体罰やそのほかの問題でメディアに追及されたときに、ものみの塔広報の回答は世界本部に相談するというものでした。
その結果ものみの塔日本支部広報は嘘を訂正することはありません。
相談する相手が、今はキリストの犠牲の価値を正しく理解していない陳腐な頭脳を持ったスティーブンレットのいる統治体では正しい道筋を得られるはずはありません。
エホバの証人は集会や大会そして日々の生活をしている中で「個人研究」を何度も言われます。
乳井健司がすべき個人研究は問題が生じたころの協会の発行した出版物の精査でした。それを個人研究というのです。
歴史学者は過去を調べるためには今の常識で見解を出すことはしません。そんなことは馬鹿でもしません。例えが太平洋戦争がなぜ起こったのかを分析、研究するためには、生存者の証言や大本営の内部資料や発表文などの文献を分析します。それが研究というものです。
ですから乳井健司のするべき研究は、執務室に閉じこもって信者をどのように言いくるめるかを考えるのではなく、1960~からの出版物と当時の親や子に対して聞き取り調査をすることです。なんといっても被害を訴えているのはその当時の教育を受けた子供たちなのですから。
乳井健司自身とその妻がたとえ体罰を受けずに育ち、周囲がそうであっても被害は全国規模に及んでいるのです。自分たちの周囲だけを見て判断するのは視野狭窄そのものです。
今べテルにいる多くは2世でしょう。では彼らに聞き取り調査をしたのでしょうか。そもそも乳井健司はその目で、その耳で体罰をされた現場を目撃したことはないのでしょうか。
今の統治体に相談するというのは、今の日本人の常識で太平洋戦争に対してコメントをするようなものです。今の日本は軍国教育どころか愛国教育すらしません。では今の日本人で「太平洋戦争当時も大本営は軍国教育などしなかった。」という人間がもし東大卒という学歴を持っているとすれば、すでに若年性認知症が始まっていると思うでしょう。
確かに今日本支部は子供に体罰教育を推奨していません。だからと言って50年前に行っていた体罰教育を否定するのは、今の日本人が「戦前は軍国教育などなかった」というくらいのバカなのです。
乳井健司のみならず支部委員5人衆がするべき個人研究は過去の出版物の研究です。それをしないで個人研究を信者に勧めるのは個人研究の意味を理解していないことになるのです。それともそろいもそろって全員が若年性認知症を発症しているかです。そういう人間が組織のトップにいると組織は崩壊します。
想像を絶する愚かさです。