すごい魂の子供達 | Passion 

Passion 

passion8  【すばらしい人生】

知的障害の子供達4で紹介したN君

(ダウン症の子で小学校3年位

太ってて 声が出なかった)とヘルパーの仕事で久々会った

N君は元気そうで 僕に合うのを楽しみにしてたようだ

いつも通り 家に迎えに行くと 

お母さんから水筒入りのリュックを受け取り

N君は一生懸命 靴を履いてる 

お母さんは 今日どこに行くのか決めてたようで

海遊館の観覧車に乗せてあげて欲しいとのことだった

ほんとにN君のことが かわいくてしかたないって感じがする

じゃあ 行ってきますって お母さんに手を振り

N君と手をつないで 近くの駅まで歩いていって電車に乗った

平日の昼間なので ほんと人は少ない

でも だんだんと人が増えてきて 僕達の前の席にも人が乗ってきた

すると やっぱり 前の席の人たちの ほとんどみんな

ジロジロ見る

またかよー 

以前の僕なら 何見てんや って睨み返してたけど

僕達二人が 僕達二人のことが気になる人たちにメッセージを送ってる

って感じてからは 僕は睨み返すことはしなくなった

僕達二人のことが気になるということは 

その人達にとって何らかの意味があって

何らかのメッセージがあるって感じたからだ

でも 僕は目のやり場に困った・・・

どこを見たらいいのか わかんない

僕は前に座ってる人達の上の広告を見たり

通路の広告を見たり いろいろしたが

みんなの視線に息が詰まりそうだった

くっそー 

なんで こんな思いせなあかんのや!って思った時

N君が僕の手の上に 手を重ねてきた

N君が僕の手に手を重ねてきたのだ!!!

そして手を重ねたまま じっとしてる

そんなこと今まで 一度もしたことないのに・・

N君の顔を見ると いつも通り ボーとした顔をしてる

N君の魂が『そんな小さいことで動揺するなよ』

って僕に言ってるようだった

俺 慰められてるやん!

すると目的の駅に着き 扉が開くと同時にN君は

うれしそうに走って電車から飛び出していった

こらー Nちゃん走ったらあかん て僕も後を追いかけた

僕は走りながら こいつボケたまねしてるんとちゃうんか!

俺は 全て分かってるんやから 俺の前だけでも

本当の姿見せろーって思っても

N君は 相変わらず いつも通りのN君だった。