令和6年2月10日(土)

 

 おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。

 

 1年で最も寒いといわれる2月、早いもので10日になりました。

今月の「新月」は、きょうAM8時00分に「水がめ座」のエリアで起こりました。

 

          

 

 「みずがめ座の新月」は、欲望に素直に、大胆な変革に、チャレンジするパワー が得られるとされています。

常識や過去にとらわれず、本当に必要なことに目を向けてみてはいかがでしょうか?

 

 毎年「水がめ座の新月」は、この時期にあるのですが、今年はいつもとはちょっと 違います。

 その理由は、先月から始まりました。 まず、1月21日に「冥王星」が14年ぶりに 星座を移動し、ちょうど「水がめ座」の位置にめぐってきているからです。

そして、2月8日から9日へと日付が変わる直前に、その「冥王星」と「月」が「水がめ座」で接近しました。  その直後の10日に、「月」は姿を消して「新月」になりました。

 

         

 

 「冥王星」は物事を刷新する惑星です。「破壊と創造」をもたらす惑星ともいわ れています。

ある状態が限界に達して、はじけて壊れ、一から作り上げる必要が出てくる、そん なイメージの星です。

 一方、「水がめ座」という星座は「革新」をもたらす星座です。物事の固定概念 をとっぱらって根本から変えるような力を宿しています。

 1年の中でも1月半ばから2月半ばにかけての「水がめ座」の時期は、そういう力 が最も働きやすくなっているのが特徴です。

 

 「新月」は、新たなスタートを促すパワーがあります。

「新月」の日から何かを始めると、それは月がだんだんと満ちていくように、物事 も徐々に良い方向へと発展していくといわれています。

 

 

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 きょうの1枚は?

      " 帯広競馬場の ばん馬の朝調教 ”

 

        

 

 氷点下10度を下回る寒さの中、帯広市主催の「ばんえい競馬」を開催する帯広 競馬場で、ばん馬の朝調教が行われています。

朝日を浴びると、馬の吐く息や全身から立ち上る湯気がオレンジ色に染まり、馬の 姿が炎をまとったように浮かび上がります。 

朝調教は午前2時ごろに始まり、9時ごろまで。当日のレースに出走する馬を中心 に行います。

 約350キロの鉄製の練習用そりに、80~100キロの重りを載せ、力強くそり を引く馬の足音が響きます。

 

 

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  南海トラフ巨大地震は

     富士山噴火を誘発する可能性が高い理由

     

 

 首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火……過去にも起きた「恐怖の大

連動」は、東京・日本をどう壊すのか ⁈

 

 

 もはや誰もが大地震から逃れられない時代です。話題書『首都防衛』では、知ら なかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」が描かれ、また、防災に必要 なデータ・対策が1冊にまとまっています。 

 

       

 

 新型コロナウイルスの感染拡大までは、年間20万人を超える登山者が訪れた日本 最高峰の富士山は、溶岩や火山灰を噴出して現在のシルエットが形成されました。 

 

 直近の噴火は1707年の「宝永噴火」まで遡りますが、富士山はまぎれもなく日本

一の活火山です。

2021年に富士山噴火を想定したハザードマップが改定されました。関係自治体は

 “休眠状態” から目覚めることを警戒しています。ですが、最も危険なシナリオは

「地震」と「噴火」の連動であることを忘れてはなりません ⁈ 

 

 富士山は、フィリピン海、ユーラシア、北米という3つのプレート境界に位置する 我が国最大の玄武岩質の成層火山です。 

 

 「宝永噴火」から300年以上が経過しているため「富士山はもう噴火しない」と 誤解している人もみられますが、過去5600年間には、約180回もの噴火が起きてい ました。単純計算すれば約31年に一度のペースです。休眠状態にある今日が“異常” と言えます。富士山の長い歴史を紐解けば、「いつ噴火してもおかしくない」と見 ることもできるのです。 

      

 

 注目すべきは、「地震」が「噴火」を誘発すると考えられることです。

内閣府によれば、20世紀以降に世界で発生した大地震の発生後、数年以内に誘発さ れたと考えられる火山活動が相次いでいることがわかります。 

 たとえば、20世紀最大の噴火とされる1991年のフィリピン・ピナツボ火山噴火は、1990年7月のフィリピン地震の11ヵ月後に噴火しています。

 また2004年のインドネシア西部スマトラ島沖地震が起きた4ヵ月後にはタラン山、

1年3ヵ月後にメラピ山、3年後にケルート山が噴火しました。

 日本でも2011年の東北地方太平洋沖地震発生後に北海道から九州にある22の火山 で火山性地震の増加がみられています。

 

           

 

 東北大学の西村太志教授は、世界の地震と噴火の関係を解析し、大地震による火 山噴火の誘発メカニズムを明らかにしました。

それによると、強震動だけでは火山噴火を誘発するとは言えないものの、大地震発 生の応力解放によって膨張を受ける火山はマグマ内の気泡成長などによりマグマ上 昇が促され、噴火が発生しやすくなるという。 

 ペットボトル入りの炭酸水にたとえるならば、蓋を取った瞬間に圧力が緩むこと で泡が上がってくるイメージです。

大地震の震源の周囲には、潰れていたスポンジが解放されたような「膨張場」と 「収縮場」ができます。このうち「膨張場」にある火山は大地震発生から10年ほど の間、火山噴火の発生頻度が2~3倍高まるといいます。 

 

 東日本大震災の際には東北から関東まで広い範囲に「膨張場」がみられ、西村教 授は、「地震で発生した『膨張場』に噴火準備ができている火山があると、地震が 噴火のトリガーになるのではないか」と指摘しています。 

 

 国土地理院では、数十億光年離れた天体からの電波をパラボラアンテナで受信して、プレート運動などを測定していました。約6000キロ離れたつくば市とハワイの 距離を約15年にわたって測った結果、毎年約6センチずつ近づいていたが、東北地方太平洋沖地震で約65センチ接近したことがわかりました。

地震直後には観測史上最大の地殻変動が生じ、震源地に近い宮城・牡鹿半島付近で 5.3メートル、千葉県銚子市付近でも17センチの変動が観測されています。 

 

 東京大学の辻健教授らは、2016年4月の熊本地震が半年後の熊本・阿蘇山の中岳 の火山活動に影響したことを解析しました。

地殻内を伝播する人間には感じることのできない微小な振動(微動)を利用することで、地震後、マグマだまりの近くの弾性波速度が低下したことを明らかにしました。

 さらに噴火後、弾性波速度は上昇しました。 

弾性波速度とは、地盤を伝播するP波やS波の速さを表し、地盤の硬さや水圧の状態の変化を反映します。この弾性波速度の変化から、地震でマグマだまりの圧力が上昇し、噴火を誘発したこと、さらに噴火後に圧力が下がったことが明らかになったという。 

 

 辻教授は「弾性波速度や波形の時間変化、山の膨らみのデータを組み合わせ、AI で噴火前に見られる重要なシグナルを見つけ出せば、噴火の危険度を予測すること が可能になるとして、すでに、ある程度の精度では予測できることが確認できている」とさらに研究を深めています。 

 

         

 

 言うまでもなく、日本は世界有数の「火山国」です。世界には約1500の活火山  があるといわれているが、その1割近くが我が国に存在しています。

気象庁は今後100年程度に噴火の可能性があることを踏まえ、富士山を含む50ヵ所 の火山を24時間態勢で監視しています。

 ですが、西村教授が指摘するように「地震が噴火のトリガー」となることがあれば、大地震の襲来とともに富士山の噴火が誘発される急展開も想定しなければなら ない。 

 

 実際、今から約320年前の宝永噴火が起きた直前には巨大地震が襲来しており、 その恐怖が再来しない保証はまったくないのです。 

 

 東京大学の藤井名誉教授)は、「南海トラフは富士山の近くを揺らす。富士山がそ れまでに噴火をしていなければ、南海トラフ巨大地震が噴火を誘発する可能性は高い」と、警鐘を鳴らしています。

 

 高い確率で発生すると予想される首都直下地震、南海トラフ巨大地震の襲来に加え、富士山の噴火が重なる「大連動」にも備えなければならない時期を迎えている のは間違いないようです。

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より