岩手県大船渡市。東北ライブハウス大作戦。東日本大作戦番外編。 | 10-FEET TAKUMAオフィシャルブログ Powered by Ameba

岩手県大船渡市。東北ライブハウス大作戦。東日本大作戦番外編。

東北ライブハウス大作戦と東日本大作戦を兼ねて、岩手は大船渡に行って弾き語りライブしてきました。


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東北ライブハウス大作戦の進行状況を話したり。


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大船渡の街の現状、復興状況を
話したり。



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下らない事を話したり。


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沢山唄って、沢山仲間達と話した。


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大船渡も陸前高田も街が復興するまではまっだまだかかる。

京都の街に住み、バンド活動をして、いろんな街に旅しながら、ふとん大作戦なんかもやりながら、ご時世の経過を捉えてる気になっていたけど、僕も関西と東北の距離とその温度差に翻弄されているのだな。

と。

被災地に来る度に思う。

災害に被った場所だから被災地だ。だから僕はネガティヴでもポジティブでもなくこの言葉を使います。

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まだまだいろんな人達の力が必要で、時間もお金も沢山沢山かかる。気が遠くなる程に。

人々は元気でパワフルだけど街はまだまだ大丈夫じゃないし元気だって足りない。

だから変にポジティブな言葉ばかりを僕は使いたくない。伝える為であって盛り上げる為じゃあない。僕達はありのままを表現するために相応しい言葉を使ってまだまだ沢山の人達に伝えなくちゃいけない。

僕もそうだが誰かの助けが必要な時、
この国の人々は謙虚で人を尊ぶからなるべく心配をかけないように、なるべく感謝と慎みを重んじる。

間に立つ人間や、手を差し伸べる側の人間がその気持ちを汲んで積極的に情報を周りに伝えて、実際に必要な援助を呼びかける。

目に見えて復興するまで継続する。



あれだけ皆が呼びかけ合ってもこれだけ風化したという事を学び、それを自覚して尚、もう一度、続けて伝えて繋げて行きたい。

皆には皆の生活がある。一個人の暮らしの中にも大事件は沢山ある。ニュースで報道されなくとも、健康、生活費、会社の人間関係、失恋、失業、ケンカ、受験、家庭環境、挑戦、繰り返し、世界の大事件に匹敵する問題がそれぞれの生活にあるだろう。

僕もそうだ。

でも2011年の3月11日直後から2012年の1月くらいまでは皆それはそれでまず支援活動や募金に対して積極的だった。


震災直後程でなくとも、ストリートにも行政にも積極的な呼びかけや活動がもう少し必要だと思う。



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ここは、まだあの頃から何も進んじゃいない。


ならばきっと他の被災地も。


お金も時間も追いついていない。


学校や学童保育が流され、合併し、職員も指導員も、スペースも足りない。予算もカツカツだ。


親を亡くした子供はお金が無いし、陸前高田市は20,000人の人口で約2,000人の人が亡くなった。それも中心街でだ。働き盛りの若者や若い父母も沢山亡くなった。街にも個々にも支援が必要だ。子供達にも。


でも被災した本人達からはなかなか言えないのは当たり前だ。僕達だって同じ立場だったら「助けてくれ」って言葉は言いにくい。とても。



なるべく迷惑をかけない様にしようと思う。「それぞれ大変だから」って。

でも東日本大震災での被害は本当に
甚大で、復興費用も天文学的数字だ。



鉄道も走ってないしほとんだが更地のままだ。


個々でほんの少し調べれば、耳を傾ければ、少し足を運べば、まだまだ支援が必要だってすぐ解る。

自分の生活を放り出さずとも少しの募金や少しの配慮、知ろうとする事、思いやり、まだまだ必要なんだ。


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現地の仲間はほんとにみんなあんまり助けてくれって言わないけどね。



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まだまだいろいろ足りないよ。





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以前ふとん大作戦でダウンジャケットやヒートテックなんかを送った学童にも行ってきました。



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話を聞けば、やはり指導員は足りなくて、教室一つ半ぐらいのスペースに90人の学童。オールスタンディングのぎゅうぎゅうだ。


中には両親を亡くした子供も普通に
居る。なんとかしてあげたい。


予算もギリギリのこの学童保育施設に、ふとん大作戦は沢山のおやつを送ってあげたいと思います。年間おやつ代だけでも軽く100万円は越えると思われます。


他にも被災地各地のいろんなニーズを調べて、ふとん大作戦、東日本大作戦は活動を続けます。





仮設住宅にも行ってきました。



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大船渡や陸前高田にまだ鉄道が復旧していない事、それによって子供達の進路や学区、通学の環境や条件に大きな影響を与えているという事など。話を聞いてきました。



ほんとにまだまだ沢山足りないんだ。



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(岩手の仲間が送ってくれた彼の家の暖炉と愛犬の写真。新築で一年も経ってない家と愛犬は流されてしまったって。わずかに残った数枚の写真だそうです。彼は今奥さんと二人の可愛い娘さんと仮設住宅で暮らしています。)


イメージしてみて下さい。


まだまだみんなの力が必要です。



そして他にもまだまだ支援が必要な県があります。


皆、それぞれ自分の生活と暮らしでベストを尽くしつつ、心のどこかで被災地はあの頃からほとんど状況は変わってないという事を少しだけでもいいので知っていて欲しいのです。


ここじゃあ説明しきれない被災地もそれ以外の人々も、海外も、いろいろ大変だって事。



まずは自分の身近な存在、家族、恋人、仲間を守って、そしてそこから少し離れた所を、そしてまたそこに余力や心のタイミングがあれば少し手を伸ばそう。


僕も頑張ります。


またもやふとん大作戦燃えてきました。






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iPhoneからの想い。