令和6年1月24日(水)

 

 おはようございます! ご訪問 ありがとうございます。

 

 きょうの1枚は? 「ネコヤナギ」です。

 

       

日本各地に分布するヤナギ科の落葉樹。名前は、花が猫のしっぽのようにふわふわの毛に覆われていることに由来します。

 

 

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  雪見風呂が最高! 

    冬季でもアクセスできる山の温泉地 

 

 「大寒」を過ぎ寒さも一段と厳しくなってきた今日この頃ですが、皆さまはいかがお過ごしですか? こんな時は温泉に入るのが一番の楽しみですね?

 

 冬の温泉の醍醐味といえば、雪見風呂ですよね? 凍てつくような寒さの中でつかる温泉は格別です。

確実に雪と温泉の両方をセットで楽しみたいなら、標高の高いところに位置する「山の温泉地」がオススメです。

 

   

 

 山の温泉の多くは冬季休業してしまいますが、中には通年営業をしている温泉地もあります。

今回は冬季でもアクセスできる山の温泉地をご紹介します。

 

 

①.乗鞍高原温泉(長野県)

 標高1400~1500mの乗鞍高原スキー場近くにある高原の温泉です。

小規模な宿が多いですが、その多くは通年営業をしています。日帰り温泉の「湯けむり館」をはじめ、源泉は乳白色の濁り湯。スキーを楽しんだ後の温泉は最高に気持ちがいいですね?

 

     

 

 北アルプス最南端の独立峰が、乗鞍岳です。この美しいシルエットが人気の明峰の裾野、標高約1500mに広がる乗鞍高原には、150以上の宿泊施設、観光施設が集い、一大温泉リゾートを形成しています。

 北アルプスがもたらすのは 、乳白色の名湯。 乗鞍岳中腹、湯川上流の河原にある源泉は、昭和9年頃にはすでに湯の花採取が盛んに行われていました。乗鞍高原への引き湯に成功したのが、昭和51年。距離約7㎞、高低差544mを乗り越えて、毎分1500Lの豊富な湯が届くようになりました。 

 源泉は、大量の硫化水素ガスが発生するため入浴禁止です。

湯舟の底に溜まった真っ白な湯の花を見ていると、雄大な大地からの贈り物と先人たちの努力に、心の底から感謝したくなります。

 

 

⓶.濁河温泉(岐阜県)

 濁河温泉は、御嶽山6合目の標高1800mに湧く秘湯で、通年営業しています。

温泉地としては日本一高地にあることでも知られています。緑色に濁った湯は清涼感のある炭酸水素塩泉です。

 周囲は宿以外の人工物はなく、原生林に囲まれた環境なので、日常では味わえない静寂の時間を過ごすことができます。

 

  

 

 濁河温泉は、霊峰御嶽山の飛騨側登山口として知られ、標高1,800mでの通年営業温泉街としては、日本でも有数の高所温泉地です。

明治20年ごろから温泉宿地として開拓され、登山者が宿泊できるようになったといわれ、昭和30年に久々野から秋神温泉を経て濁河温泉までの車道通行が可能となり、宿泊温泉地となりました。

また、昭和33年には小坂側からの道路も完成し、より多くの観光客が訪れるようになりました。

 

 秘湯ムードが漂い、原生林が生い茂る中、野趣豊かな温泉気分に浸れます。

平成19年には高地トレーニング施設「御嶽パノラマグラウンド」がオープン。全天候型400mトラック6コース、500mのウッドチップランニングコースを擁すもので、霊峰御嶽山を望み、広大かつ豊かな大自然に恵まれており、高地トレーニングの場として注目を集めています。

 濁河温泉までの県道441号線は、御嶽パノラマラインと呼ばれ、御嶽山や日本一長い溶岩流が一望できるという絶景スポットです。初夏や紅葉の時期のドライブは特におススメです。

 

 

③.万座温泉(群馬県)

 万座温泉は、標高1800mの高地に湯煙をあげる温泉地です。

濁河温泉と同じく、通年営業の温泉地としては日本最高所の温泉です。周囲はそこら中から水蒸気が上がる源泉地帯で、自然のエネルギーを感じられるスポットでもあります。硫黄成分が豊富な源泉は乳白色の美しい湯です。

 

  

 

 万座温泉は、群馬県の上信越高原国立公園内にあり、山々に囲まれたロケーションで季折々の自然が楽しめます。標高約1,800mにあり、日本でも有数の高地にある温泉です。

 泉質は、日本でも有数の濃厚硫黄泉です。リウマチや皮膚病などにも効果があると言われ、1日に540万リットルもの豊富な湧湯量を誇ります。また、美肌の湯としても呼び声が高く、女性にも人気です。
 

 標高1,800mに位置し、この絶景を生かした露天風呂も多いです。

高地にあるので心拍数が変化し、代謝が良くなる効果もあるそうです。
 春は新緑、夏は避暑、秋は紅葉、冬はスキーなど1年を通して楽しめる温泉地です。

 

 

④.蔵王温泉(山形県)

 蔵王温泉は、標高880メートルに位置する歴史ある温泉地です。白布温泉、高湯温泉とともに「奥羽三高湯」のひとつに数えられています。

スキーリゾートとしても人気で、冬は樹氷の絶景が名物です。

 温泉街には小さな民宿、ペンションから温泉旅館まで100軒ほどの宿泊施設があり、ニーズや予算に合った宿が選べます。

 

     

 

 蔵王温泉は、開湯は1900年前、日本武尊の東征の際、従軍した吉備多賀由により発見されました。

江戸時代になると、蔵王権現への西側登山口としてにぎわい、早くも総合リゾートとしての様相を呈しています。
 大正時代には麓の集落と温泉を結ぶ道路の開通や、街灯、駐在所など様々な施設が設置され、観光地としての足がかりを築きはじめました。
 昭和に入るとスキー場もオープンし、それに伴い、ロープウェイ等設置、観光道路開通など、ますます観光地としての蔵王を確立しました。
 

 それらに並行し、古くからの旅館に加え、ホテル・ペンション・民宿等も相次いで開業。東北最大級の総合マウンテンリゾートとして発展しています。

 

 

⑤.十勝岳温泉(北海道)

 十勝岳温泉は、標高1280m、北海道で最も高地に建つ山の一軒宿です。

何と言っても、自慢は十勝岳連峰を望む絶景露天風呂です。新緑や紅葉の季節も美しいが、冬は白銀の世界を楽しむことができます。

 

 かけ流しにされた赤茶色に濁った源泉も、温泉ファンには人気です。

冬季も営業しています。

 

    

 

 北海道上富良野町に位置する十勝岳温泉は、標高は最高1,280mで、北海道で1番高い場所にある温泉郷です。そのため、北海道で最も早い紅葉も楽しめる穴場としても知られています。
 十勝岳温泉には3軒の温泉宿があり、3軒それぞれ泉質の違う温泉を楽しむことができます。

 

 

 以上五つの温泉地をご紹介しました。機会がありましたら、ぜひ露天での雪見風呂をご堪能ください。そのすばらしさに感動する事でしょう!

 

 

それではまた!

自称 アルピニスト より