到達地点東へ920m
Yの地図と計算がどこまで正確かは不明
そのYは樹海から帰還後直ぐに帰郷した
彼は何を連れて帰郷したのだろうか
その他3人は例によって悪魔の一声
「なんか取り付かれた気がするから
お祓いに行こうぜ」殊勝なご意見ありがたい
悪霊が取憑いた悪魔 それは恐ろしい事だから
行く場所はまた山の中 通称《天狗様》
石和温泉郷北側の山の山頂付近にある
自称《天狗の生まれ変わり》悪魔の
お気に入りの場所である
狭い入口から下宮の境内に車を止め
山道と階段を600mほど登る
これがまた静寂と緑と空気の美しい
私も大好きな場所なのである
何の神様だか知らないがとにかく柏手を打つ
夕暮れに向かう街の灯りを喋らずに眺める
自然の中に身体は溶け込み浄化されてゆく
30分程思い思いの場所で喋らずに過ごした
その頃Yは眠い目をこすりながら中央道を
HONDA VF400で東京方面へひた走っていた
9時には地元の友達と約束があるとの事
携帯など無い時代 その後行動は不明だ
秋が来て夏休みを終へまた大学生活が始まる
(Yは帰って来ているだろうか)戻ってすぐ
彼の部屋に行くと彼はいつものように居た
「コバお祓いした方がいいぜ何ともないか?」
彼の話は果てしなく長かった かいつまむと
親戚からBMWを借り出し仲間と遊びに行き
その最中暴走族もどきに出会った
その時何かが彼の行動を支配したと云う
なかば故意にアクセルを踏み込み
目の前を蛇行するバイクを跳ね飛ばした
乗っていたレディースの女が樹海で見たと云う女と
同じ姿勢でフロントガラスに飛んだと云う
フロントガラスを突き破り女は車の中へ落ち
骨折程度で済んだらしいがその時の本人の感情は
「やってしまえ 踏み込め」の呪文に囚われた
そんな恐ろしい土産話を持って帰って来た
更に悪魔のS先輩 やって来た時はブルーの車
「あの後よ葡萄畑に突っ込んで全損したよ」
なんと赤い護送車は無意識に葡萄棚に自爆
無傷であった事が奇跡だと言われる事故を起こした
彼もまた「突っ込んでしまえ」の声を聞いたと云う
「今度はお前らの番だぜクククッ」私とMさんを見て笑う
「二度と樹海には行かない」4人の共通点となった
Yの地図と計算がどこまで正確かは不明
そのYは樹海から帰還後直ぐに帰郷した
彼は何を連れて帰郷したのだろうか
その他3人は例によって悪魔の一声
「なんか取り付かれた気がするから
お祓いに行こうぜ」殊勝なご意見ありがたい
悪霊が取憑いた悪魔 それは恐ろしい事だから
行く場所はまた山の中 通称《天狗様》
石和温泉郷北側の山の山頂付近にある
自称《天狗の生まれ変わり》悪魔の
お気に入りの場所である
狭い入口から下宮の境内に車を止め
山道と階段を600mほど登る
これがまた静寂と緑と空気の美しい
私も大好きな場所なのである
何の神様だか知らないがとにかく柏手を打つ
夕暮れに向かう街の灯りを喋らずに眺める
自然の中に身体は溶け込み浄化されてゆく
30分程思い思いの場所で喋らずに過ごした
その頃Yは眠い目をこすりながら中央道を
HONDA VF400で東京方面へひた走っていた
9時には地元の友達と約束があるとの事
携帯など無い時代 その後行動は不明だ
秋が来て夏休みを終へまた大学生活が始まる
(Yは帰って来ているだろうか)戻ってすぐ
彼の部屋に行くと彼はいつものように居た
「コバお祓いした方がいいぜ何ともないか?」
彼の話は果てしなく長かった かいつまむと
親戚からBMWを借り出し仲間と遊びに行き
その最中暴走族もどきに出会った
その時何かが彼の行動を支配したと云う
なかば故意にアクセルを踏み込み
目の前を蛇行するバイクを跳ね飛ばした
乗っていたレディースの女が樹海で見たと云う女と
同じ姿勢でフロントガラスに飛んだと云う
フロントガラスを突き破り女は車の中へ落ち
骨折程度で済んだらしいがその時の本人の感情は
「やってしまえ 踏み込め」の呪文に囚われた
そんな恐ろしい土産話を持って帰って来た
更に悪魔のS先輩 やって来た時はブルーの車
「あの後よ葡萄畑に突っ込んで全損したよ」
なんと赤い護送車は無意識に葡萄棚に自爆
無傷であった事が奇跡だと言われる事故を起こした
彼もまた「突っ込んでしまえ」の声を聞いたと云う
「今度はお前らの番だぜクククッ」私とMさんを見て笑う
「二度と樹海には行かない」4人の共通点となった