本日の話の種は『サイレント・ハウス』です。
ウルグアイ映画のリメイクで、主演は『フルハウス』のオルセン姉妹の妹、エリザベス・オルセンです。今やビッグネームの女優さんですね。
彼女を知ったのは、ハリウッドリメイク版の『GODZILLA』で、翌年にはアベンジャーズにも仲間入りしました。
『GODZILLA』で夫婦役として共演したアーロン・テイラー=ジョンソンとは、『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』で姉弟役として共演。配役が夫婦から姉弟だったので、そこら辺の背景を払拭して観るのがちょっと大変でした(苦笑)
さて、今回の作品は、まず予告編をhttps://youtu.be/rUgsHRjzvO8
以下ネタバレ注意。
あらすじとしては
サラ(主人公)は、父親と叔父の三人で久しぶりに湖畔の別荘を訪れ、別荘を売却するための片付けをしていたが、誰もいないはずの上の階からの物音が気になり、父と物音の原因を探りに行く。
父とはぐれたサラは、父を探しに行くのだが、何者かに襲われ、身動きがとれない程の大怪我をして倒れている父を発見。
何者かの気配に怯えながら辛くも別荘から脱出して叔父と合流するも、「助けを求めて街へ向かうより、俺たちが助けた方が早い」とまた別荘へ戻ることに。
叔父とはぐれないように父を探すも、倒れていた場所には姿は無く、引きずられた跡が残る血溜まりだけ。
捜索を続けるうちに、叔父も何者かによって襲われ、連れ去られてしまう。
またもや一人になってしまったサラは、今度こそ脱出するため玄関へと向かうが…。
といったところでしょうか。
あらすじというより、ストーリーの7割程説明してしまいましたが、ネタバレ叩かれドンと来いのコラムなので全然問題無いです。
ラストは、得体の知れない何者かは、実は多重人格だった自分という、最早定番なオチなのですが、個人的に評価したいポイントは、エリザベス・オルセンの演技力と、撮影方法です。
P.O.Vという、あたかも物語の人物の視点で撮られる撮影方法がありますが、この『サイレント・ハウス』では、サラと共にストーリーを追体験できるような新しい試みの撮影方法を導入しています。
簡単に言えば「ワンカットで常に主人公を追いかける」感じですね。
カット割が無く(上手く繋げているのかも?)、常に主人公を捉えているため、P.O.Vとはまた違った臨場感があります。
ただ残念なことに、今回の映画の設定上ほぼ家の中の出来事なので、カメラが近すぎて何が起こっているのか把握しにくいです。
その分、カメラと演者がより密着するため、表情の細部や息遣いなんかも大胆に映るので一長一短ですね。P.O.V映画が好きな僕としては新鮮で割と好きです。
そしてなにより、エリザベス・オルセンの演技には脱帽します。
なんせあの長回しで、彼女がフレームアウトする場面が最長でも30秒程しかありません。
常にカメラの前で演じ続けている訳ですから、本当に役に成りきらないとできないと思います。
約1時間半、ほぼずっと恐怖と緊張感をその身に纏いながらラストまで突っ走る彼女の姿は、まさに今作の要になっておりますね。
内容としてはよくあるサスペンスホラーなのですが、臨場感たっぷりなおかげでワンランク上の作品になってます。
エリザベス・オルセンが出演している映画は大体の作品を観ましたが、これからも目が話せない女優さんです。
ということで、映画の新しい楽しみ方を知る作品でした。
彼女(サラ)は今、本当に彼女なのか。