令和5年1月26日(木)

 

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 もうすぐ1月も終わりですね? 「一月往ぬる二月逃げる三月去る」という諺の  通り、あっという間に過ぎて行きそうです!

つい先日年明けした・・・、という感覚ですが、すでに2023年も12分の1が終わろ うとしていますね? 

本当に月日が経つのは早いものです!

 でも、寒い日はこれからまだまだ続きます。そして、新型コロナ感染者も増えて いて、不安定な状況が続いています。 一日一日を大切にしたいですね。

 

 

 

 もうすぐ「立春」! 2月になると直ぐに暦の上では春がやってきます! 

そして「立春」の前の日、2月3日は「節分」です。

「豆まき」をしたり、「恵方巻」を食べたり、地域によって風習も少しずつ違います。 元々は『節』『分』ですから、季節を分ける日、「立春」「立夏」「立秋」 「立冬」の前日に4回ありますが、 「立春」を1年のはじまりとして、特に重要視 して「春の節分」を指すようになりました。

 

 「豆まき」のなかの「鬼」という言葉には、「陰(おん)」という由来があります。「豆まき」で考えると敵が外にいてそれをやっつけているイメージですが、「鬼」は自分の中にもいます。それが「陰」な気持ちです。  怠ける気持ちであっ たり、人の嫌がることを面白がってしまったり、他人の気持ちを考えられなかったり、物事を軽く考えてしまったり、くよくよと考えすぎてしまったり、自分の素直 な気持ちを表に出せなかったり、自分の中にもそんな「陰」な気持ちはありませんか? 

 

            

 

自分の中の「鬼」をしっかりと見つめなおし、求める「福」のために自分に今何が できるのかを考えて、前向きに行動してほしいと思います。

 

 2月4日は「立春」です。暦の上では春になります。

まだまだ寒い日が続くと思いますが、この寒さに耐えて、努力し、本当の春、良い 事が来ることを願っています。

 

 

 「節分」に恵方を向いて「恵方巻」を丸かじりするのは、関西発祥の風習なんだ そうです。「恵方巻き」とは福を巻き込んだ太巻きのこと。その年の縁起の良い方 角に向いて無言で1本食べ切ると1年間健康でいられると言われています。

丸ごと食べるのは「縁を切らないように」という意味が込められています。また、 無言で食べるという作法は「途中で喋ってしまうと福が逃げてしまうから」なんだ とか。

 今年(2023年)の恵方は、南南東らしいです。細かくいうと南南東より僅かに南 の方角が良いとされています。
恵方とは、その年の福徳を司る歳徳神(年神様の別称)のいる方角で、その方角に 向かって事を行えば何事も吉とされています。

 

 

 

 恵方は、十干に深く関係しています。十干とは、陰陽五行説の「木・火・土・金 ・水」を兄(え)と弟(と)に分け、「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」 の10種類にしたものです。十干には、それぞれに数字や方角が割り当てられており、それに基づき恵方も決められています。

 恵方の方角は、年によって変わります。その方角は、「東北東」、「西南西」、「南南東」、「北北西」の四方しかありません。その四方と暦を構成する十干を組 み合わせることで、その年の恵方が決まるのです。

もっと簡単に絵法を知る方法があります。西暦の年数の下一桁によって簡単に知る ことができます。

  • 西暦の下一桁が0・5の場合……西南西(正しくは西南西微西)
  • 西暦の下一桁が1・3・6・8の場合……南南東(正しくは南南東微南)
  • 西暦の下一桁が2・7の場合……北北西(正しくは北北西微北)
  • 西暦の下一桁が4・9の場合……東北東(正しくは東北東微東)

 

 「恵方巻き」に入れる具材は地域や家庭によってさまざまだと思いますが、七福 神にちなんで7種類の具材を入れると縁起が良いとされています。

 どんどんバリエーションが広がる「恵方巻き」ですが、今や、寿司のみならずス イーツなどもあります。

 

            

 

「恵方巻き」の起源や発祥については諸説あり、後付けと思われるものも少なくな いので、ここでは割愛します。


 「恵方巻き」の習慣は、私が子供の頃(昭和の中頃)には聞いたことも見たこと も無かったように思います。いつ頃かと問われれば何時だったのかはっきり覚えて いませんが、10年か15年くらい前からのような気がします。

 バレンタインデーのお菓子業者の大々的な宣伝効果で成長したように、「恵方巻き」も宣伝活動が活発になり、様々なお店やメディアでも取り扱われるようになり、「恵方巻き」の認知度も拡大していったのでしょうね?


 「恵方巻き」は、1年間健康でいられることを願って、幸福であることを願う意味 がありますが、その他にも、巻き寿司を鬼の金棒に見立て、それを退治する意味も あるようです。
また、巻き寿司に入れる具材にも意味があります。

 ・かんぴょう:細くて長いので「長寿祈願」「縁結び」

 ・しいたけ煮:かさの形が陣笠に似ているので「身を守る」

 ・卵焼き/伊達巻:黄金色で「金運上昇」、

          伊達巻は巻物に似ているので「知識向上」

 ・うなぎ:うなぎのぼりに通じて「上昇・出世」

 ・桜でんぶ:鯛などの白身魚をほぐしており、春を象徴する桜色で「めでたい」

 ・きゅうり:きゅうりの名から「九の利を得る」

 ・海老:腰が曲がるまで「長生き」

 

 


現在は、ファミマ、セブンイレブン、ローソンなどのコンビニや、スシローなどの 大手寿司店、スーパーなどが毎年力を入れており、スイーツでも恵方巻き・恵方ロ ールを展開しています。

その中には、豪華さにこだわった具材や個性的な変わり種、巨大でとても丸かぶり できないサイズなどがあり、多様化が進んでいます。

 

 ちょっと、行きすぎですよね? 

私も豪華な物は口に合わないようで、オーソドックスな具材のもののほうが好きで すね。

 1月ももうすぐ終わりますが、今年の「節分」には家族揃って「豆まき」と「恵 方巻き」を食べ、「立春」を迎えたいと思います。

 

それではまた!

自称 アルピニスト より