こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は山梨学院大の箱根駅伝について振り返ります。

 

往路:22位

復路:19位

総合:21位

 

全国高校駅伝優勝世代が卒業し、いよいよほぼ雑草選手のみのチーム構成となった山梨学院大。全日本予選ではエースのニャイロを欠きながらも健闘した一方、ニャイロが復帰した箱根予選では他の選手が振るわずギリギリでの通過になるなど、不安を抱えながらの挑戦となりました。

 

 

〇戦略

エントリーの段階で出木場、首藤、藤田と前回の箱根駅伝経験者が3名も外れ、さらにニャイロも脚の不安から出走見送り。

この時点で厳しい戦いを覚悟せざるを得ませんでした。

 

それでも1500mからハーフの距離まで対応してきた清水を1区、セカンドエースとして奮闘してきた永戸を2区に置いて序盤の速い流れへの対抗を目指しました。

 

その後はこれでもかというくらい雑草選手を並べました。ポイントは主力の一人である5区久保、前回往路を任された7区川口、長距離での安定感が随一の10区片山です。彼らを中心に粘り続けることで活路を見出せるのではないか、そんな戦略で箱根路に臨みました。

 

 

〇結果

1区清水が10.5kmで集団から脱落すると、挽回を狙った永戸も追い上げきることができず、2区終了時に21位と厳しいスタートになりました。

 

その後の選手もペースを上げることができず、5区では最下位に転落してしまいます。

 

復路でもなかなか反撃に転じることはできませんでしたが、勇気を持って前半から飛ばした8区山田のところで最下位を脱出。最後は総合21位でのフィニッシュとなりました。

 

 

〇感想

チャレンジングチームにおいて、これだけ故障者が出てしまうとさすがに厳しかったですね。

当初の予定通り1区永戸、2区ニャイロというオーダーが組めればまた違った戦いができたかもしれませんが、それでも無理にニャイロを走らせなかったのが上田監督の優しさであり、強さです。

 

しかし、これで3年連続のシード落ち。いずれも主力の欠場が相次ぎ、本来の力を出し切ることすらできていません。

来季こそ、100%の状態で勝負に臨む山梨学院大を見たいです。

 

 

〇今後に向けて

ニャイロ、永戸、清水、久保、片山など主力がごっそり卒業、さらに上田監督も退任とひとつの時代の終わりを感じます。

 

来季は現実的には箱根駅伝の連続出場を死守するところからの戦いになるでしょう。駅伝での好走経験のある選手が一旦いなくなりますが、飯島新監督と共に新時代の山梨学院大を創り上げられることを願っています。

 

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