まあ順当ですね。
テレ朝では「モーニングショー」その後の「大下容子」でもイタリアがいかにも強敵であるかのような伝え方をしていましたが、実況放送をする曲だけに視聴率を稼ぎたいがための危機感煽りだと思っていました。試合終了後中居正広が「解説者がみんな危機感を煽っていた」と言いましたが、同じ気持ちでした。
・大谷のバント
「そこまでやるか」と驚きましたが、これでナインは本気になったでしょうね。勝つためになりふり構わず、チームのために自分を犠牲にする必死の姿が村上、岡本を奮起させました。仮に大谷がこの打席でホームランを打ったとしても不振を極めていたこの二人は自我の差を見せつけらるだけで気負っていたことでしょう。このバントが猛攻の呼び水になりました。大谷は監督になっても選手を鼓舞できる名監督になるでしょう。
・投手大谷。
オールスター戦かと思われるほどの初回から全力投球でした。80球の球数制限ですが、大谷の中ではそこまで投げるつもりはなかったでしょう。実際3回までの大谷は無双でした。ただ4回やや球威が落ち狙い撃ちされました。吉田への大飛球は吉田の守備に救われた感じで、この回で交代だと思いました。5回まで投げさせたのは栗山監督の継投ミスです。明らかに球が浮き制御できなかったからです。死球を与えるだなんて考えられないの交代させなかったのですからね。エンゼルスの監督はひやひや見ていたことでしょう。
・ダルビッシュ
韓国戦に続いて本調子ではありませんでした、変化球の切れもコントロールも悪かったです。アナウンサーはやたら持ち上げていましたが、はっきり言って悪かったですね。守備に救われましたが大量失点の可能性すらありました。2回投げさせたのは天さも空いていたからでしょう。しかし1回で降板させるべきでした。ただ日本最後の登板ということで栗山監督の恩情で投げさせたのでしょう。
・杉永
素晴らしい出来でした。コントロールも球威もあり左腕だけに相手の左打者は撃てないレベルです。3回までの大谷に次ぐレベルです。ダルビッシュよりも良かったです。
・大勢
球威はありましたがコントロールが悪かったですが、これは審判のばらついた判定のせいもあるでしょう。低めを取らなかったり、そうでなかったり。これではコントロールも乱れます。
・村上
江川も言っていましたが、55本からピタリと止まった状況と同じでした。5番に下がったので気持ちのゆとりも出たのでしょうね。大谷のバントも「大きいのを狙わなくてもチームの勝利に貢献する」という模範を見たので目が覚めたのでしょう。スウィングが大振りになり、ファーストストライクを見逃す消極的な打席が続いていましたからね。日本最終戦であたりが出てきたことがアメリカでの活躍が期待できます。東京ドームでの試合だったので、声援も負担になっていたことでしょう。アメリカでは適度な応援になるので呪縛から解放されることでしょうね。
・古田の解説
大きな当たりの時に笑うのがうざいですね。如何にも専門家のような様子が前面に出ていました。またヒットの時には居酒屋のおやじみたいに声を出したり、GO!GO!と言ったり、やかましかったですね。