~遠くにいる、千春へ~ 10話 | 朱里secret 期間限定?嵐ブログ

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~一年前(千春side)~
 
 
翔。
 
私…怖くて、怖くて…。
 
明日なのか、
 
それより先なのか、
 
わからないけど。
 
翔と離れたくない。
 
私だけ先に逝くなんてイヤだよ。
 
 
翔と一緒に居ないとき、
 
最近こんなことばかり考えてしまうんだ。
 
 
こんなこと考えたくない!
そうやって、
 
気持ちを切り替えようとしても、
 
頭に激痛が襲うから、
 
どうしても考えてしまうんだ。
 
 
 
医者が言うにはね、
 
脳の機能が低下しているって。
 
だから、忘れっぽくなっちゃったの。
 
翔が収録をしているときも、
 
前なら絶対に電話しなかったのに。
 
今は、めちゃめちゃ電話をかけてしまっているんだ。
 
翔は、笑っていつも言ってくれるよね。
 
そんな忘れっぽくても、
 
超かわいい…って。
 
 
 
正直に翔に伝えた方がいいのかな…?
 
 
私は、一年後にはもう天国にいるだろうって。
 
 
翔は、きっと泣いて泣いて、心配してくれるんだと思う。
 
 
私は、そういう翔をみたくないんだ。
 
 
最期の時まで、
 
翔の笑顔が見たいんだ。
 
 
 
そのうちさ、
 
翔のことも忘れちゃうと思う。
 
 
辛い、やっぱり辛い。
 
 
 
私は、この世に証を遺しておきたい。
 
 
だから、今から翔に電話するから。
 
 
 
 
そうして、
1話のプロポーズの場面にうつる。

 
やっぱり、翔は、プロポーズを受けてくれなかった。
 
そうだよね。
 
 
仕事も順調だし、
 
私とのスクープなんて、
 
今はよくないよね。
 
 
仕事が落ち着いたら、
 
プロポーズ考えてくれるかな?
 
私は、そのときも翔の隣にいる?
 
 
 
あ…
 
また目眩が…
 
 
千華「…千春、ただいま。具合平気ぃ?…ちっ千春!?」
 
千春「千…華…私が死んでも…死んでも…」
 
 
千華「…千春」
 
 
千春「翔には…何も…言わないで…お願い…」
 
 
千華「わかった、わかったから!!」
 
 
千春「…翔…翔…」
 
 
千華「救急車呼ばないと!」
 
千春「や、め、て…千華、この手紙を新山千春に渡して、明日会う約束してたから」
 
 
千華「何これ、この前書いていた、翔くんへのラブレターじゃない!千春が自分で渡さないとダメだよ!」
 
千春「…翔…だい…す…き」
 
私は、静かに目を閉じた。