展望台の先へ少し上がるといよいよ吉野山の奥千本となる金峯神社です。

奥千本の桜はまだ蕾でした。ここから先(奥)は “大峯奥駈道” になります。

 

      

              山と谷に溢れかえる桜    

 

 金峯神社で下山することにしました。

帰りは中千本まで登ってきた道を戻り、途中の分岐点から「ささやきの小径」に入 ります。竹林院から分岐路に入り、道なりに下りていきました。

右手に如意輪寺、左手に吉水神社に挟まれた谷筋の道です。

 土の道ですが登山道というほどではなく里山の田舎道といった風情でしょうか。

舗装道路のメインストリートである表参道よりも通行人は少ないですが、斜面に植 えられた桜をより間近に見ることができました。途中、殆んど桜に埋もれるような 五郎平園地など、桜、さくら、サクラ…の道を下りました。

 

 傾斜が緩やかになり、沢沿いの道が平坦になってくると、桜も少なくなりました。駐車場の脇を通りゴールの「吉野駅」に着きました。

 

 

 今日のコースは、要所に道標があるので迷うことはほとんどありません。

メインストリートはほぼ舗装されていましたし、メインストリートから外れた道も 登山道というより里山の田舎道といった感じです。なので、危険箇所も特に無く、 登山靴は必須ではありませんが、歩き慣れた靴と服装が必要かもしれませんね?

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より