作曲の深海。 | 10-FEET TAKUMAオフィシャルブログ Powered by Ameba

作曲の深海。


連日リハスタジオに入りながら、自宅のツールスでも並行してどんどん曲作りしようと昨日の朝パソコンでPro tools開こうと思ったら。先日東京から帰る際Pro tools のアイロック(音楽編集ソフトのライセンスUSB)を誰かのと間違えて持って帰ってた事が今更発覚するという。。


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データが開けない悲惨な展開。データどころかtools自体立ち上がらない。参った。

呆然自失でしばらく真っ白。。

とりあえずやる気が無くなったので一旦友達に貰ったパン食って気を取り直して作業再開。


作曲はここんとこ連日煮詰まりっ放し。毎回この時期精神ごと煮詰まってしばらくナーバスにもなるけど、精神が枯れてる時は些細な事が嬉しくも楽しくもなって沁みるから悪い事ばっかりやない。


そもそも毎回やってくるこのナーバスマウンテン乗り越えんくして納得する曲に辿り着いた事もあんまり無いから必要な山なんやろう。


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曲作る時はまず自分の中にある本音を探す。

本音には"理屈"で出来たモンと"感情"で出来たモンがある。

子供の頃には"理屈"で出来た本音や幸福論は無かったけれど、これまで自分に巡ってきた出来事や出会って来た人々に教えて貰った本音や幸せの形が今の僕にはきっとある。


"自分"がどういう人間なのかすら、出会って来た人々に教えて貰ってきたのかもなぁ。

自分らしさや自分の本音を誰かに教えて貰うっていうのも変な話やが、たまに誰かに言葉を貰ってそんな風に感じる事がある。


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自分が作る唄は心の底の方にある感情的な本音を言葉にしてそれが歌詞になって、その時頭や胸に流れるコードやメロディを掴み取って、その時間や空間を音楽にして保存していく様な作業。


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ただ大抵日々は、本音とか運命とかよく解らんまま、手にとってじっくり見てるヒマ無く過ぎていきよる、仕事や私生活ってドリブル止めれへん時がほとんどやしなぁ。本当は全てに本音や気持ちが乗ってなんぼな筈やのになぁ。なし崩しや流れで生まれた成り行きも、考えて選んで決めた選択も、全部含め、アンタにとって実りあるモノになっていけばいいなぁ。

自らの足で歩んでても、立ち止まってても物事は進んで行きよる。どのみち行かなアカン時は来るんやから。時には気楽にやるといい。生真面目にばっかりやってるとズッコケるぞ。

"人生舐めたらアカン"てテレビで丸っこいくて可愛いらしい人が唄ってたけど、たまに舐めていけ。



またな。




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