他者の命に対してもそうですが、一方で自分の命に対しても「え?そんなことで?」と思うことがあります。
最近では某女流漫画家、そして昨年は市川猿之助一家。後者の事情は正直よくわかりませんが、猿之助のスキャンダルが公に出るということで一家三人無理心中というのがどうも理解できません。
漫画家の問題のほうは、脚本家に非難が集まっていますが、でもこれは脚本家にとっては納得のいかない部分はあろうかと思います。
原作者と脚本家の軋轢はあったと過去のことが蒸し返されていますが、逆に言うとそれがドラマ制作の暗黙の了解だったとすれば、確かに悪いのは約束を守らなかったテレビ局ですが、それがまさか「死」の抗議だとは想定外だったことは間違いありません。
思い込んだ人の心理は私はまだわかりません。しかし自他の命を軽視するような言動が出てくるようでは危ない気がしますが、一方でそれを使って自分の正当性を主張するのは卑怯だと言えるでしょう。