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家族


今日は父ちゃんに久しぶりに会ってます^ ^



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先月の中旬に父ちゃんの病状の話を主治医さんに聞いた時

「前にも言いましたが、肝硬変のこういった症状で、入院して点滴をし始めて一週間以上経って、回復の兆しが見えないと、非常に厳しいです。一ヶ月経ちまして肝臓も、肝性脳症による、認知症の様な症状も改善しませんので。。正直こうなってしまいますと。いろいろと覚悟はして頂きたいです。」

と言われました。

主治医さんのこういった内容の話は二度目だった。その一週間後にももう一度話を聞いた。やっぱり同じ内容で"私の知る限りではこの状況からの回復例はありませんので点滴や治療を今打ち切るという事も選択肢としてはあります"

という話も付け足されていました。「覚悟をしておいて下さい」というニュアンスが日に日に諭す様なモノになっていきます。それでも、消化器科の名医の医師が過去にケースが無いと言っている現実にも、僕達家族は負けない。

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小さな頃からの友人が、今東京の病院に居て消化器科の医師をしており「状態の話を聞きたい」と言ってくれたので僕は父の診断書を持って五日程前に会いに行ってきた。やっぱり見解は一緒だった。

ただその友人は「僕らは検査の結果、その数値などが悪くとも、患者さんを見た感じで元気であればそこも大いに見る。励まそうとして言ってるんじゃない。そこは本当に大事だ。数値はただの数値でしか無いよ。親父さんが元気ならそれはとても重要な事だよ。」という言葉を僕にくれた。

親父の検査の数値は入院以来ずっと横這いで、良くなる兆しは無く、今も変わらない、でも身体や見た感じの元気は目に見えて回復して来ている様に思えます。

だから主治医さんに何を言われようとも僕は回復を諦めない。

今日の正午。まだ会いに行く前、姉から「お父さん電話出れる様になったから携帯にすぐ電話してみて。」と。連絡が来た。どうやって電話に出るのか?何だかよく解らないが取り敢えず電話してみた。

すると電話にも普通に出るし、肝性脳症が治った様にしっかりしている。以前の親父だ。そもそも電話に出たり電話をかけたり出来る様になった事すら僕には信じられなかった。

急いで会いに来たらやっぱりちゃんと話してる。何が起こったのかという感じ。

姉の話によると、日によって記憶があやふやになる時はあるけど、2日に一度ぐらいは入院する前の状態に、戻る様になったという。

治ると信じていましたが、思考の病状の経過も良く知っている自分としては奇跡です。

検査の数値は相変わらず横這いで相変わらずだが、東京で聞いた話を純粋に信じようと思った。きっとそれでいい。そしてそこに諸々の回復がついてくる。そう信じてる。

まだまだ油断は許さないが、それも絶対に治して連れて帰るという思いが今日、更に強くなった。



みんな見ててくれ^ ^



ケンタも^ ^




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"よっしゃ!見といたるわ!"




愛する人が「もう助からない」と言われて、その時自分に何が出来るか?何をどうするべきなのか?最初は本当に解らない事だらけだった。

言葉じゃ表せない絆、可愛いウソ、深い愛。悲しみや不安に打ち勝ってその人の目の前で一心に想い続ける事。

とても難しい。

死ぬかもしれない不安や病状と闘っている人とどう接するのか。そんなの誰しも最初は解らなくて当然だ。

でもその人をよく知るあなたならきっと出来る筈。その人を愛する気持ちをそのまま出して、ただひたすら不安にならない様に声をかけ、力強い言葉も、冗談も、真剣な顔も笑顔も。全部愛する気持ちに"スッ"と乗せて接し続ければそれでいいと思う。

僕には元気いっぱいな日も元気が無い日も、自分らしい時もらしくない時もある。そもそも何を持ってして自分らしさなのかよく解らない時だってある。そして肝心な日に限ってそんな事になったりする。きっとこれは誰しもそうなんだろうね^ ^

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愛している人と日々を過ごして行く中で、愛や想いを伝える勇気。決して傷つけないという深い優しさ。そして本心を伝える為の振る舞いや、健気で可愛いウソも含め、皆が悔いを残さず愛する人と接して行ける事を心から願ってます。

一生涯という限られた短い時間の中で、優しさや愛の交換が出来る"時"と"運"がある事を。

願ってます^ ^


うらぁ!!!!!!!!


その為には仕事もちゃんとして!遊ぶ時は遊んで!いつもの元気な自分をキープする事も大切や^ ^

だからちょくちょく呑んだりバカやったりして過ごさなアカンで^ ^そんな気分になれないのは誰しもそうやけど、でもそれも必ず大切な誰かの事に繋がっていくんやから。


僕はこれを自分に言って聞かせたくて書いているワケでも無く、心が落ち込んでて助けて欲しいワケでも無いんです。上手く説明出来ないけど「あなたに何が解るんだ」という溝を越えて、誰かの何かしらに繋ぐ事が出来る可能性のある「今」を、事後では無く今ここに記すべき使命感の元、親を持つ一人の人間としてここに記しています。そこに10-FEETというモノがあって、そこを介して沢山の人に伝えられるのなら。ただただそれも一つの縁だなと思っています。

だから僕は病気であれ健康であれ、家族は支え合うという日常を、悔いの無い様に生きる日々を、仲間やいろんな人に何と無く見て頂けたらなという思いで書いています。

ただ如何せん重く捉えられても仕方の無い内容ですが、僕は元気ですよ^ ^

時折お客さんや仲間に心配されたりもしますが、僕らは大丈夫ですから^ ^ 日記は日記で、とある一人の息子が親父の事を書いた単なる日記として読んで貰えれば。10-FEETは10-FEETで楽しんで貰えたらそれが一番嬉しいです^ ^ 「んな事言われてもねぇ」な所ではあると思いますが^^; 僕はほんとに大丈夫っすm(_ _)m シャキーン!ピカーン!


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親父もまだまだ治療は続きますが元気ですよ^ ^


ほんとに^ ^


今日も世界中のどこかに、不安な人も幸せな人も悲しい人も居るやろうし。

僕もみんなと同じ、そんな日常の上がり下がりの中、えっちらおっちら生きてるよ^ ^昔からずっとそうやったしこれからも変わらない。大丈夫やで^ ^いったらんかい!や^ ^

今日も明日も!

今夜は親父に会った後はしこたま呑もうかねぇ。



おーぅぃえーい!



右手に点滴、左脇に体温計で両腕がふさがっている父に、姉と僕と母ちゃんでハンチングをかぶせて笑っています。
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「ねぇ、これ、やめない?」やて 笑

はぁ、お腹痛い 笑


うん。とぼけていこう!


どんな時も^ ^


みんなほなまたな!

明日も気張れよ!



iPhoneからの悪ノリ