令和６年３月９日（土）
おはようございます！ ご訪問 ありがとうございます。
きょう3月9日の」誕生花は、「アセビ」です。 初春に白く小さな壺形の花を房状 に咲かせる日本各地に自生する常緑低木です。
「アセビ（馬酔木）」は半日陰でもよく花が咲き、とても丈夫な樹木なので人気 があり、庭木や生垣、公園樹木、街路樹としてなど幅広く使われています。
ほのかに芳香があるのも特徴です。
和名の「馬酔木」は、「アセビ」に有毒成分が含まれていて馬が葉を食べると酔 ったようになってしまったことから付けられました。
また、毒で足がしびれることから「アシビ」とも呼ばれています。
「アセビ」には毒性があると言われているので、口に入れることのないように注 意が必要です。
「アセビ」の花言葉は「清純な心」「献身」「犠牲」などです。
これ等の花言葉は、ギリシア神話に登場するアンドロメダに由来して付けらました。
美しさゆえに神の怒りを買ったアンドロメダは、国を守るために鯨の生贄となり ますが、ペルセウスに助けられ、彼の妻になる物語です。
「アセビ」のトンネルを見たことありますか？
歌や小説などの題材としても多く取り上げられている「天城山」は、伊豆半島中 央部に広がる複数の山々の総称です。
最も標高が高いのは、1,406mの万三郎岳です。「アセビ」のトンネルがあるのは この万三郎岳と万二郎岳を結ぶ稜線の途中です。
「天城山」は日本百名山の一つにも数えられており、花の名所としても広く知られ ています。
春に小さく可憐な花を咲かせる「アセビ」ですが、山の稜線におよそ400mも連 なり、曲がりくねった幹や枝を互いにからませながら群生しています。
頭上を覆うようにアセビの枝がからみあう中を潜り抜けて歩く道は、まさに「アセ ビのトンネル」です。まるで絵本の中に出てくる秘密の小道を歩いているかのよう な気分が楽しめます。
天城山の登山口から約2時間ほど歩いてたどりつけるこの場所は、花の季節や、山を 訪れる人々に人気の絶景スポットになっています。
「アセビ」が咲く時期になると、山には他にも華やかなピンクの花が美しいアマ ギシャクナゲや季節を代表するツツジの花など、かわいらしい春の花々が咲き誇り、登山者達を出迎えてくれます。
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きょうの１枚は？
" 豪雨で現れた道 " 米デスバレー
米カリフォルニア州インヨー（Inyo）郡の「デスバレー国立公園（Death Valley National Park）」にあるバッドウォーターベイスン（Badwater Basin）を歩く観 光客が大勢おります。
全米で最も乾燥しているバッドウォーターベイスンで、水が張っていることは珍 しく、この機会に多くの観光客が訪れています。
内陸湖のバッドウォーターベイスンは海面下86メートルと北米で一番低い場所であ るため、2023年8月の熱帯低気圧「ヒラリー（Hilary）」とその後の雨で水が溜ま りました。（2024年2月18日撮影）
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太陽系で新たな衛星を発見‼
海王星に2つ、天王星に1つ
太陽系で、3つの自然衛星が新たに発見されました。そのうちの2つは海王星の衛 星で、残る1つは20年以上ぶりに見つかった天王星の小さな衛星です。
チリ・ラスカンパナス天文台のマゼラン望遠鏡を用いて、新たに3つの自然衛星を 発見しました。
今回の発見は、同天文台を運用する米カーネギー研究所のスコット・S・シェパード 氏です。
彼は「新たに発見した3つの衛星は、2つの巨大氷惑星（天王星、海王星）の周囲で これまでに見つかった中で最も暗い」と説明していました。 また、「このような暗 い天体の存在を明らかにするには、特殊な画像処理が必要だった」とも話していま した。 今回の発見では、5分間の露光を数時間にわたって何十回も繰り返さなけれ ばなりませんでした。
シェパードのチームが発見した衛星は次の3つです。
①.天王星の衛星「S/2023 U1」、直径8km、公転周期680日
⓶.海王星の衛星「S/2002 N5」、直径23km、公転周期約9年
③.海王星の衛星「S/2021 N1」、直径14km、公転周期約27年
シェパードのチームは、2023年11月4日に天王星の新衛星「S/2023 U1」を初め て発見しましたが、自身が2021年にマゼラン望遠鏡とハワイのすばる望遠鏡を使っ て撮影した画像にも写っていたことを明らかにしました。
今回の発見により、天王星の衛星の総数は28となりました。 また、天王星の6大 衛星は アリエル、ウンブリエル、チタニア、オベロン、パック、ミランダで、最初 の4つには地下海が存在すると考えられています。
米航空宇宙局（NASA）の大型探査計画の1つに提案されている天王星の周回探査機 は、これらの衛星が海を持つ天体かどうかの調査に重点を置く可能性が高くなりま した。
また、既存の衛星と同様に「S/2023 U1」は、英劇作家ウィリアム・シェークスピ アか英詩人アレキサンダー・ポープの作品の登場人物にちなんで命名される見通し です。
が、天王星（ウラノス）は、ギリシャ神話の神に由来する名前を持つ太陽系で唯一 の惑星です。天王星はギリシャ神話の天空神で、土星サターンの父、木星ジュピタ ーの祖父にあたります。
海王星の衛星は今回の発見により、全部で16となりました。
中でも最も有名な衛星は、トリトンです。トリトンは海を持つ天体と考えられており、生命の痕跡を探すための太陽系全体で最も有望な場所の1つです。
今回新たに発見された海王星の2つの衛星は、既存の衛星（ナイアド、タラッサ、 デスピナ、ガラテア、プロテウスなど）と同様に、「ネレイド」と呼ばれるギリシャ神話の海の女神たちにちなんで命名される見通しです。
天文学者らが衛星の一覧表を完成させるためには、地球に近い惑星に比べて外惑 星の海王星や天王星の方がはるかに難しくなります。
木星では直径2kmまでの衛星がすべて見つかっていますが、土星では3kmまでです。
天王星と海王星では、それぞれ8kmないし14kmまでです。
その原因の1つは、木星と土星には探査機が何回も訪れているのに対し、天王星と海 王星には、NASA探査機ボイジャー2号がそれぞれ1986年と1989年に1回だけしか 訪れていないからです。
2030年代には珍しい惑星の配置となります。そのタイミングで探査機を地球から 打ち上げれば、木星でスイングバイさせて、天王星と海王星に送り込める可能性が あります。
それではまた！