橋田さんが、元妻のインタビューを見ながら「そこまでするか」と怒っていましたが、冷静に見て教団に「そこまでさせた」のは阿部克臣弁護士を中心とする霊感弁護団であり、男女7人、特に共産党ズブズブ三羽烏であり、「ミヤネ屋」を中心とするメディアです。橋田さんは彼らに体よく利用されたのです。
元妻のインタビュー内容は大体私が予想していたものでした。橋田さんが容易に激高する様子を見ていて、やはりそうだったんだなということです。
私が橋田さんの弁護側に回るとするならば、まず激高しやすい橋田さんの様子を見て、何を言い出すかわからないので、下手をすると霊感弁護団側の足を引っ張りかねないと見立てます。もし橋田さんの言葉が橋田さんの事実とは異なる作為であるならば橋田さんを使えないと思います。そこで双方承諾の上で録音をとるように勧めます。アポなし訪問という表面的なことを取り上げるのではなく、その中で相手が何を言うかを見極め、それにどう対処するかを話し合うように作戦を練ります。
ところが阿部克臣弁護士はじめ霊感弁護団、そして記者会見で長々と質問したTBSの村瀬キャスターや朝日新聞記者、予算委員会での左翼系国会議員などは、橋田さんの「怒り」を武器にしようとしたのです。その怒り狂う姿を見せて世論を味方につけようとしました。下の下策です。そんな策しか思いつかないからこれまでも統一家庭連合を追い詰めることができなかったのです。
ひょっとしたら橋田さんの怒り狂う姿を見せることで「追い詰めた」と思っているならば、もはや法的精神など持っていないといっていいでしょう。知恵が足りなさすぎます。あまりにも稚拙です。
勅使河原本部長が元妻のインタビューを紹介したことで「プライバシーの侵害だ」とかいう人が大勢いますが、いったい誰が誰のプライバシーを侵害したのでしょうか。教団が元妻のプライバシーを侵害したのでしょうか。これはないですね。侵害されたのが元妻なら彼女が被害者になりますが、元妻はインタビューに答えています。教団がプライバシーを暴露したのではなく、彼女が自分の家庭の事情を説明したのです。
教団もしくは元妻が橋田さんのプライバシーを侵害したというのであるならば、そもそも橋田さん自身が「報道特集」や「ミヤネ屋」で自らプライバシーを暴露し、その中で元妻に対する誹謗中傷を行ったことを、宮根誠司も村瀬も、山際大臣並みに忘れているのです。宮根も村瀬も1週間くらい前のことなのに忘却するだなんて山際大臣を批判するなんておこがましいですね。相当記憶力が貧弱です。番組MCをこなすことなんかできないくらいほどの記憶力です。
橋田さん自身が田んぼの売却、息子の恨みの言葉、元妻の献金のあらまし、一週間分のカレーを作って韓国に出かけたなどの教団への没頭ぶり、そして息子の自死などを暴露したのです。そしてそれは元妻が狂信的信者であり、気が狂ったかのように話していましたのでその時点で、橋田さんが元妻の名誉棄損になるのではないかとすら思えます。ですから元妻には抗弁する権利がありますし、橋田さんの主張が正確かどうかを元妻の言葉と照らし合わせて確かめるのはプライバシーの侵害とはみなされないでしょう。したがってこのことをプライバシーの侵害と報じるメディアは全員あほです。
10月21日の「ミヤネ屋」では、前日に行われた6度目の記者会見を見ている橋田さんの様子が放映されました。その時の様子はと言えば、勅使河原本部長が「橋田さんは訪問を断られました。」というと橋田さんは「ね、断っているでしょう」とスタッフに言います。ところがその後に、勅使河原本部長が、「私としては滅多に高知に行く機会がない」というとその瞬間に、橋田さんは「ウソだ」と言います。諸般の事情を鑑みて勅使河原本部長は今めちゃくちゃ忙しい状況だということは推察できます。それを「このウソ言うな」と即反応した橋田さんは感情的になっています。
さらに勅使河原本部長は「私としてはとにかくあって事情やお話を伺わないといけないと思っていました」というと橋田さんは「ウソ」と言います。普通に見ていて勅使河原本部長のその思いは真実でしょう。だからアポなし訪問をしたのです。なぜこの言葉に対して「ウソ」というのかわかりません。勅使河原本部長が嘘を言っていたならアポなし訪問はなかったのです。「マスコミに出ないでほしいと言ったのは本当か」という記者からの質問に対して勅使河原本部長が「言ってません。そういう思いは私にはありません。」というと橋田さんは「このウソ。これ平気でウソが言えるのよね、彼は」と言いました。個人的には「メディアに出て事実ではないことは言わないでください。」というくらいのことは言ったのではないかとは思います。いずれにせよ、この言葉は双方のニュアンスに差が出ているのでしょう。
ただ勅使河原本部長は自分の落ち度は認めていますが、橋田さんはなにもかも全否定しているので、どちらの言い分が信用できるかというと勅使河原本部長です。このあたりが部分否定思考による譲歩の精神の強みなのです。
そのあと元妻の映像が画面に出ると、橋田さんは突如身を乗り出して見入りました。その時に「最初は違う人物だと思いました。化粧してるからね。普段は化粧しない」と言いました。これって結構侮辱的な発言です。マスクで顔の半分は見えませんし、目元だけでした。厚化粧でもなかったです。せいぜい眉墨を塗ったくらいでしょう。それでわからないというのであれば、元妻は眉毛はないということを暴露したようなものです。
ただ元妻が「入信前から毎日ケンカはしていた。入信してからケンカはしなくなった。田んぼは私が親から相続したもので息子の提案で売った。」と言います。橋田さんは「彼女の言うことは嘘、ここまでやる?家族を」と言います。元妻は引き続き「長男は教団を恨んでいなかった。別の恨み言は書いていた。」と言います。橋田さんはここでまた激高し「教団に電話して!彼らの言うことは嘘八百」と言います。
「ミヤネ屋」では元妻のインタビューは編集されていましたが、統一家庭連合のHPを見ると、元妻はインタビューの中で橋田さんがお酒を飲むと手が付けられなく、だれも近づけなかったことや子供に対する気遣いがなかったことに触れましたので、「別の恨み言」とはそのあたりのことではないかとすら思えます。橋田さんの「酒乱」は長男の感情を推し量るには必要な情報です。橋田さんは「長男は教団に恨みがあって自死した。」と言っているからです。
また元妻は「一週間も韓国に行かなかった。一週間分のカレーなんかどうやって作る?アメリカには行った。」と言っていました。アメリカでの統一家庭連合は宗教というよりも事業中心ですし、単にアメリカ観光をしたかっただけかもしれません。このあたりは詳しいことはわかりませんが、とにかく橋田さんの言葉には真実性が乏しく信頼できないということになります。
橋田さんは「そこまでウソを言うのかと。ここまで橋田家をつぶして、教団は生き延びようとしている」といっていますが、元妻が入信する前にケンカは絶えなかったようですので、妻が入信しなかったとしてもいずれは離婚していたかもしれません。酒乱のせいで子供たちが恐怖を感じていたのであれば、それも親子関係の破たんを示すものです。
またすでに離婚しているので橋田家は潰れているのではないのでしょうか。ただ同じ敷地に住み、「報道特集」によれば、食事は妻が作っているということですので離婚しても絶縁ではないようです。橋田さんが潰してほしくない橋田家とは何なのかがよくわかりません。橋田さんがこのインタビューを見て激怒したのは、元妻を利用したことそのものなのか、それとも元妻によって自分の主張の正当性が揺らぐことが理由なのか、どちらでしょう。後者ならば橋田さんの怒りは教団を利するものとなるのであり、霊感弁護団やメディアにとって不利になります。
私から見ると霊感弁護団とメディアが橋田さんが怒りに任せて荒れ狂うのをあおった結果、橋田さんの主張の根拠のなさがわかったとすれば、橋田さんがつぶれた場合、つぶしたのは紛れもなく霊感弁護団とメディアのように移ります。
宮根誠司は、家庭内の事情を話したこの元妻のインタビューを流したことは、プライバシーの侵害にならないのかと、島田さくら弁護士に振りました。島田弁護士は元妻が許可しているのならばならないと思うし、家庭内の問題に関しても行き違いがある案らば双方の意見を聞くのは良いと思うと言いました。宮根誠司は今まで橋田さんが散々家庭内の内情を暴露していることには知力は働かないようでした。宮根は元妻のインタビューの実況中継に時にそれを放送せずに、自分たちにとって都合の良いように編集していることの言い訳をしていました。
しかし島田弁護士は「教団のコントロール下にあるしているのならば割り引いて聞かなければならない」ということに注意喚起しましたが、それを言うなら橋田さんも霊感弁護団やマスメディアのコントロール下にあり、この夫婦がいわば代理戦争のようになっているのです。しかし先に仕掛けたのは霊感弁護団そして「報道特集」などのメディアの方です。
こういう霊感弁護団が使った方法はエホバの証人の長老もしばしば使う手でJW流といえるでしょう。
