審理委員の経験を話す元”出世”幹部のとんでもない勘違い:排斥・忌避には疑問を持たなかったようだ | エホバの廃証人:ユダヤ教の異端・ものみの塔鬼畜統治体&嘘つき腐臭幹部日本支部関連+諸事イッチョカミ

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「無価値な目撃証人」とは箴言19:28(新世界訳)で「どうしようもない証人」と訳されているWorthless Witnessの字義訳です。
ものみの塔日本支部広報の体罰に関する回答は彼らがそういうものであることを自ら示しました。
主にものみの塔関連ですが、そのほかいろいろ。

審理委員になったときの経験を話す元長老。本来あるべき審理委員の姿とはかけ離れた姿で、こう言う勘違い審理委員が多くの人に生涯残る心の傷を与えたのです。メディアで堂々と語っている以上批判はまぬかれません。

 

ある審理委員会で、婚外交渉をしたと内部告発された30代男性と20代女性の信者を裁いた。長老に配布されている教本を元に、性交渉をした時期、場所、方法、頻度を詳細に尋ねた。質問は、身体を触り合った際の体勢などにも及んだ。弁解を重ねる二人を「悪魔の誘惑に負けた信者」と思い、冷たい視線を浴びせかけた。

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田中弁護士を中心とする被害弁護団と性加害問題を訴えたアーカイブ団体とは別グループです。そしてアーカイブ団体への陳情では審理委員会でのセクハラ質問が取り上げられました。

 

よ~~~~~~くよくよくよくよく考えてくださいね。まあよく考えなくてもわかりますが。

そのセクハラ質問をこの元”出世”幹部は実際に行ったのです。つまり生涯にわたる傷を負わせるような質問をしたのは、まさにこの人なのです!!

 

ここで取り上げなければならないのは「教本を元に」の部分です。これは責任転嫁です「元に」という以上「性交渉をした時期、場所、方法、頻度を詳細に尋ねた。質問は、身体を触り合った際の体勢などにも及んだ。」のは審理委員のさじ加減一つなのです。はっきり言って「元になる」長老の教科書になんて書いてあるかを紹介しなければ、説得力に欠けるのです。

 

さらに「弁解を重ねる二人」を「悪魔の誘惑に負けた信者」とこの元”出世”幹部が思い、冷たい視線を浴びせかけた。

 

さて審理委員会の目的は「悔い改めさせること」であり、排斥の処断を下すまでは「兄弟」と扱わねばなりません。しかしすでに二人の言葉を「弁解」と受け止め、一向に情状を示さず、「悪魔の誘惑に負けた」と思った以上、審理対象者を悔い改めさせる思いが入る余地はなかったことになるのです。もはや罪を知った時点で、被疑者を「サタン」だと決めつけたのはこの人自身なのです。これが大いなる勘違いなのです。審理委員になってはいけない人だったのです。

 

エリート意識にとらわれている人が他の人間を見下すことはありがちなことですが、これに関しては彼に特権を与えた人たちの任命責任が問われるべきでしょう。まさか「エホバが任命した」とでもいうのでしょうかね。任命者たちに見る目がなかっただけですが、でもそれはこの元”出世”幹部が相当組織崇拝を推奨した結果で、凡人では見抜けないでしょう。(多分見抜いた長老もいたと思われますが、強く推奨した人の立場が上ならばかき消されます。)

 

審理委員は少なくともほかに二人の審理委員がいますが、この人の押しの強さに圧倒され何も言えなかった可能性もあります。元1世長老の六積さんは、この元”出世”幹部とは会衆も時代も異なりますが、自身がかかわった審理委員会で審理対象者を「この人を排斥にしてもいいのかな」という疑問を持ちながらも他の長老団の決定に従ったと述べていました。ですから上記の審理委員会のほかの長老が元”出世”幹部の勢いに圧倒され何も言えず、牛耳られこともあり得ます。つまり審理対象者を他の2人も「サタンだ」とみなしていたかどうかは証言を聞かないとわかりません。そうは思っていなかったかもしれないのです。

 

この可罰精神は仲間のM長老削除に動いた時の様子でもわかるのです。そして思い通りにならなかったので怒鳴りつけ、それで聴聞会が開かれ、そこで司会者に反抗的になり、排斥になりました。1:8の集まりで相手8人全員が排斥に同調するなんて今までの積み重ねが相当なものだったいうことになりますが、それを「不当だ」というのはどう考えても納得のいくものではありません。むしろ独裁者の資質です。

 

実際この元”出世”幹部はそうまでした理由は、引用した記事の記者が書いている通りでしょう。「そうして教団内で着実に地位を高めてきた。」とあります。つまり組織内での出世のために多くの人の心を踏みつけていったと記者はみなしているのです。

 

また可罰精神は、周囲のあらゆる人への憎悪、罵詈雑言で広がっています。母親への読むに堪えぬ罵詈雑言は可罰精神があるからです。

 

元”出世”幹部を排斥にしたのはこの8人の長老ですが、田中弁護士はその8人の判断を不当だと言ったも同然で、それは無理があるというものです。8人の長老の思惑を知らないのに速断を下すべきではないでしょう。これは軽率です。

 

ちなみにエホバの証人の審理委員会の審理委員は審理対象者に対し、審理委員会開催時点ではサタンであるという認識は持っていません。だからこそ最初に祈りがささげられ、その時点では「〇〇兄弟(姉妹)」というからです。そして審理の中で審理委員は、審理対象者の過去の善行や、罪に至った経緯などや境遇やその人の置かれた状況などを詳しく聞き、考慮し、犯した罪への悔い改めをするように優しく導きます。

 

「いやいや私の審理委員は決してそうではなかった」という人もいるでしょうが、それは審理委員が元”出世”幹部のような人だったからです。

 

しかしこうした彼の告白を知れば知るほど、彼が長老時代に「既婚長老が独身女性に親密なメールのやり取りをしていた」という情報を手に入れれば1000%長老削除に動いていたでしょうし、どんな言い訳も「弁解」と捉え、それに反抗したらその時点で排斥にしていただろう可能性は、合理的に考えて、すこぶる高いですね。

 

さらに注目すべきことですがこの元”出世”幹部は、審理委員会での排斥処分及び忌避扱いにもともと疑問を持っていたわけではなかったのです。だからこそ自身が関わる審理委員会では手厳しい質問をし、サタンの誘惑に負けたものには排斥、忌避は当然の処分だと思っていたのですもし排斥=忌避という取り決めそのものに疑問があればできるだけ穏便に済まそうと思うからです。

 

さらに記事を書いた記者の言葉通りであるとするならば、そういう経験で出世できたのですから、審理委員会は自分の出世のためのものであり、M長老への訴えも自身の出世のための経歴を積むことがそもそもの動機だったのかもしれません。いかに自分が聖書の原則に潔癖であるかをアピールする場だと解釈していたかもしれません。だから「組織をただす」という言葉が出るのです。