令和6年1月29日(月)

 

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 きょうの1枚は? 

       「菜の花と富士山」

 

         

 

 神奈川県二宮町の吾妻山公園で、菜の花が見頃を迎えている。今年は例年より早く咲き始め、見頃は来月中旬までという。

一面の菜の花と冠雪した富士山のぜいたくな共演が楽しめる。

 

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 1月29日の誕生花は「チューベローズ」です。

 

この花はラベンダーのような見た目をした花ですが、実は、見た目よりも香り重視の花で、香水に欠かせない香りでもあります。

 

          

 

「チューベローズ」の基本情報

   科・属名  キジカクシ科

   分 類   球根

   原産地   メキシコ

   開花期   7月~9月

   花言葉   「危険な楽しみ」

 

「チューベローズ」の名前の由来

 「チューベローズ」は、「ふくらんだ」という意味のギリシャ語が元になっています。これは「チューベローズ」の球根が膨らむことに由来しています。

 また、学名の方も白い花というギリシャ語がついています。まさに白い花を咲かせるのがチューベローズなのです。

 

             

 

 そして、日本語名では「月下香」と呼びます。これは香りが良いということが理由になっています。

特に夕闇が迫るころに甘い香りを漂わせることから名づけられています。

「月下美人」という花が夜中に花を咲かせますが、それと同じく月が出る時間に良い香りがするということも理由の1つです。

 

 

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 【 登山者の知っておくべき基本マナー 】

 

登山のマナーの中には、「ルール」と「マナー」があります。まずは登山のルールとマナーの違いを見てみましょう。

「登山のルールとは、山中の動植物に負荷をかけないために守るべき決まりごと、つまり自然に対する配慮です。自然公園法といった法律によって保護されている地域もあります。

 一方、「登山のマナー」とは、登山者同士がお互いに気持ちよく登るために守りたい、人と自然に対する配慮です。

 

登山初心者の方は、まずは「登山のマナー」きっちりと覚えておいてください。

また、ベテランの方ももう一度、確認をしてみてください。

 

 「マナー」というのは置かれた状況や、それぞれの文化で変わってきます。

例えば、海外では麺類をズルズル音を立てて食べるのは「マナー違反」ですが、日本では音を立てて食べた方が美味しそうですよね?

 要は、状況に応じて、相手が不快にならないように気を配ることが「マナー」の基本だと思います。

 

     

 

また、「ルール」も「マナー」も、守らなければと、盲目的に死守するのではなく、なぜ守らないといけないのか、その意味を考えることが大切です。

 

今回は、「登山のルール」について、その「意味」を含めて、

出発前から家に帰るまでに遭遇する「登山時のマナー」を、ご紹介します。

 

 

①登山計画書

 「登山届」は、今や、「マナー」というより地域によっては「ルール」になりつつあります。

 長野県は国内で初めて「届出」が条例化された自治体です。

ただ、北アルプスなどの高山では、登山口と下山口の管轄県が異なることも多いため、以前は厳格化するのが難しかったのですが、遭難事故が増えている現状もあり、

登山届を条例化する自治体が増加傾向にあります。現在は、自治体間の違いを解消すべく、調整中です。

 

 そんな中で、登山届を出さない方々も多いですね?

その原因のひとつは、「登山届」は登山口で書けばいいという印象があり、登山口の出発前はバタバタしてて書けなかったり、準備できなかったり、また、登山口ではロープウェイがちょうど出発する時間だからと、出しそびれたりしてしまうこともあります。私もよくありました。

なので、「登山計画書」という形にすると、それを「登山届」として提出できます。また、一番大切なのは、家族や登山仲間に同じものを託しておくこと。そうすれば、遭難して数日間気づかれないというようなこともなくなります。

 

 

⓶登山時の挨拶

 「登山道で他の登山者とすれ違う時は、『こんにちは!』と相手の目を見て気持ちよく挨拶をしましょう。

余裕があれば挨拶プラスαで、『どちらからですか?』とか、『〇〇ルートの状況はどうでした?』、『花が見頃ですよ!』など、コミュニケーションを取ってみましょう!

 思いがけぬ情報が入ったり、そこで声を掛け合うことが安全登山につながる場合もあります。

そして、遭難事故が発生した際、「どこですれ違ったのか」、「〇〇ルートのことを聞かれた」、「かなり疲れた様子だった」などの目撃情報が捜索活動に活かされる場合もあります。

 

          

 

ただ挨拶をかわすだけでなく、顔を見合わせて会話をすることで、それらの情報はより正確に記憶に残ります。

 

 

③登山道ですれ違う時は、基本は上り優先、ただし状況判断を!

 一般的に、登山道ですれ違う際は、登る人が優先といわれています。しかし状況に応じてコミュニケーションを取りながら判断することが重要です。

「例えば、大人数で連れ立ったパーティーが下りてきて、『上り優先ですからどうぞ上がって来てください』と言われても、焦りながら大人数の横を通過するのでは登りの人は疲れてしまいますね?

他の場面にも共通して言えることは、まずはコミュニケーションを取るといいと思います。

 先に登った方がいいかな? 下った方がいいかな? と感じた時には、こちら側から声をかけてみましょう。

 もし大人数で下る側だったら、『こちらは20人いるんですけど、先に上がられますか?』とか、登る側なら、「僕、元気なんで先に登ります!」とか、「そちらは大人数みたいなんで、どうぞ下りてきてください」というふうにコミュニケーションを取って欲しいです。

 山は上りが優先といわれますが、『登りが優先だろ!』とか、『こっちは大勢いるんだから!』となってしまうと、気持ちよく登れないですね?

 ぜひコミュニケーションを取って意思疎通をはかりましょう!

 

 また、下を向いてゆっくり上っている登山者が、スピードに乗って下ってくる人に気づかずびっくりしてしまう場合も。相手が自分の存在に気づいていないと思った場合は、先に声をかけてあげるといいでしょう」

 

 

④道を譲る人は山側で待機

 狭い登山道で道を譲る場合、譲る側は山側に待機しましょう。

すぐ下が断崖絶壁のような谷側で待っていると、万が一すれ違う瞬間にぶつかってしまった場合、滑落する危険性があります。

 

 とはいっても、いつも山側にというわけではありません。

谷側に広くて安全な場所があれば、谷側で待機しましょう。登山道の状況をよく見て、確実に安全な場所で待つことが大切です。

 

 待機する際の注意として、「すれ違う際は、挨拶をしつつ必ず目と目を合わせるようにしましょう!

待っている間に靴紐を結び直そうと後ろを向いていたりすると、ふいに声をかけられ振り向いた瞬間に、通過しようとしている人にザックが当たって突き落としてしまうことにもなりかねません!

すれ違う人をちゃんと見るように心がけていれば、そういう事故は起きません。

 

 また、出会い頭だけでなく、先行の登山者を追い越す場合や、後続の登山者に道を譲る場合もあるでしょう。 追い越す際は、「先に行かせてもらっていいですか?」と一言声をかけましょう。黙って追い越しては、驚かせてしまい危険です。

道を譲る場合も、「先に行かれますか?」と聞いてみましょう。ゆっくり行きたい人もいるかもしれません。

初心者の場合、歩くことに必死で、周囲の状況に気付けない場合もあります。

自分自身の歩行スピードを気にしつつ、前後を確認しながら歩きましょう。

 

     

 

⑤落 石

 落石はどんなサイズであれ、当たりどころが悪ければ大きな事故につながりかねません。

 まずは落石を発生させないような歩き方をすることが第一です。

落石が起こりそうなガレ場では、歩幅を小さく取り、踏み出した足に重心移動させ、蹴り上げてしまわないよう一歩一歩丁寧に確実に足を運びましょう。

 また、ルートを大きく外れてしまうと、踏み固められていない場所を歩いてしまうことにもなり、落石が発生しやすくなります。

 

 先行する登山者がいる場合は落石を避けられるようになるべく間隔を取ります。

グループでガレ場を通過する際は、安全に気をつけて、素早く通過するように心がけましょう。

 

 もし落石を発生させた場合はすみやかに『ラーク!』とか、『落石!』と下にいる登山者に大きな声で知らせましょう。

黙っているのが一番危険です。

 

 

⑥山 頂

 山頂標識の前で写真をとる際、他の登山者がいれば素早く撮影を行いましょう。

標識の周囲で休憩したり、ザックを置いたりするのも避けましょう。他の登山者の写真撮影の邪魔になります。

 

 グループで登った際に山頂で写真を撮影する場合は、時間をかけないように誰かがまとめて撮影をし、後から来た登山者に素早く場所を譲るようにしましょう。

 

 また、最近は少ないですが、昔の登山者はタバコを吸う人が多かったです。山頂での一服が至福だという人もいますが、周囲への配慮を忘れず、山頂や休憩時に喫煙する際は、煙が流れていく方向にも気をつけましょう!

 

 最近はYouTubeやドローンでの撮影をする人も増えてきていますが、場所の占拠や音の発生など、周囲へ配慮するという点では上記と同様に気をつけたいです。

 

 

⑦行き帰りの公共交通機関内

 公共交通機関を利用する場合は、特にザックの扱いに注意しましょう。

人が出入りが頻繁なところなど、邪魔になる場所には置かないようにしましょう。

できれば、載せられる大きさであれば網棚へ置きましょう。

 

       

 

 下山後はザックが汚れていたり、濡れていたりする場合もあります。

そのような場合、特にラッシュ時はザックカバーを利用するのがおすすめです。

 

 また、ザックに取り付けたトレッキングポールやピッケルなどは、他の乗客に引っかかってしまうと危険です。

移動時はできればカバーを付け、可能であればザックの中に収納するか、手に持ちましょう。 使わない時の山道具は時に、凶器にもなるので気を付けましょう。

 

 最近、アウトドアに使ったナイフをたまたま車に入れっぱなしにしていて、警察に職務質問を受けて書類送検になった事例があります。刃体が6センチ以上あるものを所持していると銃刀法違反になります。

 最近は登山用品店でも、購入時に銃刀法の説明をされますよ。特にピッケルは移動中は必ず上下の先端にカバーをしましょう」

 

 

⑧山のマナーはコミュニケーションから

 登山のマナーはコミュニケーションを取ることが前提です。

普段の生活では、街中で知らない人とコミュニケーションを取ることはそうはないでしょうけれど、山だからこそですが、むやみやたらに話しかける必要はないですが、小さなコミュニケーションを取っておくと、いざという時にトラブルを回避しやすくなります。

 

 また、山頂や山小屋、テント場など、山で同じ時間を共有する者同士で会話を交わすのは、気持ちの良い楽しい時間になります。が、それは「マナー」と捉えずに、思いッきり楽しんじゃいましょう! 

 

 ぜひ実践してみてください。

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より