令和6年3月11日(月)

 

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 きょう3月11日は、「パンダ発見の日」です。

 

 1869年(明治2年)のこの日、中国・四川省の民家で、伝道中のフランス人神父 アルマン・ダヴィドが、白と黒の奇妙な熊の毛皮を見せられました。これが、西洋 でパンダが知られるきっかけとなったのです。

 ダヴィドはジャイアントパンダのレプリカ標本をパリの自然歴史博物館に送り、 その1年後の1870年に、研究を進めたミレー・エドワードが「アイルロポダ・メラ ノレウカ( Ailuropoda melanoleuca )」という学名を付けました。

学名の「Ailuropoda」は古代ギリシア語で「猫」+「足」の合成語。「melanoleuca」は同じくギリシア語で「黒白の」といった意味合いでした。


        

              ジャイアントパンダ         

 

 パンダ(panda)は、ネコ目(食肉目)に属するジャイアントパンダ(クマ科) とレッサーパンダ(レッサーパンダ科)の2種に対する概念上の総称です。別名は 「熊猫(くまねこ)」。

両種とも中国大陸に生息しているという共通点があります。

 

 

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 きょうの1枚は?

      "「雪の花」が咲いた "           

 

           

 

 5日前、東日本側に雪が降りました。宮城県内でも前夜から6日朝にかけ、湿った 雪が降りました。仙台管区気象台によると、各地の24時間降雪量は仙台4センチ、名取6センチ、新川6センチなどでした。県東部の海上では6日午後6時にかけ、 強風が吹く恐れもあるとして注意を呼びかけていました。

 

 上の写真は、6日午前8時ごろの仙台市泉区桂で、雪化粧した街路樹です。まるで「雪の花」が咲いたようですね?

 

 

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  房総のマッターホルン「伊予ヶ岳」

 

                  

 

 伊予ヶ岳は、房総の山では珍しく山頂部に鋭い岩峰を擁し、千葉県で唯一山名に「岳」がつく山です。伊予という山名の由来は、愛媛の石鎚山に似ているからとも 言われています。荒々しい岩峰に立つと双耳峰の富(とみ)山がひときわ印象深く、眼下には箱庭のように里山が広がっています。ベストシーズンは、空気が澄み遠く まで眺望が得られる秋から、ほがらかな陽気となる早春あたりまでです。

 

    

                  富士山と南アルプス(右奥)  

 

 JR内房線岩井駅から南房総市営バスに乗車し、天神郷バス停で下車する。

午前中2便しかないので、バスがないときにはタクシーを利用するとよい。また駐車 場が整備されているので、マイカー利用も便利です。 

 登山口の大鳥居をくぐって、平群(へぐり)天神社に向かいます。この神社は南 北朝時代に京都の北野天満宮を勧請したものといわれ、広く信仰を集めていました。また菅原道真公の一代記「平群天神縁起絵巻」が保管されていることでも知られています。 

 

      

         登山道入口の大鳥居と伊予ヶ岳南峰(右奥) 

 

 参道には樹齢1000年とも伝えられる御神木、夫婦クスの大木があります。

「男木」と「女木」と呼ばれる2本のクスノキは、どちらも幹周り4m以上のみごと な大樹です。

 

 天神社の左にある道をたどり、伊予ヶ岳へ向かいます。細い山道に入り、シイや クヌギの雑木林から杉林へとゆるやかな道が続きます。1時間弱で分岐に到着です。

 ここで富山方面への道を左に見送り、杉林の急登をジグザグに登っていきます。

やがて尾根の一角に出ると、あずまやとベンチが置かれた展望台に到着します。

 

     

        展望台から御殿山(中央左・烏帽子状のとんがり)

 

 ひと息入れて、展望台から岩まじりの急斜面をロープ伝いに慎重に登ると、10分 ほどで伊予ヶ岳の南峰に着きます。

鎖で囲まれた露岩の南峰からは三六〇度の眺望が得られ、双耳峰の富山が箱庭のよ うに見えます。条件がよければ、丸い山容の津辺野山越しに東京湾と富士山、塩見岳、白峰三山などの南アルプスのほか、丹沢山地や箱根などがよく見えます。

 

        

             スリリングな岩場  

 

 続いて、しっかりついた踏み跡をたどって、標高336mの北峰へ登ります。

 

         

 

山頂からは、富山とその手前に里山が広がるすばらしい眺めです。また北峰からは、鋭く切れ落ちた険しい姿の南峰が見えます。特徴的な鋭い山容は見ごたえがあります。

 

     

        北峰からの富山と里山の風景(左奥は伊豆大島)  

 

 下山は南峰まで戻り、急な岩場を滑落に注意して下ります。滑落事故が発生する こともあるので、下りは特に気をつけてほしいです。

 

 富山方面への分岐を右に入り、雑木林を抜けます。振り返ると伊予ヶ岳の岩峰が ひときわ美しく見えます。さらに車道を歩き、天神郷へ戻ります。

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より