人類の危機の第一位は隕石の衝突である。ただ、それは何億年の問題なので、それまで人類が繁栄を極めている確率は低い。人類が生まれて500万年とか250万年とか言われている。今の人類の繁栄があと500万年続いても、1億年にはまったく届かない。だから、隕石衝突によって人類が絶滅することを本気で心配する必要は全くないといってよいだろう。

しかし、火山の噴火は数百年単位で起きる。その規模は小 さいものから大きなものまであり、隕石ほど怖がる必要はないだろうが、つまり人類が滅びることまで心配しなくてもいいだろうが、想像を超える社会インフラの崩壊は起こるであろう。

大きな噴火としてすぐに思いつくのは富士山噴火である。今日の朝日新聞にその記事が掲載された。富士山最後の噴火は1707年の宝永噴火である。新幹線から見ると山体の東(右)側の山腹に膨らんだ、きれいな富士山の形をいびつにする盛り上がりがある。これが宝永噴火の痕である。

常識では、火山は山のど真ん中で噴火してあとから見ると噴火口があり、そこからモクモクと煙が出ている。そして時々そこから火山灰やときにはマグマが噴出される。しかし、富士山のような大きな高さのある火山は、そうもいかない。地下から出てきたマグマが3776メートルの山頂付近まで行くのはとてもエネルギーがいる。途中で横道にそれてブブッとマグマを噴出した方が楽である。合理的である。つまり自然である。それどころか、富士山の山体からよりも富士火山帯の途中でマグマを噴出させる方が、可能性として高い。「富士山が、富士山が」などと騒いでいるあいだに、その延長線上のどこかで突然始まるかもしれない。

さて、どこから噴火しても一緒である。ハワイのようなマグマがトロトロと流れ出る噴火ではない。火山弾、火山灰が水蒸気と一緒に吹き上げられる。上空1万mに吹き上げられた大量の火山灰は関東地方へ容赦なく降り注ぐ。朝日新聞は噴火後3時間で首都東京に到着するとしている。その日の天候によるが、通常であればそうであろう。雨が降るか降らないかで多少の違いはあるが影響は甚大である。まず、交通機関。一番影響を受けるのは飛行機。但し、飛行機は逃げられる。逃げられないのが鉄道である。線路の上に3センチほど灰が積もる。しかし、雪国にある設備を使えば何とかなりそうである。次が道路。車はどうか。まあ、滑りにくい由貴が3センチほど積もっていると考えれば大丈夫だろう。しかし、雪のように時間と共にとけて水になって消えるということはない。この処理作業は大変である。おそらく1週間は交通機関は影響を受けるであろう。

しかし、しかしである。このたびのコロナ騒ぎで、ずいぶん学習させてもらった。ちょうど、1~2か月の自粛、休業。これで大丈夫である。

ただ、これは直接の災害対応ではない。たかだか、風て飛んできた火山灰対策なら1~2か月で何とかなるであろうという話である。噴火した近くはもっと大変である。

さらに、さらにである。カルデラ噴火が起これば・・・これがもっともっと、想像を絶する環境破壊が起こるのである。もちろん人命も、おそろしい数の命が、田畑や住居や交通機関、都市全体が、壊滅するのである。それについては、また。カルデラ爆発は、、、うーん、多分数千年単位の出来事ではないか。だから当分発生はしそうにないが・・。