こんにちは。
今回からは箱根駅伝に向けて注目してほしい選手を様々な切り口から紹介したいと思います。毎年この時期に同じような企画を行ったのですが、改めて思いをお伝えします。
箱根駅伝では10区間×20大学+学生連合の出場21チームで総勢210人が走ることになります。
その210人の選手には一人ずつそれぞれドラマがあります。そんな背景を知ればもっと楽しく箱根駅伝を観られると思っています。したがってそういった部分も含めて選手を紹介していきたいと考えています。
そして今回のテーマは「大学で花開いた叩き上げのエース達」です。高校時代に無名だった選手でも大学でコツコツと力を伸ばして箱根駅伝で輝くことができます。昨季、東海大のエースとして優勝に貢献した湯澤舜も高校時代は無名に近い選手でした。今回は彼のように、高校時代は無名だったものの、入学後に大きく成長して現在はチームの主軸として活躍している選手をその成長の過程も含めて紹介します。
〇土方英和(國學院大4年)
歴史を変える戦いに挑戦している國學院大を牽引する主将です。今や誰もが知る学生長距離界を代表するエースの土方ですが、埼玉栄高校時代は故障がちで館澤、中村大聖といった強力な同級生が全国の舞台で活躍する陰に隠れていました。
國學院大入学後は身体も強くなり、1年次からレギュラーを獲得すると、そこからは見事に上昇曲線を描いていきます。
上手くいったりいかなかったりした1年次、主要区間で好走できるようになった2年次、エース区間で堂々と戦えるようになった3年次、そしてエース区間を制圧できるようになった4年次。
出雲駅伝での逆転優勝に導いた走りはあまりにも見事でした。箱根駅伝では2区出走が濃厚でしょう。どこまで上位に食い込むか楽しみです。
〇伊藤達彦(東京国際大4年)
当ブログでは何度も紹介していますが、この選手ほど大学で成長した選手はいないってくらい大きく成長した選手です。
浜松商業高校時代は、同じ静岡県に加藤学園高校や浜松日体高校などの強豪校があったことから、全国で日の目を浴びるチャンスはありませんでした。
しかし、新興校の東京国際大にて、ものすごい角度で成長を果たしていきます。
1年次こそ全日本予選、箱根予選ともに下位に沈んでしまいましたが、2年次の箱根予選にて個人28位の好走で名を挙げると、2区に起用された箱根駅伝でも単独最下位を走りながら区間15位の健闘を見せます。
3年次も箱根2区に登場。途中で脚にダメージを負って後退しますが、それまでの走りからは他校のエース達にも負けない力強さがあることが伝わりました。
そして4年次は箱根予選日本人1位、全日本2区区間賞(しかも13人抜きで首位奪取!)とさらにレベルを上げた走りを見せ続けてくれています。
もはや留学生並みの力を持つ伊藤。最後の箱根でも爆発的な走りで首位争いに殴り込みをかけてくれそうです。
〇赤崎暁(拓殖大4年)
赤崎も1年次からレギュラーとして走っていた選手ですが、4年次になって急成長を遂げた選手です。開新高校(熊本県)時代は都道府県対抗駅伝への出場経験こそあるものの、世代の中で際立つような活躍を見せていたわけではありませんでした。
拓殖大では1年次はつなぎ区間を10位前後で走れる選手として、2~3年次は主要区間を10位前後で走れる選手として重宝されていましたが、4年生になって一皮むけます。
出雲1区3位、全日本3区3位と主要区間で稼いでいるうえに、10000m28分20秒台、ハーフマラソン61分台と並大抵のエースでは届かないタイムを叩き出しました。
これがエースになるという覚悟が生んだ成長なのでしょうか。ひとつ上の強力世代が卒業したチームを強力に牽引しています。
〇藤曲寛人(順天堂大4年)
ここまで紹介した選手は、高校時代の実績は無くとも大学では1年次からレギュラーを掴んでいた選手でしたが、藤曲は3年生になって初めて三大駅伝出場を果たした選手です。
昨季は全日本2区11位、箱根7区9位とポイント区間を無難に繋ぐ役割を担っていましたが、今季は5000m、10000m、ハーフマラソン全てで自己ベストを更新し、全日本では5区2位と素晴らしい走りを見せました。
今、順天堂大のエースは誰かと言われたら藤曲の名が最も挙がります。
1年次から試合に出続けていた橋本、野田、難波を横目にコツコツ力をためた成果が解き放たれているのが今の藤曲です。最後の箱根でも満を持してエース区間に登場してくるでしょう。楽しみです。
〇吉田祐也(青山学院大4年)
青山学院大イチの練習家と言われている選手です。東農大三高時代は全国的に無名で、青山学院大でも2年次まで主要大会への出場はありませんでした。それでも、努力を重ねて3年次には日本インカレ10000mで日本人トップを奪うまでに成長します。その勢いのまま全日本大学駅伝でも5区区間賞と素晴らしい結果を残しますが、箱根駅伝はまさかのメンバー落ち。
この悔しさが吉田をさらに一回り強くしました。
関東インカレではハーフ4位と好走すると、再び5区に登場した全日本では停滞気味だったチームの流れを反転させる激走を見せます。
そしてその後の記録会では10000m28分42秒の好タイムをマーク。3年次以降は主要大会で外していないことも考えると、主要区間で使わないともったいないと思わせるほどの走りを続けています。
この評価こそが、吉田が積み重ねた努力の賜物なのです。
〇定方駿(東洋大4年)
彼こそまさに叩き上げで強くなった選手です。3年次までは三大駅伝エントリー止まりだったところから、今季になって遂にその努力が花開きました。
出雲駅伝では最重要区間の6区に出走。優勝を目指して突っ込みながら最後まで粘り尽くして区間3位と、初めての三大駅伝出場とは思えないくらい強い走りを見せました。
そして、全日本大学駅伝ではエース区間の7区に登場。単独走で先頭を追いかける難しい展開ながら、青山学院大のエース吉田圭太と同タイムの区間2位とこれまた素晴らしい走り。
走る姿からは気持ちの強さが滲み出ており、酒井監督から「使命感で走る選手」と評されるのも納得です。
箱根駅伝でもタフな区間でハードに活躍してくれるはず。もはや相澤に次ぐ切り札です。
いかがだったでしょうか。ポイントは、本日紹介した選手は高校時代や下級生時代からは考えられないようなレベルに到達しているということです。努力を積み重ねて一歩ずつ成長してきた彼らが、エース区間でエリート選手に挑む姿は観ていて胸が熱くなります。みなさまもぜひ、注目して観てください。
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