こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は大東文化大の箱根駅伝について振り返ります。

 

往路:21位

復路:14位

総合:19位

 

原や前田を擁した強力世代の卒業による戦力ダウンが否めず、得意の全日本予選も敗退するなど前評判は決して高くなかった大東文化大。それでも爪痕を残すべく、箱根路に挑みました。

 

 

〇戦略

タフに走れるダブルエースの川澄と奈良は順当に2区と4区。スピードを要求される1区と3区には新井と斎藤を配置するなど、適材適所のオーダーを組むことに成功しました。

 

復路も7区に次期エース候補の三ツ星、9区にスペシャリストの谷川を起用しており、これでシード争いに加われないなら仕方ないと諦めがつくような、そんないいメンバーで勝負に臨むことができました。

 

 

〇結果

1区新井がスタート直後に転倒するまさかのアクシデント。脚に大ダメージを受けて最後まで走り切るのがやっとという状況になってしまいました。

 

中継所に着いたときにはトップと8分40秒差、21位とも4分半以上の大差がついており、上位を目指す戦いは実質的にここで終わってしまいました

 

しかし、それでも大東文化大の選手達は強く走り抜きました。

 

2区川澄こそ繰り上げの憂き目を見ましたが、3区斎藤が区間15位のナイスランで流れを立て直すと、4区奈良、5区佐藤弘がそれぞれ区間上位の快走でなんと最下位を脱出します。

 

復路も6区藤岡、7区三ツ星の好走により、一斉スタート組の中でも上位の集団で戦うことに成功します。

8区片根は少々苦しみましたが、9区谷川、10区中神がしっかりまとめ、復路順位は14位と健闘。総合順位も19位まで上がっていました。

 

 

〇感想

1区でのアクシデントが本当に残念でした。

新井が本来の実力を発揮してスタートできていたなら、シード権争いも勝ち抜けていたのではないかと思わせるほど、2区以降の選手達の走りは力強かったです。

 

前評判が低く、アクシデントに見舞われた中でもこれだけ走れるのは大東文化大に“強さ”が備わってきた証です。

順位だけ見れば下位に位置した今回の箱根駅伝ですが、明るい未来を予感させる大会となりました。

 

 

〇今後に向けて

新井、斎藤、谷川、中神とチームを脇から支えていた学年が卒業しますが、川澄、奈良とエース格の選手が残ります。

彼らはこの一年間、強敵相手にも果敢に挑み続けてきました。その分、結果が出ないこともありましたが、戦える場面も増えてきました。

来季はいよいよエース区間で互角以上に渡り合えそうな予感があります。

彼らの導きにより、久しぶりにシード争いに加わってきそうです。

 

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