「神権的戦術を用いなさい」と言って、世の人に対しては嘘を吐くことも許されるというものみの塔の出版物は、神の前で正しい良心を抱く感覚を鈍らせます。
ギレアデ宣教学校を出て、宣教師として働いた乳井健司はさぞかし立派な良心を持っているかと思いきや、広報=つまり日本のエホバの証人の”舌”が世の人を欺くためにはバレる嘘まで吐くという愚かな行為を許しました。
(ローリングストーンズより)
ものみの塔の出版物を読んで良心が麻痺したのです。ですから平気でウソを吐くのです。
彼らの「いいえははい」を意味するまで堕落しました。
体罰教育は日本のエホバの証人では普遍的でした。だからこそせっかん死事件も生じたのです。
ところで藤子不二雄の漫画で「エスパー魔美」というのがあるのですが、その中のエピソードで「ウソに嘘を重ねることの愚かさ」を表すものとして「かまいたちを見た」という嘘を広めるとみんながそれに同調し、取り返しのつかなくなっていく様子を「キージェ中尉」の物語から説明するものがありました。
「キージェ中尉」とは誰でしょうか。
ものみの塔の広報は「体罰教育や学校行事不参加強制などなかった」ということによっていわば「キージェ中尉を死んだもの」としようと画策したのです。このあまりにも愚かな対応は、丁度帝政ロシアが腐敗していたように、ものみの塔海老名ベテルが腐敗していることを表していると言っていいでしょう。そこには聖書によって訓練された良心など持ち合わせていない人間が中枢部分を構成しているのです。
こうしてみると、漫画にも良書はあり、宗教組織の出版物にも悪書があるということで、ものみの塔研究記事よりも漫画の方がまともな良心を培うことができる場合もあるということになりますね。神権的戦術を使いましょうなどというものみの塔誌は、クリスチャンにとっては有害図書に指定されてもいいですね。
私自身は自分が罪を犯したときには自ら告白しました。特権よりも良心の清さを求めたからです。「組織のため」とは言いながらも、結局はその組織内で養われている以上、自分のために彼らは嘘を吐き続けるのです。