ソフトを使ってハードを育てる | 衛生管理者・エックス線作業主任者・危険物取扱者の合格率約90%の試験対策ブログ

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今回は、「ソフトを使ってハードを育てる」についてです。

たまに、テレビで馬や牛の出産シーンを見かけることがあります。

これらの赤ちゃんは、産まれてすぐに立つことができます。

その理由は、天敵の肉食獣から襲われにくくするためだと言われています。

自分の足で移動できなければ、すぐに肉食獣の獲物になってしまうからです。


ところが、人間の赤ちゃんは、産まれてから立てるようになるまで約1年もかかります。

他の動物に比べると、とてつもなく遅いです。

これは、人間が生物学的に未熟な状態で、産まれてくるからです。

仮に、人間の赤ちゃんが、サルの赤ちゃんくらいの肉体や知能を持って産まれてこようとすると、24ヶ月もの間、母親の胎内にいなければならないらしいです。

しかし、24ヶ月も、母親の胎内にいるわけにはいきません。

人間は2足歩行になってから、骨盤の形が変わり産道が狭くなったため、24ヶ月も胎内にいては、産み落とせなくなるからです。

ですから、約10ヶ月で産まれることになったと言われています。


さらに、人間は、脳も未熟な状態で産まれてきます。

犬は、人間が育てても、「ワン!」としか鳴けません。

しかし、人間の赤ちゃんは、人間が育てないと人間にならないのです。

人間の赤ちゃんは、知識を何も持たずに産まれてきます。

パソコンで言えば、『ハード(脳)』はあっても、『ソフト(知識)』が全くない状態です。

パソコンに、ソフトが一つも入っていなかったら、ただの箱に過ぎません。

人間は、そんな状態で、産まれてくるのです。

ですから、私たちは、親や先生から教育を受けて育ってきました。

私たちは、親や先生の「先人の知識」があったからこそ、人間らしい生活ができているのです。


また、本屋さんに行くと、たくさんの書籍が置いてあります。

書籍も「先人の知識」の一つです。

実際に、本屋さんに行って書籍を見てみると、「手帳術」や「ノート術」や「仕事術」などの本が目立ちます。

「手帳術」や「ノート術」や「仕事術」の書籍は、目標を達成するための有効なソフト(知識)です。

どれも試してみる価値は、あると思います。

「手帳術」の書籍を読むと、時間管理がうまくなり、時間に余裕ができるかもしれません。

「ノート術」の書籍を読むと、試験勉強がはかどるかもしれません。

「仕事術」の書籍を読むと、営業成績が上がるかもしれません。


しかし、たまにこれらのソフトの使い方を、間違えている人がいます。

そのような人は、次のようなことを口にします。

「○○さんの手帳術と、△△さんの手帳術と、××さんの手帳術を勉強したぞ!これで俺は、成功者になれるはずだ!」

「●●さんのノート術と、◎◎さんのノート術と、▲▲さんのノート術さえ知っていれば、絶対試験に合格できるはずだ!」

しかし、どれだけすばらしいソフトを知っていても、そのソフトが成功を約束するものではありません。

成功するかどうかは、ソフトを手にしたハード(自分の脳)次第なのです。

ソフトがどれだけすばらしくても、ハードが旧式なら使いこなす事はできません。

すばらしいソフトを使いこなすには、すばらしいハードが必要なのです。

そのソフトを使いこなすだけのハードを手に入れるには、自分が「これだっ!」と思った、たった1つだけのソフトを使って、深く掘り下げていく事です。

ソフトをたくさん手に入れるのではありません。

たった1つのソフトを、しっかりと使い込むのです。

そうすれば、そのソフトの根っこの部分まで、わかるようになります。

それと同時に、ハードも更新されていくのです。

自分の頭の中に、新しいソフトを入れるばかりではなく、手に入れたソフトをいかに活用するかが大切なのです。


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