テレビでは「なぜ安倍元首相を狙ったのか」という声が各識者が唱えます。中には「拡大自殺だ」と頓珍漢なことを言う人もいます。あまりにも思考が浅薄過ぎます。
山上徹也が安倍元首相を殺害する決意をしたのは、UPF(天宙平和連合)に対するビデオメッセージを見た時だそうです。その中では安倍元首相はこの団体を称賛していました。
山上は当初は教祖を狙ったそうです。しかしうまくいきませんでした。爆弾も作っていたようですので建物の破壊も考えていたかもしれません。
しかし教祖を殺害しても跡を継ぐ者が出てくるでしょうし、教会を爆破しても、政治権力が旧統一教会を支援する限り再建もするでしょう。従って政治権力の関与を断たない限りこの教団を潰すことはできないと思ったのかもしれません。山上徹也は一人で本気で潰すつもりだったのでしょう。
さらにこの教団は信者に対する攻撃は「サタンのせいだ」というのでますます彼らは信仰を強めたかもしれません。信者でない安倍元首相を殺害すれば「教団へのサタンの攻撃だ」という主張は著しく根拠を薄めます。
しかも今なお政界で大きな力と影響力を持ち、安倍元首相を支えようとする人は多いのです。であればその安倍元首相を殺害すれば、国民の批判の目は旧統一教会に向けられるのです。現にそうなっています。単に教団の建物を爆破したり、教祖を殺害するだけでは、同情を集めることすらあるかもしれません。
そこまで考えたかどうかはわかりませんが、これは本人に確認したいことです。
ものみの塔を潰したいと思っている多くの元エホバの証人ならば、彼に理解を示すことでしょう。政治には関心のない元エホバの証人でもカルト宗教への恨みは深いからです。ものみの塔日本支部は悠長にしている場合ではないのです。なすべき改善は早急にするべきです。統治体の走狗になることを辞めることから始めるべきです。