こんにちは。箱根駅伝に出場したチームの戦略と結果について1校ずつ振り返るシリーズ。今回は東京国際大の箱根駅伝について振り返ります。

 

往路:17位

復路:15位

総合:15位

 

 

2年連続3度目の出場となった東京国際大。箱根常連校となるためにも、今まで以上にレベルの高い場での戦いを目指しました。

 

 

〇戦略

過去2回は序盤を我慢し、留学生を投入した区間を起点に上昇を狙う戦略で臨みましたが、今回は最初から前で勝負したいとの考えから、1区にタイタスを起用してきました。

 

2区以降も伊藤、真船、相沢と主力を惜しみなく投入し、上位校に真っ向勝負を挑みました。

 

前半に強い選手を並べた分、当初予定していた選手が走れなかった5区、経験の浅い選手が続く復路にやや不安はありましたが、ここは彼らの粘りに懸けました。

 

 

〇結果

1区タイタスがレースの主導権を握り、ライバル校を振り落としながら8位で繋いで自らの役割を果たすと、2区伊藤も快調な走りで一時は4位集団に参加します。さらに3区真船が3人抜きの快走、4区相沢も本来の走りではないながらもしっかり粘り、ここまで10位圏内をキープする素晴らしい戦いを見せます。

 

しかし、懸念の山上りで区間21位と大苦戦し、17位まで順位を落としてしまいました。

それでも、今年の東京国際大はそのまま引き下がるチームではありませんでした。

 

復路では7区芳賀、8区山瀬が区間6位で走破し、ここでも見せ場を作ります。終盤の長距離区間はさすがに苦しかったものの、3度目の箱根路で初めて自校の襷を最後まで繋ぐことができました

 

 

〇感想

非常に収穫の多いレースとすることができました。

まずは主力の選手達が往路で互角に渡り合えたことが大きいです。

 

特に伊藤は終盤に脚へのダメージから失速してしまいましたが、それがなければ東海大や駒澤大の選手にも勝てそうなほどの勢いがありました。

チャレンジングチームが初めてシード権を獲るときは、往々にして2区でエースが快走するものです。

彼がその域に達していると確認できたことは次回に向けて大きな弾みとなります。

 

また、不安視された復路でも区間上位の走りを見せてくれる選手が現れました。これは中間層のレベルが確実に上がっている証拠です。

3度目の出場でここまでの手応えを得られるのは素晴らしいことです。このチームは停滞することなく前進を続けています

 

 

〇今後に向けて

タイタス、伊藤、真船、相沢、山瀬、内山と今回6人出走した学年が最上級生となる来季がひとつの勝負年となります。

もう箱根駅伝に出場することを喜んでいい段階は終わったのでしょう。

次回はシード戦線に殴り込みを掛けてくるはずです。

皆さまも東京国際大の歴史が更新されるこの1年間にぜひ注目してみてください。

 

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