まだ明るいうちから呑み始める事に
既に罪の意識を無くしたぴんきり兄弟である
『じゃ4時には集合で』いつもの調子で指定した店は
4時から開店 兄さんを少々待たせてしまったようだ


『どうしましょうね』に『こうしましょうよ』などと
答がある訳は無く『そんな感じで』と至極曖昧だ
互いに遠回しな自己主張をアルコールと安い肴で
共に消化していく大人の会議なのである


『もうひとつ行きますか』これはビールのおかわり話
そこで『いやそろそろ』と遠慮でるようならば
更に大人の付き合いなのだが『いきましょう』と
焼酎など頼んでしまう子供の私 苦笑いで付き合う兄さん


お陰で話は脱線して打ち合わせは結論を見ないわけだ
『じゃそういうことで』と例によって握手で別れるのだが
多分互いに『そういう事』の解釈は微妙に違い
次回練習時には『どういう事だったかな』となる始末である


こうしてアルコールのせいばかりではなく 年齢による健忘と
いい加減な性格からくる有意義な打ち合わせが繰り返されるのだ
それでも毎回打ち合わせによって幾つかの紙飛行機が投げられて
風向きと着地場所を探す《ぴんきり兄弟》は何処へ行く




《青空が見えて来たよ》
$俺の声3(歌う主夫は不動産屋)
昨夜はよく降ったからな 暑くなるぞ