いざいかん! | 10-FEET TAKUMAオフィシャルブログ Powered by Ameba

いざいかん!

陸前高田の空には鳥達が何事も無かったかの様にただただずっと弧を描き、健気に飛び続けてました。

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水戸、盛岡、大船渡、陸前高田、奥州市水沢、仙台、いわき、郡山、宮古、東日本大震災で被災した街に唄と物資と想いを届けに行きました。みんな気丈でした。現地の人々は僕達に精一杯の元気を見せてくれました。

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2010年の日本の男女平均寿命83歳、約3万日だといいます。人が平穏に過ごす日々の中で「一日一日を悔いの無い様に生きる」というのはとても難しい。

生涯の中で「今日は身体も、心の中も、自分の為に、誰かの為に、精一杯全力で臨み、妥協も無く、無駄も無く、負けず、諦めず、熱く、身を焦がす様に一日を生き抜いた。」と思える日はどれだけあるのだろう。

働き、家族を愛し、仲間を大切にし、礼を尽くし、なるべく人に会いに行ったり、やるべき事を後回しにせず。優しく、強く、自他共への慈愛、ユーモアと気遣い、我慢、純粋でいる事。

全てをずっと貫いているのは本当に難しいです。

それが出来ている人に遭遇すると心の中で「う~ん」って唸っちゃいます。

毎夜「明日」という白紙の未来に一日分の願いを架けて布団の中に入り、鼻から「すーん」とその日の出来事を息と一緒に吐き出して目を閉じる。なんとなく気になっている事を閉じた目の中で馳せながら眠りについてゆく。

きっと今日もなんだろうなぁ。


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「一日を全力で生き抜く」




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それが日常ではいろんな慣れや余裕や小さな疲労や雑念が邪魔してなかなか出来ない。

でも誰かの結婚式であったり、誰かのめでたき日を祝おうとした時や、大切なものとの別れの後なんかにふと心の奥に繊細で深い感性が突然現れる事があります。



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そんな時、心の中には何故か大きな温もりが生まれ、その心身を焦がす程に一日を精一杯生きぬく悟りの様なものを一時的に得る事があるんです。


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人は普段「生きよう」なんてわざわざ思わない。当然のように日々はいつも目の前に佇んでいるから。まず生きてる事が大前提になってるからわざわざ意識したりはしない。

でもそこに使命であったり、大切な人への想いがあれば、誰かの太陽や月の様な一言があれば、人は不思議と頑張れるもんや。






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自分だけで精一杯生きるというのは割と難しい。










そして人は、より傷つかない為に心を退化させ、幸せを得ようとする余り新しいモノやなかなか手に入らないモノにばかり目が向き、前例のあるモノを見下したり「ああ、それね」と目が少しずつツリ上がっていくような呟きを心の中で何度もこぼす様になる。しまいには自分以外の誰かの言葉や経験も無意識のうちに自分の中の前例として記憶に根を張らせ、さらに純度の高い「未知」を求めてゆく。人の幸せはそんなロジカルなモノでは無い筈なのに。。

初めての経験は減り続け、探す旅に出てかき集めて、自分の統計学から身近な未知にもある程度の予想をつけて心のときめきを少しずつ失ってゆく。

そしてそこに生まれる慣れと心の免疫によって小さな妥協を許し、いつの間にか小さな後悔をも省きだす。

そうして人は恥じらいを無くし、心の響かせ方を忘れてしまう。純粋さを失ってゆくんだ。

でもそんなしょうもない場所で負けちゃいけない!そんなとこで「どうせ、、」とか言ってスネて性格がどんどん悪くなってゆくのはベタだ。幸せの可能性を捨てるな!


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そんな時は呑むんだ!騒ぐんだ!「わーお!」とか言ってスケベキャラになるんだ!お笑いを見るのもよし、ライヴなんか最高や!面白い友達に会いに行くのもいいぞ!調子がいいヤツのバイブスは感染するからな♪買い物もよし、家族や愛犬と戯れたり、恋人と戯れたり。湿ったモノを吐き出すんだ!


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調子がいいヤツのバイブスは感染するからな♪買い物もよし、家族や愛犬と戯れたり、恋人と戯れたり。湿ったモノを吐き出すんだ!


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どんなに心がひん曲がってもいつでも人は心の持ち方一つで変われる筈だ。どんな事があっても純粋さの全部は消えない、きっとどこかにその原石は残り続ける

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だからやっぱり純粋であろうとする人、最初からずっと恥じらいと優しさを無くさない純粋な人。どっちも本当の純粋さだと信じて生きてゆく勇気を持たなきゃダメだ。


$10-FEET TAKUMAオフィシャルブログ Powered by Ameba(TILI TILI from 大船渡&陸前高田)


そんな類いの大切なモノを、被災地の仲間達はたくさん持っている様に僕は感じました。

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そしてそこには確固たる生きる理由や決意にも似た、生きて行こうとする力を感じたんです。



誰かの一言や守るモノ、大切な存在が無ければ人はなかなか上手く「一生懸命」に日々を生きれないが、誰もがその力と悟りの可能性を持ってる筈だし。そう信じて生きて行きたい。


ライヴ会場や色んな場所で、深く暖かく愉快な被災地の人達のもてなしの中、下らない冗談や唄や熱い会話や優しげな沈黙などを介して目に見えない大切なお土産をたくさん貰いました。


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僕達が色んなモノを届けに行った筈なのに、尊い意思や想いを受け取りに行く旅になったわけです。



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あ~ライヴしたい。粉々になるライヴ。嗚呼、、

いろんな事ボッコボコにブッ飛ばしたい。嗚呼、、

酒呑みたい。嗚呼、、




ではまたいつの日か


追伸。

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大船渡の市民ホールで子供達と遊び、その中の小さな女の子一人と仲良くなりました。その子は俺がなんか変な動きとかしてギャグを放つ度に「キモ~(笑)」と言ってケタケタ笑って走り回って喜んでました。すっごい可愛い子やったんですが一つだけ問題があって、、ずっとうんこ漏らしたままだったんです。。。









俺が

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