「中国の大連に留学してたよ」って日本人に言うと「上海と近いの?」とか言われます
一人だけじゃなくて今まで何度か言われましたよ!
日本人は中国のことを「となりの国」と言いますが、中国のことを全然知らないです
勿論中国語を勉強している皆さんは中国のことをよくよくご存知と思います。
中国の人口は約13億人で現在世界1位です。
面積は世界第3位で日本の25倍です。
実は、中国はヨーロッパがスッポリ入る大きさです!
まあ、西側(内陸部)は砂漠や高山地帯なので、人口密度が低い地域も実際にはあります。
日本人はなぜは中国がもっと小さいと思込んでいる人が大半です。
上記の「大連と上海は近いの?」もそうですが、
同じくらい言われるのが、「中国は方言があるの?」「方言もしゃべれる?」です。(大連の方言と東北話は少ししゃべれます)
先ほどの通り、中国はヨーロッパがスッポリ入る大きさです。
ヨーロッパは国が違うからフランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語……と区別して呼ばれています。
ヨーロッパにこれだけいろいろな言葉があるのですから、中国にも勿論方言はあります。むしろ差が大きすぎて別の言語と言ってもいいくらいです。
中国はひとつの国なので、たまたま「中国語」と呼ばれているだけです。
同じ「中国語(中国国内で話されている言葉)」だから、日本人は中国の各地方の方言と標準語とそんなに差異はないと思うんでしょうね。
でも、これはヨーロッパの言葉を全部まとめて「ヨーロッパ語」と呼ぶようなものです。
なのに、中国語は「中国語」。実際はヨーロッパの言語間の差よりも大きいのに。
中国語が喋れる人なら、1年~3年くらいその土地にいればある程度はその方言はマスターできると思います。
中国の方言はいっぱいあるので、全部喋るのは不可能です。
若い世代は学校で中国語の普通話(標準語)を勉強するし、テレビでも普通話が話されているので、標準語がわかります。
ちなみに、中国には少数民族がいるのでモンゴル語、朝鮮語を使って生活している人が大勢います。