ビールが入ってたグラスが コーンと床に。
もう、日常茶飯事の出来事。
わざとではないかと思うくらい。
「落ちたんや」
わざとじゃないと 強硬に言う王様。
そのたびに床に這いつくばって、
こぼれたのを拭く私。
「自分な、不注意にせよ、
毎日毎日、床に這いつくばってそれを拭く私の事、
考えてる? 」
「・・・」
今日にいたっては、
ココアの入った、耐熱ガラスのグラスを
コ―――ン。
当然、割れた。
ココア、最初はステンレスのに入れてたのを
王様が「ガラスのに入れて。」と頼んできた。
それで、割れた。
さすがに、
怒った。
「このグラスは! 割れたらすっごい鋭い小さい破片が飛び散って!
危ないねん!!! 」
「左手で持とうとして失敗してるんやろ。練習は必要。
でもな、こういうもんで練習はあかんやろ!?」
「せやな・・・」
さすがに、いつもの「だってわざとちゃうもん 」の態度ではなく
ちょっと反省はしてる様子。
食器は悩みどころよ。
落として割れない食器だと、味気ない。
デザイン、好きじゃない。
そんな食器の盛られた食事より
自分の気に入ったデザインのもので
食べたいんじゃないかと。
でも、ケガの元はもっと困る。
うーーー。。。
左手の練習あるのみか。