令和6年2月22日(木)
おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。
きょうはもう2月22日です。早いですね? 2月ももうすぐ終わりますね?
2月も、1月も、あっという間に終わりますね?
" 一月往ぬる二月逃げる三月去る " ということわざがあります。
意味は、正月から三月までは行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを調子 よくいったものでう。" 一月は行く、二月は逃げる、三月は去る " 。
2月が懸命に逃げておりますね? 最後には、2月に逃げ切られ、3月にもあっと いう間に去られてしまい、気がつけばもう4月になってしまっていた!とならないように、一刻一刻を大切に過ごしたいものです。
四年に一度しかない閏年の今年の2月は、29日までありますが、他の月に比べると1日から2日少ないだけなんですが、他の月とは違う特別感のある一か月が、もうあ と少しで終わりになります。
以前に「2」がたくさん並んだ画像がSNSで盛り上がった2022年の2月…でした。
そして、背景にいろいろあったけれど、平和のスポーツの祭典が開催され幕を閉じたのは、2021年のことでした。
ところがその年の最後にきて、世界中に重苦しい空気が伝わり、これは「戦争」なんだと思わざるを得ない、ロシアによるウクライナの軍事侵攻が始まってしまいました。2022年2月24日のことでした。
「21世紀に、世界大戦なんて起きない。過去の大戦で人間は学んできたはずで、 過ちは起こらない。」などと、どこかで楽観視してきた部分もあるのですが…、少 しそんな希望的観測は考え直さなければならないのかもしれません。
もちろん、地域紛争は残念ながら世界のどこかでいつも存在はしていますが、当 事者以外はどこか意識の外にあり、それぞれの生活こそに日々向き合っています。
それは当たり前のことですが、それこそ前の大戦以降、組み立てられてきた「国 際秩序」というものが、こんなにも急激に脆く崩れかけてしまうなんて…!
そうしている間にも、どこかで地域紛争が勃発しかねない、いや、すでに紛争し ている地域が世界にはたくさんあります。
SNSで世界がすぐそばに近づいていても、権力者が情報統制をすれば真実を隠 してしまうことはたやすいことらしい。そして、国内世論も封じ込められてしまう。
そんな生命の危機は、遠くの出来事ではなく、かならず現代を生きる私たちには関 わってくるということを打ちのめされるように、思い知らされています。
私たちにとって、もう他人ごとではないのでしょう。予断を許さない状況で、こ うしているうちにも刻一刻と情勢は変わっていくことになりそうです。
が、一方でロシアとウクライナの戦争は、相変わらず続いていて、もう直ぐ2年にな ろうとしています。
そろそろ、終結を迎える時期ではないでしょうか? 期待はしているのですが、 どうなるのでしょうか?
本格的な春に向かう3月が始まります。 が、どんどん寒々とした空気に包まれかね ない世界があることに目を背けず、少しでも早く、人々のあたたかな心でほぐれて いくよう、願わずにはいられません。
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きょうの1枚は?
" 新型ロケット「H3」2号機 "
新型ロケット「H3」2号機は2月17日午前9時22分55秒、鹿児島県種子島宇宙セ ンターから打ち上げられました。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の職員や多くの見物客に見守られながら、H3ロ ケットは轟音を響かせ、白煙を残しながら上昇。予定の軌道に到達しました。
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冬の南八ヶ岳
長野県から山梨県の南北にまたがる八ヶ岳の北部は蓼科山や北横岳など比較的な だらかで登りやすい山が多いと言われています。
しかし、南部の赤岳や阿弥陀岳、横岳などは冬に登るのは、たとえ熟練者であって も難しいとされています。
私は雪山に登りますが北アルプスのような本格的な雪山には登りません。
私の体力と雪山技術では、雪が比較的少なく東日本の気候に近い冬の八ヶ岳が精一 杯です。冬の八ヶ岳には何度も挑戦した経験があります。
荒々しい岩峰に氷が張りつく赤岳や横岳に登ることはとても怖いですが、美しい 山容や稜線を見るのも大好きです。
そんな私が楽しむ冬の南八ヶ岳のルートを紹介します。
雪 の 赤 岳
●美濃戸口 ~ 行者小屋 (中山乗越展望台)
中央自動車道・諏訪南ICから約20分で到着するスタート地点 美濃戸口の「八ヶ岳 山荘」は、120台もの車が停められ、24時間解放のフリースペースや仮眠室がある など、登山者にはありがたいサービスが感じられる山荘です。
ここに車を停めて南沢を遡って行者小屋に向かいます。
息を吸い込むと鼻が痛くなる冷え切った空気の中、針葉樹の森に分け入っていき ます。
鳥の声と風の音に包まれて、「ああ、冬山にやってきたんだな」と実感が徐々にこ み上げてきます。朝日が斜めに木々の間から差し込んできます。どうやら好天の予 感が!
今日はこの先どんな景色が待っているのだろうか? 期待がどんどん膨らんでい きます。私が入山した年は雪が少ないと聞いていたが、実際に来てみるとやはりと ても少ない! サクサクと雪を踏みしめながら南沢に沿って標高を上げていきました。
行者小屋に到着すると視界は開けて、目の前に阿弥陀岳、赤岳、横岳の美しい岩 峰が屏風のように並んでいるのが見えました。岩に叩きつけられた雪が氷となりへばりついて、荒々しい姿がとてもかっこいい!
今日の登山はここまでです。行者小屋の近くでテント泊! 設営をして、ここに2泊する予定です。
針葉樹の森
ここから赤岳に登るのは明日にして、時間があるので「中山乗越展望台」へ行く 事にしました。
展望台は、八ヶ岳の雄大さを感じられる場所です。ここで撮った写真はベストシ ョット間違いなしです。
針葉樹に覆われた森から突き出た南八ヶ岳の荒々しい姿は、夏の緑も清々しくて素 敵です。
雪に包まれた冬の八ヶ岳の姿は日本ではない、どこか遠い国に来たような美しさ でした。
同行者と共に思い出の写真をたっぷり撮り、「行者小屋」のテント場に戻りました。
●行者小屋~硫黄岳~横岳~赤岳~行者小屋
行者小屋のテントでよく眠った翌日、まずは硫黄岳に登り、横岳、赤岳に挑戦です。硫黄岳まではやせた尾根もなく登って行けるありがたい山ですが、尾根に出る と強風が吹き付けることもあります。凍傷になることもあるので、目出し帽をしっ かりかぶり、ゴーグルや手袋で外気に触れる部分を覆い、肌を露出させないことが ポイントです。
もし、行者小屋や赤岳鉱泉あたりで既に強風を感じるような場合は、予定を変更 して、硫黄岳往復とすることをお勧めします。
同行者とお互いに服装チェックをしてからで出発です。
硫 黄 岳
行者小屋から赤岳鉱泉を通り硫黄岳までの標高差は約500m。雪山は「冷え」を 極力回避して汗をかかないようにゆっくりと登るのがポイントです。晴天で穏やか な気候に見えても、マイナス10℃を下回る過酷な環境下だと常に意識しておくこと が大事だと思います。
赤岳鉱泉から硫黄岳は、樹林帯内の急登の道を一気に登ります。
いつもは明瞭なトレースがついているので、アイゼンを効かせてサクサク登れます。樹林帯内の急登を登るのは良いが、下る場合は転滑落に注意が必要です。
稜線に出ると、当然ですが風が強くなります。天候が悪く吹雪のようでしたら、 引き返す勇気も大事です。
硫黄岳山頂付近は広く、北東部には噴火で出来た爆裂火口が大きく口を開けてい ます。噴火時には、麓まで溶岩が流れて甚大な被害があったそうですが、実際に大 きくえぐり取られた山肌を見ると、その噴火の凄まじさが今でも分かります。
さて、硫黄岳まで来ましたが、天気が良くて、風もそれ程強くない場合は、横岳 に向かいましょう!
横岳まではそれ程アップダウンも無く難なく着けると思います。ですが横岳の先で は、アップダウンもきつくなるので、ゆっくりと慎重に行動しましょう。
また、視界が良いので360度の景色が楽しめます。
積雪量が例年以上に多い場合もあります。また、一部氷結箇所や雪つきが悪く岩 石がむき出しの箇所もあります。
冬の主稜線上は常に寒風が吹き付けており、万全な防寒対策と岩場などで風に煽ら れて転滑落などしないよう十分注意して進む必要があります。
特に横岳稜線上は小さなアップダウンが連続する岩峰稜線の区間で、両側切れ落ち の細尾根や危険なトラバース箇所などがあり、気の抜けないルートです。
転滑落しないよう慎重に歩を進めましょう。
赤岳を望む
特筆すべき要注意箇所は、横岳山頂直下です。硫黄岳側から進むと横岳のピーク となる岩峰の直下に両側切れ落ちの雪の細尾根箇所があります。
豊富な積雪量だったり、例年以上に幅が広くなる場合もあります。明瞭なトレースと鎖が出ていれば難なく通過できます。
私が行った時は雪が少なくて鎖が出ている所もあり、トレースもあったので、スム ーズに通過できました。
横岳から赤岳まで緊張する箇所はあったものの、眺望を楽しみながら歩き、待望 の赤岳山頂に到着しました。山頂には何度となく立ちましたが、雪の赤岳はまた格 別でした。下りは登山道を少し戻った峠から最短で行者小屋に戻りました。
下山の途中からは "尻セード" で一気に下りました。
行者小屋にもう1泊し、明日の朝は阿弥陀岳に登り、ご来光を見てから赤岳に登 頂してから、美濃戸口駐車場へ戻る予定です。
それではまた!