河原医療大学校の「仲間づくりの炭焼き講座」(2) | 千年の森 <森と棚田編>

千年の森 <森と棚田編>

現在の森林が1000年後まで森林であり続けますように…

こんにちは 暮らしの根っこを支える

森のつるちゃんです

 

2日目の朝は、早起きして7時から朝の集いです

ラジオ体操って、しっかりやるとけっこうきついんですけど

(動作が変わるときに、足を開いて踵を上げるとか

手の指先まで神経を行き届かせて伸ばすとか)

そのへんは、みなさん、そんなに真剣には取り組みませんよね!

それは、若いからだな~と、今回実感しました

そんなこと、やろうと思えば、できるからね~

 

でも、年を経るにしたがって

やろうとしても、できなくなっていくのですね~

いや~~、からだが曲げにくくなっているな~と

実感しました

 

もとい

国旗掲揚、朝の挨拶、ラジオ体操と

集団行動ですが、体操の隊形に広がるときなどに

号令や命令でないのが

大洲青少年交流の家の特徴で

やわらかな指示でも、自発的にきちんと動けるように

配慮されています

さて、お掃除をして、朝ご飯を食べ、9時から開始です

 

炭焼きは、点火→着火→消火と進んでいきます

ドラム缶窯の中に入れる炭材によって、おおよそかかる時間は

類推できますが

様々な状況の変化によって予定通りに進まないことが多く

その時々に、緊張して見守っていく必要があります

 

炭材による違いは

たとえば竹炭を焼くとすると

丸のまま焼くか、割った竹を焼くかによっても違いがありますが

竹は成長が早い分

中身が詰まっていなくて

収炭率が低いです

ですから、嵩(かさ)が減るのですね

入れた量に対して、焼きあがる炭の量は少ないですから

比較的短い時間で焼きあがります

 

それに対して、ナラ・クヌギ・ウバメガシといった

炭に適した材料では、木が堅いですし

中身も詰まっていますから

焼き上がるまでに、竹よりも少し時間がかかります

詳しく知りたい方は、こちら→京都の炭屋さんの炭に関する知識のページです


焚口に火をつけました

点火ですね

焚き口から中に入りすぎないように慎重に火を燃やしています

全部の窯に火がついたところですこれから着火するまでこの鎌を見守っていきます

炭窯のところにたくさんの人が必要でなくなったころ

ツイストパンの材料を仕込みます

小一時間、温めて発酵させ・・・

焚き火のそばで、ツイストパンを焼きました

以前は、松山流域森林組合の青波にある竹加工場で

ツイストパンにも使える壁下地材用の竹を譲ってもらえたのですが

その工場が閉鎖になったので

今は

竹を切り出してきて

竹を6つに割る道具を使い

自分たちで作っています

竹加工場で作ってもらった竹はすべすべでしたけど

手づくりのは,割ったところがざらざらしているので

手でもって,火にかざすときに

気をつけないとちょっと痛かったりします

 

それぞれに工夫して

ツイストパンは、とっても美味しく焼けました

マクロごはんのつるちゃんが担当なので

材料は有機のものを調達

小麦粉も,国産で、ポストハーベストの影響を受けていないものです

小麦粉アレルギーが増えていますけど

そして原因はいろいろでしょうけど

小麦が育つ過程と輸送の過程で

化学的なものの影響を受けていないものを

選んでいかないと

そして、からだに入ってしまった

科学的な毒を

玄米やお味噌、海草などの力によって

出してしまわないと

改善はなかなかむずかしいのかな~と思います

ツイストパンでお腹がふくらんだころ、煙がもくもくと出てきましたよ

もくもくもく,昔の蒸気機関車が出す煙のようでしょう?

まあ煙だらけー

こんなふうにもくもくもくもくと出てくるようになり

温度も煙突口で75℃を上回るようになると

着火したと言います

真ん中の窯をみてください!!

煙の色が違いますね

これは中の炭材がすっかり炭化して

もうすぐ窯の口が閉められるくらいになっています

中を覗いてみるとこの通り

真っ赤に焼けた炭が見えます

そうしたら窯の口に土をかけて空気が入らないようにします

これが窯止めですね

ドラム缶窯の腹だし

赤いところにキラキラと星が輝くように光っています

まるで小宇宙を見ているようです

今回はほとんどの窯でこの光景が見られました

超ラッキーでしたね~~







上から朝食、昼食、夕食です

またまた食べ過ぎ注意報でしょう