正夢とかデジャブとか、まあいろいろあるのですが、実はわたくし、十代後半のころから時々予知夢を視ます。
二十代が最も頻繁でした。と言っても年に数回ぐらいなのですけどね。
私の見る予知夢は「瞬間」なのです。
例えば皆でわいわい集まっているときに、ある瞬間、「この光景は以前に見たことがある。」というものです。
その瞬間はなんというか、全体がセピア色になるのです。そして皆の声が遠くに聞こえるのです。うまく言えないのですが真空状態になるのです。
こういうことを書くと「そういうのは以前に見た記憶がよみがえるのだ。皆でわいわい集まるなんてしょっちゅうあるじゃないか」という反論もあるでしょう。
ところが例えばその時の話題や、それぞれに位置関係、またテーブルの上に並べられたものなどが「これは…」と思いますし、以前に見た記憶がよみがえるならば全体がセピア色になることはないでしょう。
これは一度だけですが、とても現実的な夢を見て、目が覚めたときに「この光景は予知夢かもしれないので覚えておこう」と思ったことがあります。そしてその光景が実現したのです。
別に大きな事件や天災など事前に見ることはありません。生活の中の何でもないヒトコマを見るのです。
しかしながら何か事件が起こったときに、それについてみんなが意見を言う場面がありますね。もし以前の記憶がよみがえっているだけならば、あったばかりの事件について皆で話し合うということはないはずです。ところが先ほど「瞬間」と書きましたが、時には数秒続くことがあります。そんなときは「次にあいつはこのことを言うだろう」と予測していると、夢で見た全く同じ口調で同じセリフを言うこともあるのです。
何かの役に立つことは全くありません。もし役に立つならば株で大儲けできるでしょうが、その方面は皆無です(笑)
年を取るにつれてそういうことはなくなってきたのですが、最近そういう瞬間があったので書いてみました。