埋まってしまった連休の予定に私の楽しみなどない
最大の憂鬱は春の大掃除と銘打たれた
女たちの衣類の大量処分大会
(誰か好きなだけ持っていってくれ)と思う


せめて夢の連休を想像しよう
3日は野球を観に行こうヤクルトかロッテの二軍グラウンド
ビールを買って名も知らぬ若い選手を先物買いしよう
ヒュルヒュルなるボールの音を聞こう


その帰り道まだ陽のあるうちから立呑屋によるんだ
冷てぇビールと焼き鳥で日に焼けた体を冷ましていこう
陽が暮れたら家に帰って音楽を聞くんだ
お気に入りの音を聞きながらいつの間にか眠るんだ


4日朝起きたらロッタの小屋を掃除しよう
古いチモシーを敷替えて緑の匂いで満たすんだ
ついでにベランダを水洗いして 水で遊んだロッタの足跡を
数えながら自分で作った玉子サンドを食べるんだ


遊び疲れたロッタが微睡んだら部屋に入ってギターを弾こう
素敵な曲を好きなように 飲んだくれジョニーを歌おうか
また夜になったら買い物をしよう 空豆とかつをを買おう
安ければホタルイカも 独りで三人と会話を楽しみ酒をのもう


5日はこどもの日 そうだ童心に帰る為山に行こう
渋滞の高速を避けて雁坂トンネルを抜けて山梨へ
昔登った名もなき山を子供みたいに昇り切って
山頂近くの神社(天狗様)に声をかけに出掛けよう


そして思い出の地を巡り変わっちまった景色を見て
くだらない想い出を粉々に砕くんだ
たった30年前の建物はもう少数しかないのだろう
そしたら温泉に浸かってリフレッシュ出来るだろう


6日は寝ていよう 何も考えず眼を閉じ心も閉じ
空腹さへも閉じ込めてひたすら眠ろう
新しい血が騒ぎ出すまで死んだように眠るんだ
あぁ素晴らしきゴールデンウィーク