祈りの8月☆彡 | 月の美術館 chee

月の美術館 chee

蒼い月の絵がある 小さな個人美術館
月の美術館。

館長である旦那さまと
絵を描いたり、小物を作ったり、教室、WS、セッション、イベントetc…しながら暮らしています。

作品を中心に、日々のこと 色々。

7日、8日、9日を終えて


言葉のちから、人のちからに
どっぷり浸かった三日間。

粛々と行動で指し示す 光。



7日「長崎原爆平和祈念 第21回詩の夕べ」

では自作の詩を朗読。
言葉を愛する人生の先輩方の静かで熱い夜。

私は今年で5回めの参加で
初めて人前で朗読した日
ライアー奏者のよしえちゃんとのコラボ
仲間と歌った「愛の中で生きているよ」
ミニミニライアー隊との朗読…


毎年濃厚に重ねてきたこの日。




戦争、原爆体験者の方が

「戦後70年の節目だからこそ
平和について、戦争体験についてではなく
日常の生活の中の詩を…」

と、暖かいお孫さんを思う詩を朗読されたことが印象的でした。




開催された図書館では被爆の記録の展示があり



翌日、「広島のエノキ植樹式」の種となった絵本「汽笛」も被爆体験の語り部、吉田勝二さんが腕白少年として登場するとの紹介で展示されており



また、永井隆さんについての展示もあり


吉田勝二さんも永井隆さんも
ご子息が植樹式にご来賓いただくこともあり


改めて、人物像を知って


当たり前だけれど

「あぁ、確かに生きて活きていた人間なのだなぁ」



と…70年はとても身近な過去なのだと感じました。



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そして迎えた8月8日葉っぱの日。

「ひろしまのエノキ植樹式」

一冊の絵本が紡いだ物語の続き。


枝葉のように根っこのように
一冊の本が種となり
紡ぎ広がった。


被爆したけれどその実を残し
その希望を描いた絵本「ひろしまのエノキ」

その本を読んだ感想を送り
作者、長崎源之助さんと交流が始まった少女は”こんな本を届ける人になりたい”と
ポプラ社へ入社。

晩年、入退院を繰り返していた長崎源之助さんへ

「本を作りましょう!」

と、ラブコールをおくり様々な編成を経て
”残したい想い”として描かれたのは

自身の戦争体験の中で被爆した長崎で出逢った子供たちとの関わりの物語


「汽笛」



なんかね

人の本望は人を動かすのだなぁと思うのです。



物語の舞台となった旧、大村海軍病院

現在の長崎医療センターで開催された植樹式は
長崎源之助さんが亡くなられた2011年に結成された長崎源之助追悼展実行委員会が4年の月日をかけて開催したもの。


皆さんそれぞれ、大切な生活、お仕事をしながらも



”想い”で繋がった方達。



私も、追悼展のお手伝いを月の美術館がさせていただいたご縁で

はじめての司会。


被爆エノキ、三世の植樹。

私は被爆三世。

名前の由来も鶴の港長崎で平和を祈る千羽鶴で「千鶴」。




はじめてのことはやっぱり緊張。

長ーい肩書きをお持ちのご来賓の方々のお名前を間違えないように

いつもゆるりと過ごしてる私も

この日ばかりはタイムスケジュール通りに進みますようにと時計を見る見る。



だけど、とてもあたたかくて豊かな時間を安心の中で過ごさせていただいて


本当に感謝です。


主催者のみなさんはじめ、国内外からのご来賓のみなさんの熱い想いと在り方に


泣けるような、歓喜するような
深い感動と学びがありました。


そしてそれはこの三日間ずっと。


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9日は月の美術館の後、Peace gathering
「8.9 水辺の森音楽祭」へ。

緑豊かな水辺の広々と空が広がる公園で

タイムスリップしたような

緩やかで自由に表現する想い。


そこに集う愛しい仲間たち。



肩の力が抜けた自然体で過ごす枠が外れた時間。


その中には確かに光るタマシイがあり。



泣いたし、笑った。



聴きたかった歌も言葉も音楽もそこにあって



たまらなく…たまらなかった。



…7日、8日と人生の先輩方に新たな土壌を体感させていただいて

9日は「ただいまーー!」と言いたくなるような家に帰って来たような



そしてそこには宇宙まで届くような広がり。


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昼間には会場で彩雲も現れたそうで納得。



…「生きてたらまた会いましょう」
そんな挨拶?を交わす世代の取り組みを見てきて

私も…
私たち世代も…
そして次世代も

回を重ねる
年を重ねる


命のバトン
想いのバトン
を目の当たりにしている気がして


たどり着いた水辺の森には

joyという命の輝きが満ちているように想い

安心がありました。

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大切なもの、大切なこと

かたちや姿は変われども

ちゃんと残ります、ね。



最後に なったけれど9.8 水辺の森音楽祭で大好きな方たちが紡いだメッセージをぜひ。



「わすれられないおくりもの」

朗読:山田睦美
演奏:阿部礼三、シマカワコウヂ





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長く濃厚な三日間。

長文にお付き合いいただいてありがとうございます♡




~お知らせ~

夏休み企画「月のがっこう」開校中☆
急遽、8月13日もOpenします♪



尚、8月13日13時以降、14日、15日はお盆休みとなります。


○あなたのハートを描く
インスピレーションアートについて