こんにちは。各大学の注目点をキーワードと共に紹介するシリーズ。今回は上武大を紹介します。
上武大の今季のキーワードは「脱皮」です。
上武大は前回で箱根駅伝初出場から節目の10年連続出場を果たしました。強化校が年々増えていく中で連続出場を続けていることは素晴らしいことです。
しかし、本戦ではいまだシード権争いに絡むことすらできていません。キラリと光る継走を見せるときもありますが、気づいたら下位に沈んでしまっているのです。
そんな上武大もそろそろ本気でシード権争いをできるチームに脱皮したいところです。そのために必要な要素を整理してみました。
①太田黒の相棒の誕生
上武大のようなチャレンジングチームにおいて、序盤でレースから置いて行かれるとそこから巻き返すのは至難の業です。したがって1区2区で遅れずについていけるエースが必要です。
太田黒はそんなエースです。前回の箱根駅伝こそ、悔しい走りになりましたが、十分に勝負できる能力は持っています。
問題はその相棒になる選手。現時点では有力候補となる選手の名前が挙がってきません。
勝負レースでの好走経験がある橋立や大森に期待したいところです。
②特殊区間で稼ぐ
上武大がいちばん稼げる可能性があるのは山(箱根駅伝の5区と6区)です。この区間はどのチームにも大爆発のチャンスがあります。特に上武大は定期的に山のスペシャリストが現れます。初出場時の福山、前々回の森田と5区で区間賞に近い走りを見せてくれています。
一方、山下りの6区は鬼門となっています。復路のスタートで出遅れてしまう事で、その後の選手のポテンシャルを引き出せていないように見えます。
この6区を最低限凌げる(欲を言えば稼げる)選手の登場を待ちたいです。
③つなぎ区間を無難につなぐ
ここが一番大事なところです。上武大は本来、層の厚さで勝負するチームのはずなのに、つなぎ区間で崩れてしまう事がよく起きています。最低限、全員が区間10位前後で走ることが求められます。
箱根駅伝経験者が11人いる今年のチームなら、それも可能なのではないかと思わせてくれます。
正直、シード権獲得への道は簡単ではありませんが、絶対に無理なことではありません。1年間かけて、一つずつ課題をクリアしていく上武大に注目してみてください。