期待していた「舞い上がれ!」ですが、第3話までで視聴中止。ひとえに高橋克典、永作博美の中心人物がそろいもそろって関東出身で、関西弁のイントネーションが正確に伝わらないからです。兄の子役もキモい関西弁でした。おそらく関東出身なのでしょう。端役には関西人も起用していますが、あくまでも端役でしかないのです。中心登場人物は関東人です。福原遥はまだ登場していませんが、方言指導役が機能していないので似たようなものでしょう。
長濱ねるの五島弁が話題になるように、ドラマではその地方の放言に通じた人が演じるのが王道です。それがNHKは判っていません。これは「ちむどん」の失敗を反省しない会長が視聴者を軽視しているからでしょう。
NHK大阪制作なのにどうしてこうも関東人を起用するのでしょうか。しかも大阪弁のイントネーションがボロボロな人をです。どうしてそれで平気なのでしょうか。NHKは本当に大阪蔑視としか思えません。私は関東人が関東弁を話すのはむしろ粋でいいなと思うのですが、どうもNHKでは関東人に関西弁を話させる番組が多いですね。
「おちょやん」では関東出身の杉咲花が見事に関西のイントネーションで話していました。ただ脚本が大阪蔑視でした。しかし「舞い上がれ!」では脚本うんぬんよりもとにかく耳障りなのです。
バラエティーでは全国放送でも吉本芸人を多用するのに、どうして朝ドラでは関西人を起用しないのか不思議でなりません。NHKではバカな番組では関西人、まともなドラマでは関東人というすみわけをしているのでしょうかね。
「芋たこなんきん」では藤山直美と國村隼が大阪出身でその掛け合いが自然だっただけに、「舞いあがれ!」は最悪です。横山裕は大阪出身なのですがそれまで待つ気もないですね。
BSでは「本日も晴天なり」をしていますが、これは第1話で兄に召集令状がくるのにまったく家族に悲惨さが全くなく、非現実的でしたので見るのをやめました。