3月13日の「報道プライム」。
先日安倍晋三がこの番組で「核シェアリングの議論をすることをタブー視してはならない。」と言ったことに対し、立憲民主党の渡辺周は「安倍さんや高市さんは見直しありき、非核三原則撤廃ありきで議論をしようとしているが、そういうことはすべきではない。」と発言しました。
国政のことを真剣に考えているとは到底思えない発言ですし、そもそも民主国家における「議論」の存在意義を全く理解できていません。
国政における議論は双方の立場にいるものが、本当に持論が正しいと思う理由を戦わせるものです。つまり「見直しありき」と本気で信じる人と、そうでないと思う人が話し合い、それを国民は見聞きする必要があるのです。それを理解していません。これほどバカな意見はありません。
もし安倍や高市が「見直しありき」という立場ではなく単なるゲーム感覚で持論を展開する方がふざけています。
アメリカが北朝鮮に対して強気に出れなくなったのは北朝鮮が核とICBMを持つようになったからです。抑止力としてのアメリカの核の傘下にいて果たして日本を防衛するときに本当にそれは意味を成すのかどうかわかりません。
アメリカだって中国と事を構えたくないでしょうから、米中の二大国が密約でも交わすことも有り得ます。実際戦時における密約などイギリスが中近東で矛盾する条約を結んだことからわかるように普通にあり得るのです。
ですから核シェアリングをするのではなく、その議論をするべきだというのは別におかしいことにはなりません。
渡辺は「それでもウクライナ侵攻を見て見直す必要があるとは思っている。」と言いました。それでもその見直しの中に核シェアリングは入っていないようです。
桜井よしこは「非核三原則は実はウクライナが独立するときに掲げたものであることは知っておくべきだ。」と言い、その後「見直す必要はあるが議論するべきではないという政党は信じない。」とバッサリ切りました。渡辺は「いや議論はします。」と苦し紛れに述べました。
立憲民主党は現状把握ができない夢物語ばかり述べており、彼らはバーチャル国家を目指しています。結果として立憲民主党に浸かっているとみんなバカになる気がします。こんな人間が政権担当時には防衛副大臣をしていたのですから恐ろしいことです。