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『京都大作戦2020の中止と仲間やこれからの事』

まず最初に、京都大作戦のオフィシャルサイトからも発表がありましたが、新型コロナウィルスの感染拡大を懸念し、京都大作戦2020の開催を見送る事となりました。本当に残念です。楽しみに待っていてくれた皆さん本当にすみません。京都大作戦運営チームやそれ以外の周りの人達にも意見を聞いたり、みんなで知恵を出し合って協議しましたが力及ばずでした。僕自身も本当に残念です。今は耐えて来年に向けて今から全力で望む気持ちで居る事しか出来ないのが現状です。

 

京都大作戦に出て貰いたい出演者、オファーするアーティストを話し合うミーティング。

会場のレイアウト、設備、グッズのデザイン、協賛や後援、賛同して協力して頂く予定だった企業さん、2月ぐらいまでは「流石に夏は大丈夫なんじゃないかな」とみんなで前向きに話し合って着々と進行していましたが、僕達が思っていたよりも新型コロナウィルスは難敵で結果的に今回はこの様な結果になってしまいました。

 

例年僕達10-FEET、バダス、FM京都αステーション、そして主催イベンターのサウンドクリエーターの京都大作戦は前年度が終わった瞬間から次の年の京都大作戦に向けて日取りから何から計画を始めます。

僕達主催陣としての京都大作戦はそこから始まり半年以上前からオファー先なども具体的に話し合って決めて行きます。時には丸々一年前から話し合って詰める年もあります。

一年間の準備期間も太陽ヶ丘での本戦開催の2日間(例年時)もどちらも僕達にとっては『京都大作戦』です。

 

そんな中、本当に発表寸前の数日で止むを得ず今回の判断に至った訳ですが、今年の大作戦開催が無くなり、これまでの出演者の決定やオファーに至るまでの前年度から今日までの9ヶ月間に渡る準備期間京都大作戦物語も全部事細かにみなさん一人一人とサシで呑みながら語り明かしたい様な気持ちです。今後ラジオや映像、またテキストなどでも取材、SNS、ブログなど何処かで機会がある度に話せて行けたらなと思っています。

 

中止が決まるまではコロナウィルスによる緊急事態宣言下の自粛のトンネルをみんなで抜け出した時の時間と場所が京都大作戦である事を切望して中止の発表直前まで協議を続けていました。

「この瞬間の為に頑張ってたんやな!」とあの場所でみんなで言い合って音楽を介した濃厚接触の狂喜乱舞を心置きなく心ゆくまで。そんなシーンを思い浮かべてました。

本当に残念です。

 

たけどやっぱり生きてこそです。あなたもあなたに縁のある大切な人達も。きっとみんなで喜び合える日は来ると信じてます。いつか夜は明けると信じてます。その時まで一緒に耐えましょう。

 

 

(京都大作戦2018 all photo by  jon)

 

 

今の状況下で京都大作戦や10-FEET、そして自分に出来る事、毎日毎日模索してます。

ですが今出来ることは限られ、音楽や動画を自宅から配信したり、こうやって文字でみんなに思いを伝えたりぐらいしか思いつきませんが、そんな事であれ出来るなら出来る限りブン回してみんなと思いを共有したり、時にはそれを忘れられる様な唄や動画で繋がりながら乗り越えたいと日々悶々としてアイデアを練っています。

トンネルを抜けるまで音楽制作、オンラインによるインタビュー、映像出演、ラジオ出演、などなど出来る限り発信していきたいと思ってます。

 

開催出来ないのは京都大作戦だけじゃないし、窮地に陥ってるのはアーティストやイベンターだけでも無い。

これを読んでくれているあなたも何かしら犠牲やリスク、窮地に陥りながらも闘ってるに違い無いと思うと少しでも元気の素になる様な事を編み出したい。と力が湧いてきます。

感染防止対策、予防もして、困ってる仲間や縁あって出会ってきた誰かを助けたり、助け合ったりする為に知恵を出し合ったり。自分に出来る音楽、熱い事、笑える事、全部全部全力で取り組んでいきたいです。

 

(京都大作戦2018の中止が決定した際、ステージを解体する直前にスタッフの為にライヴしたり、大阪籠球会のイセとサウンドクリエーターのキモトくんが落ち込むみんなを盛り上げる為に急遽相撲を取って盛り上げてくれた時の一枚です。泣き笑えます。大阪籠球会もサンクリも本当に熱くて楽しい仲間です。)

 

(京都大作戦2017 all photo by Hayachin)

過去にも京都大作戦は2度の中止と1度の中断及び短縮を経験していますが、その場を用意し、皆を誘った主催陣として、その場に足を運んでくれた皆に「すみませんでした」とか「申し訳ありません」とか「ごめんね」と言葉にする度にみんなは「10-FEETが謝る事じゃ無いです!」とか「謝らないで下さい!」と言ってくれますが、僕ら誘ってる側の身として、お金と時間を使って移動して観に来てくれようと準備をしてくれていた人達にはやっぱり自然と「ごめんね」という気持ちになりその言葉を口にしてしまいます。

 

今回もそれは変わりませんが、そんな風に初年度の中止の時から事ある度に「謝らないで!」と逆に励まそうとしてくれるお客さんやファンのみんなとの関係には誇りを持っています。いつも本当にありがとう。

 

 

 (2018)

 

「辛いことがあって落ち込んでいる時は誰かに愚痴をこぼしたり慰めてもらう事を望むのでは無く。逆に誰かを励ましたり助けたりしてあげて下さい。そのほうが不思議と元気が出てくるし。相手も元気になります。」

 

これは事ある度にSNSやブログでも何度も口にしてきましたが今回も同じです。

 

だから僕達は正直なところ落ち込んではいますが、それ以上に今誰かの助けになりたいという思いが強いです。そしてみんなの助け合う気持ちが感染拡大していってそれが結果的により多くの人の元気に繋がっていくというのが一番良いと思っていますし、その形が一番イカスと思っています。

 

なので今は落ち込むよりも仲間のライヴハウスや仲間のフェスが自粛しながらも元気でいて欲しいし、経済的にも難を乗り越えて欲しいので何か出来る事は無いかなと模索する毎日です。音楽関係だけでは無く違う業種や学生さんや主婦の人達もお爺ちゃんもお婆ちゃんも子供達も大変なのでみんな元気になって欲しい。

 

(2018kouichiとライブハウスGATTACAのヤマダ。自粛休業によりGATTACAは切迫した経営状況になってます。乗り越える為の手立てを模索する日々です。online shopで支援グッズを販売してますので是非ともチェックしてみて下さい。後半にURLを添付しております。)

(2018中央=kyoto muse のユキサダ kyoto museが主宰する周年イベント「Talk about LIVE HOUSE」もコロナウィルスにより中止になり、ライブハウスも自粛による損害で大損害が出て危機に陥ってます。http://twitter.com/kyotomuse/status/1254347879017181184こちらのツイートからイベントのグッズが購入出来ます。応援の程よろしくお願いします。左=トランペッターのドクター長谷川、彼は京都の木屋町で「ゴールデン酒場」や「ポン」「コンクリートバー」「オリオン食堂」など飲食店を数店舗経営しているが自粛による全店休業で家賃や人件費、仕入れ費など同じく全額の大ダメージを受けている。今はなんとか生き抜くべく弁当配達もやっているので地区の範囲は全域ではないですが京都の皆さん是非ともチェックの上インスタに目を通してみて下さい。弁当はボリューム満点ですよ!ドクター長谷川のインスタグラムhttps://www.instagram.com/p/B_bab8eDaeD/?igshid=x7ehaib9d16x)

 

ライヴハウスが行う自粛による経営難からの救済を呼びかけるクラウドファンディングも応援したいし、ライブハウスが販売しているモノやそのライブハウスの支援グッズを買う事も経営の助力になるので検索して見つける度に僕も購入してます。

どの呼びかけもどうかお客さん達と相互に支え合い、笑い合い、未来に繫るモノになって欲しいと切に思います。


(2017)

先日SiMのMAHがライヴハウス横浜F.A.Dの支援グッズ「Grungy Print」さんの協力の元制作されたFlower And DragonのTシャツを着てF.A.Dの支援をインスタグラムで呼びかけていた事にも心を打たれました。きっとその時期には彼らのDEAD POP FESTIVALも中止が決定していたであろう事を考えると、その様な大変な中でもまず横浜のバンドを支えてきたライヴハウスの救済を願う姿がなんとも男らしくてカッコイイなと思いました。

 

 (2018)

京都大作戦が今回牛若ノ舞台の運営を支える京都のライヴハウスKYOTO MUSE/GATTACA/GROWLY/Octaveの支援グッズを販売しましたが、こちらも京都のバンドを支えて来てくれたライブハウスです。今度は僕たちが支える番だと感じています。

 

https://www.cro.jp/SHOP/MIK2051.html

 

全国のライヴハウスに切実な状況が続いてい流のですが、先日京都で40年程続いていたとあるライヴハウスが廃業を決断しました。10-FEETも結成当初ライヴをしていた

箱です。オーナーが変わりながらも続いてきたライヴハウスでしたが今回のコロナウィルスの自粛から多大な損害が生まれ、苦渋の決断を強いられる結果になってしまいました。本当に残念です。

 

そんな中なんとか奮闘中の縁ある京都のライヴハウスは他にもあります。「磔磔」「nano」「ワールド」「メトロ」「都雅都雅」「mojo」「ネガポジ」「ウエストハーレム」この他にもたくさんあります。そして全国のライブハウスも同様にそれぞれなんとか踏ん張っています。みんながなんとか乗り越えられる事を切に願っています。

 

 (2018)

少し’’フェス’’に話を戻しますが、よく「フェスは中止になっても保険があってみんな入ってるんでしょ?」と聞かれる事がありますが、そうなんです。自然災害も増えてきた近年はどんな災害や不慮の理由で中止になるかも分かりませんので保険に入っているフェスが大多数です。それでも中止になった時に全ての運営費や設備やチケットの払い戻し経費が保証されるわけでは無いのです。加えて本来会場で販売する予定だったモノで見込まれていた売り上げが保証されるわけでもありませんので中止になればどのフェスにも必ず大きな損害があります。

 

それに加えていわゆる普通の’’フェス保険’’には疫病に関する中止に於いては保険が適用されません。

つまり全額の損害が生まれます。これは想像を超えるとんでもない額です。

仲間のフェスの中止もそうですが、最近他府県のフェスなどの中止発表も見かける様になってきました。今回のコロナウィルスによる中止に関してはどのフェスも例外なくとんでもない損害が出てると思います。全額損害のフェスを経験するのはどのチームもこれが初めてだと思います。kyoto muse が中止した周年フェス企画「Talk about LIVE HOUSE」も同様です。どのフェスもなんとか乗り越えて欲しいと切に願っています。


(2017)


ですので全国各地それぞれのフェスが支援要請を打ち出した時にはそのフェスのファンの皆さんは是非とも応援してあげて欲しいです。しかしこれは皆さん一人一人がコロナウィルスによる経済難をコントロールし、暮らしをキープした上で支援が出切る余力のある人だけに呼びかけるものです。まずはみんなが自分と大切な人を守り切る事です。

 

 

僕も自分を支えて来てくれた人を今度は自分が支える番だ。と、燃えていますが力が及ばない事も多々あります。それでも腐らずみんなで励まし合って、支え合って、盛り上げ合ってこの感染拡大対策が明けて完全に終息した暁にはみんなで盛大に祝い、ライヴハウスやフェス会場で叫んで走り回って心置きなく濃厚接触したいです。

 

もう少しの我慢です。

 

 (2018)

助け合う心。励まし合う心。仲間。今こそ男前、女前になる時。

 

2007年。京都大作戦の初年度の中止の時にDragon AshのKjが中止が決まった直後に電話してきて「タクマ大丈夫?泣いてない?泣くなよ。ブサイクなんだから。それ以上ブサイクになったら大変だよ?マジで。」と笑かしてくれた。電話貰うまでは落ち込んでいましたが、終始僕の顔の批評、いや、酷評で笑かしてくれたKjにとても救われました。

 

電話を切ってから独り言でため息混じりに「ええ奴やなぁ〜」と言おうとしたら「ええや、、」ぐらいでソッコーでまた誰かから電話がかかって来た。ELLEGARDENの細美くんだった。

電話に出ると細美くんの一言目は

 

「もしもし!タクマ?大丈夫か?まだ自殺してなかった?絶対死ぬなよ!」でした。

 

この人は本当に天才だなと思ったのはこの"まだ"というワードですかね。する前提っていう。「はやまるなよ!」とかじゃないんです。しかも「してなかった?」と聞くあたりがね。もしもう自殺してたとしたら俺誰やねん。ていう。ほんでこの電話機は『あの世この世でんわ』ですか?ドラえもんの匂いしかしないですね。電話中も再三「まだするんじゃねえぞ」とか「そんな気持ちになった時はとにかく俺を呼べ」とか言ってくれて、呼んだら絶対抱きしめてくれるやつやん。もう。。エッチね。

 

僕の周りには一枚も二枚も上手で男前な友達ばっかりです。ちなみにkjも細美くんも電話の切り際の一言は

 

「じゃあな。来年の予定もう空けてっから。」

 

でした。ほんとにもう。このエッチ!スケベハンサム!フォレストガンプ!って感じです。

 

僕は電話を切ってからしばらく誇らしげな笑顔だったのを覚えています。自慢の友達やなぁ。

 

 

京都大作戦の初年度の台風による中止。一昨年の豪雨による中止。イベントも災害も悪い出来事だったという事実だけで終わらせない事が大事。太陽と虎の松原が復興支援し続けた阪神大震災もそうですし、東日本大震災も、その他全ての災害もそうでしたが、災害時の助け合いやその後の復興支、そこで出来た縁や絆は今も繋がり続けてる。災難の先に繋がりや思いやりを見出して支え合うコト。

「悪い出来事」を悪いだけで終わらさない事。災難の中に絆や希望を紡ぎ出す事。

何よりこれが大事。

今までもそう出来て来たのだから今回だって必ず出来る筈。


(2017)

 

僕もそんな思いで今回の中止と向き合っています。出来る事は限られていますが最近だと横浜F.A.Dの支援Tシャツ(デザインもカッコイイのでオススメ)を購入したり、今後はラジオや映像も含め支援企画などにも積極的に参加して行きたいと思っています。

 

(タクマが購入した横浜F.A.Dの支援グッズのTシャツ)

https://grungy-print.sho 横浜F.A.D支援グッズオンラインショップ

 

ちなみに京都のライブハウスGATTACAもonline shopにてTシャツやロンT、ドリンクチケットなどを販売。

https://gattaca.shopselect.net

京都GROWLYもオンラインショップでTシャツやグッズ、系列飲食店の飲食チケットなど販売してます。

https://growlyonline.official.ec


club octaveもhttps://camp-fire.jp/projects/view/254803

こちらでクラウドファンデングやってます。


京都MUSEはこちらで中止になった"Talk about LIVE HOUSE"のグッズが購入出来ます。


http://twitter.com/kyotomuse/status/1254347879017181184


どれもコンテンツ内にあるモノを購入する形で支援になります。どうぞよろしくお願いします。

 

DEAD POP FESTIVALもオフィシャルサイトで準備が出来次第グッズの販売を行うという事を書いていましたが必ず買おうと思ってます。だってコロナウィルスが収束した後のフェスやライヴ会場にそれを着て行って同じDEAD POP FESTIVAL 2020のTシャツの人を見かけた時に「この人そのフェスに行ってないのに買ったんだな」て思ったらお互い胸が熱くなるに決まっているもの。熱くなりたいもの。早く準備してくれないかな。

 

勿論京都大作戦もグッズ販売全力で行いますので余力のある人はどうぞよろしくお願いします。

ですがくれぐれも「余力のある人は」です。まずそれぞれが自分と大切な人との生活や安全を確保する事が先決です。

(京都大作戦2020のTシャツ)

 

最後にまた繰り返しとなりますが皆さんどうか無事で居て下さい。

感染予防をして身を守ってください。

そして誰かを感染させない様に自分の咳や飛沫にも気をつける事。

無症状である事も多いウィルスですから自分は感染しているものと考えて大切な人を守る様に過ごす。

感染拡大が収束するまでは。

そして感染者を差別したりしない事。

自分も感染するかもしれないのだから、相手の身になって考える事。

思いやりとラブです。

 

この困難極まりない状況下の中でみんな本当に色んな事と闘っていると思いますが負けても転んでも諦めなければ絶対にそれだけでは終わらない未来が待っている筈です。必ず。

 

絶対一緒に乗りこえようぜ。

 

そして必ずまた生きてライブ会場で再会しよう。

 

約束です。

 

 

 

じゃあな。来年の予定もう空けてっから。

 

 

 

 

 

 


 

 

【主催、協賛、後援、協力、賛同してくれた皆さん。そしてmobstylesやrangeやrudie'sやzephyrenやSKULL SHITやripdwやKiUやcapital radio oneやloudogやvestalなど多数の来年参加のブランドさん達。いつもありがとうございます。】