吐き出したら元気になる♪  | いつもお世話になっております。

いつもお世話になっております。

パーキンソンの夫との日常、あれこれ。

昨日の、ドロドロとした気持ち悪いところを

吐き出したら、

 

今日はすっきり(笑)

 

周りの皆さんを心配させている。

本当に、心配をかけてる・・・

 

申し訳ないなと思います。

 

頑張ってるように見えて、

私は、過負荷でブレーカー落ちる前に

回路をきって 逃げてしまうので、

 

「お前~~~ めっちゃええかげんやん~~」って

きっと怒らはるやろな。

 

王様には

「絶対にうつ病にならへんタイプ。心配ない!ニヤリ」の

太鼓判を押してもらってる。

 

就職内定もらった一週間後に湾岸戦争勃発し

ブラックマンデーで世界中の株式市場がぶっ飛んだ。

 

幸いに、会社初の4年生大学ということで、

内定取り消しには至らんかったけど、

同期内定の子たちは短大卒の子たち中心に

年を明けたら半分に減ってた。

 

入社したら、OJTなんてあろうはずもなく、

4月に本業務ほぼ新人でチーム構成されて

5か月で納品できなかったら、「お前らのプロジェクトは赤字です、残業なしでな。」と部長から言われた。

 

私はPCにさわった経験すらゼロ。

「ワープロとは、どう違うんでしょうか?」

「キャリッジリターンて何ですか?」など

初心者以前のレベル。周りは専門学校卒で

学校でITのことを2年、3年学んだ子たちだったし

文字通りのマイナスのスタート。

 

残業代なんてつくわけないブラックな中小企業だったけど、

同期の子たち、先輩たちのサポート、協力があって

半年でゼロのレベルまで持っていき、一年後には

曲がりなりにもプログラムが書けてた。

 

時代にも助けられたんだと思う。

真っ黒なDOS時代からちょうどカラフルなWindowsに

変わって、恐ろしく専門的なことを知らなくても

プログラムが書ける言語、VBが登場し席巻した。

 

20代は失われた10年の真っ暗闇のトンネルだった。

お金にならない残業を山ほどして、毎日日付変わってからの

帰宅。家にかえってもプログラム組んでたし、仕様書もガリガリと書いてた。

徹夜はめずらしくなかったし、

毎日客先で泣いてたし、

毎日帰りの終電で泣いてたし。

パワハラとかじゃない。

ただただ仕事が山盛りで あれもこれも、の状態で

山の仕事を減らすには自分が動いて頑張るしかなかっただけ。

 

でも体育会系の面倒見の良いチームで、

下を育てることと、

失敗は成長の素だっていう風土もまだ残っていた。

 

幸運だったと思う。

20代必死にやってきたことで、今の私が成り立ってる。

やってみて、できないことって、そんなに多くないと

今も思えてる。

 

王様の介護は、下手すると、動けない王様を抱えて、

先の見えないトンネルを歩いてる気持ちになる。

その間に時間もお金も消えていく。

 

消費されることに着目してしまうと、

喪失の痛みで追い込まれる。

あのノー残業代で毎日午前一時に家にたどり着く生活だって

時間やチャンスを消費してたと思う。

でも、出来上がり、ゴールをイメージすれば、

前向いて歩いて行けた。

 

介護でも、ゴールをちゃんと定めるのがいいのだと思う。

 

王様が歩けること とか は 王様がやること。

自分がやることの ゴール。

 

またしても 幸いなことにずっと身を置いてるITの世界では

「システムバグ」という不幸は避けれないもので、

これまで たくさんのバグを対処してきた。

嫌な事の対処には、ある意味 耐性があるし、

それに対するロジカルな思考も得ることができた。

 

物事を、原因と結果、そして やるべき対応に整理してみたら

気持ちが落ち着いてくる。

原因究明が一番大変で、そこがわかったら 対応はおのずと見えてくる。対応は一つじゃなくて、とりあえずの暫定をして、

最終的に恒久対応もする。

いっぺんに対応して、結果をださなくてもいい。

まずは Fatalな状況の回避をすればいい。

 

システムバグの恒久対応の正解は 一つだけだけど、

介護の正解はいくつもいくつもある。

複数個を保険かけるようにしてもいい。

 

打ち手が何個もあるっていうのは、いいね。

気持ちが楽になる。

 

そう。

皆がとても心配してる、「私がつぶれないか」だけど、、、

少なくとも、メンタルは多分大丈夫。

鋼じゃないけど、はりつめる真面目さはないから。

 

すんごい心配のまなざしのケアマネさんに、

この話を一度してみようか。。。

「何言ってんだ、、、このひとは・・・」って

あきられるかなーー。。。